下期偏重のリサーチ市場
これはリサーチ市場の特徴であり、リサーチ会社の宿命でもあるのですが、市場の動きが極端に下期偏重になってしまいます。
お客様の立場で考えると、企業の事業も大学の研究も、4月~3月の事業年度で計画が進むので、春先に新しい組織や事業や役割が決まり、そこから新年度の事業が始まります。
そのため、1Qとかは新年度の事業や研究をどう進めるかの検討が多く、2Qあたりで具体化し、それを検証するリサーチは夏以降になるということでしょう。
自分がシンクタンクでリサーチャーをやっていた時も、1Qや2Qは客先回りをして案件開拓をしたり、入札の準備をしたりして、夏以降でリサーチを行っていて、4Qは毎週徹夜組も出る位に厳しい働き方をしていました。
官公庁の案件などは3月末は仮納品で良く、実際にはGW以降に監査が入るのでそれまでに最終納品をするような案件も多くありました。
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当社の昨年度の売上を見ると、上期の売上はたった31%で、残りの69%は下期に集中しています。
そして、上期で▲25Mの赤字を出しましたが、下期で+74Mの利益を作って最終は+49Mの営業利益という決算でした。
この事業構造で困るのは、どこの水準に生産体制を合わせれば良いかです。
上期の水準に合わせると下期は回らないし、下期の水準に合わせると益々上期の赤字が大きくなる。
そして、4Qはスタッフの負担が過剰になり残業も過多になるという問題があります。
それは31:69という極端な下期偏重の市場環境による問題です。
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この問題を解決するためにも、固定収益を生むマーケティングツール事業(MyEL、CotoEL、TextVoice)で一定の安定した売上と利益を作り、生産体制の人数を増やし、人件費の固定費を増やしてでも良い決算が出来るように事業構造を変えて行くことだと考えています。
昨年度でもMyELとTextVoiceの売上比率は13%に留まっています。
87%は主事業であり、下期偏重のリサーチ事業で成り立っている会社です。
それをCotoEL等の売上を増やし、売上の30%までこの固定収益事業で作れる様になれば、4Qの過度な負担と残業の問題が解決できると期待しています。
早くアドホック調査だけに頼る事業構造を変えたいと考えていて、CotoELの事業開拓に挑戦して行きます。
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