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2025年1月20日 (月)

インサイト産業

日本マーケティング・リサーチ協会の「第49回 経営業務実態調査」で、2023年度のリサーチ市場もインターネット調査市場も若干ですが減少傾向があると発表されました。

その原因が正確性を求めない簡易的なリサーチは生成AIで代替しても良い、というリサーチの内製化であれば2024年度、2025年度はより厳しい環境に入ると思います。

11月に開催されたJMRAのアニュアルカンファレンスでは、私達はリサーチ産業ではなくインサイト産業であり、デジタルデータ分析も、経営コンサルも、業界特化型調査レポートも、シンクタンクも自分達の領域なのだという主張がされていました。

インサイト産業を検索すると以下の様な記載がありました。

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インサイト産業の市場規模は、2023年時点で4,499億円と推定されています。これは、従来型調査市場(2,593億円)の1.74倍に相当します。
 
インサイト産業は、消費者のインサイトを提供するためにデータを収集して分析する産業で、従来の市場調査業界から転換しつつあります。
インサイト産業の市場規模は、従来型市場が停滞する一方で、既存調査領域以外のセグメントが2ケタ成長を続けていることが特徴です。
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インターネット調査も含めたリサーチ市場が減少傾向にある中で、今までのリサーチ業務だけでは産業として衰退してしまう。

そして、JMRAの会員企業も年々減少しています。

それだから消費者のインサイトを提供するために、データを収集して分析する機能も取り入れた産業に脱皮することが必要ということでしょう。

JMRAの立場からは当然の対応かもしれませんが、取り込むと言われているデジタルデータ分析、経営コンサル、業界特化型調査レポート、シンクタンクは、リサーチ産業に取り込まれるとは思っていないでしょう。

要は現在リサーチに従事している企業が、インサイト産業と言われている分野の機能を取り入れて、サービス自体をサーベイ中心から変化させることが必要、

というか生き残るための絶対条件だと思って、各社が主体的に自己変革を図ることが求められていると考えるべきなのだと解釈すべきなのでしょう。

少なくとも当社はその様な危機意識を持って事業の再編成を進めます。

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