ミスが引き起こした事故
もう10年以上前のことですが、あるビール会社の仕事でミスをした例をお伝えします。
そのビール会社とはとても良い関係を築いていて、仕事も年々増えていました。
そこの研究所の所長さんが当社を気に入ってくれて、グループ会社のグルインの仕事を紹介してくれました。
しかし、そのグルインを実施した夜に担当者から「ミスがあってその所長さんがカンカンになって怒っているので朝一番で謝りに行って欲しい」との連絡が入りました。
事情は良く分かりませんが営業担当者と2人で朝一番にお詫びに伺うと、その所長が真っ赤な顔でエレベータホールに出てきてオフィスにも入れてくれません。
そして、私が「弊社のミスで大変なご迷惑をおかけして申し訳けありませんでした。」と謝ると、
「ああ大変な迷惑だよ。私が貴社のことを信用して紹介したのに、手抜き仕事で私の顔に泥を塗って、この落とし前をどうしてくれるんだ!」と怒鳴られました。
事情を聴くと6人で予定していたグルインに3人しか来なくて「これはどういうことなの??」と問い詰めたら、担当していたリサーチャーが「ああ、3人でも何とかなるから大丈夫ですよ。」と答えたのだそうです。
それでその所長が激怒して「ふざけるな、お前は自分達を素人だと思っているのか!」ということになり、グルインは中止になって、集まっていた大勢の関係者の時間を無駄にしてしまいました。
その所長からは「貴方は社員にどんな教育をしているのか。ミスをしたらまずは謝るべきでしょう。それもしないで大丈夫ですとは無礼にもほどがある、、、」と言われて頭を下げて謝り続けました。
その事故は事前の参加確認を省いていたのが原因でした。
確認不足のミスだと分かり、社員の不適切な対応を思うと、本当に情けない気持ちになりました。
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会社としてもうやり直しもできないので、契約は取り消しになり、かかった費用は当社に請求を回してもらい、ご迷惑をかけたご担当者の5、6人には1人、1人に私がアポを取ってお詫びに伺いました。
それでも信用は取り戻せず、その後このビール会社の仕事は大幅に減少し、そのグループ会社には出入り禁止になりました。
そして、担当のリサーチャーは暫くして退社しました。
ちゃんと事前確認さえしていたら、、事故が起きた時にまずはちゃんと謝れば、、、と思うと残念でなりませんでした。
これはケアレスミスが大きな事故に発展した事例です。
こんな手抜きをしたミスで、大切なお客様の信用を無くすことは決してしないで下さい!
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