実態把握の調査1
マーケティングリサーチ(MR)はお客様の意思決定を支援するものだけではありません。
この市場の実態がどうなっているのかを詳細に確認したい、そんなお客様のニーズに対応する役割もあります。
市場の実態や動きが分からないと戦略を考えられませんから、これも重要なMRの役割です。
私もCRC総研の時はこの様な調査も沢山やりました。
最初は文献や日系テレコンでの記事検索で概要を把握して、その後で対象となる企業や個人に郵送アンケートをやり、一定の回答者(10~15件)のアポを取って訪問インタビューをする流れが多かったです。
市場実態把握が目的の調査事例を少しだけ紹介します。
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ある時に某通信会社から「香港の移動体痛凜の利用状況を調べたい」という相談がありました。
その当時はまだ日本に携帯電話がなく、英国ケーブル&ワイヤレス社が提供している香港の移動体通信が進んでいたので、その実態を調べたいというテーマでした。
国内ならいつもの方法で対応できますが、対象が香港だからやり方を工夫することが必要です。
それでこんな調査ならご要望に応えられるだろうという企画を提案して受注にこぎつけました。
まずは香港の調査会社を見つけて、香港企業に対する郵送調査を依頼して、自分達は香港進出の日系企業に日本から調査票を送り、その後に担当者2人でクライアントの担当者2人を連れて香港に行き、現地調査会社との打ち合わせと、日系企業10社ほどのヒアリングを実施しました。
また情報を増やすために香港空港で出国を待っている日本人観光者を捕まえてアンケートを取ることもやりましたが、「日本人の方ですか、私はこういうシンクタンクの者で香港の通信事情を調査してます。すみませんが簡単なアンケートをお願いできませんか、、」と頼むと凄く怪しまれお断りの連続で、2人でまる1日空港で声を掛けまわることになりました。
そんな色々な調査方法を駆使して「香港の移動体通信事情調査」を完遂させて、お客様にはとても喜ばれる調査結果を報告をすることが出来ました。
この30年以上前の調査も、今の某通信会社の携帯電話事業の役立っているんだと思います。
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リサーチは新しい事業や市場を作るのにかかせない存在であり、やったことのないテーマでも創意工夫を凝らせば何とかなる仕事です。
当社はインターネット調査が中心ですが、もっと複合的な調査手法も取り入れることで、仕事の幅を広げるのも良いかもしれません。
その方がお客様のご要望に応えられるし、汗をかく仕事にはなりますが、よりお客様の戦略に貢献できる仕事になると思うんです。
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