ITコンサルの仕事
シンクタンク部門がお取り潰しになって、新設されたITコンサル事業室という部署の部長補佐になりました。自分達の部署とシステム部署から10名ほどが集められて、ITのコンサルをやれと言います。「ITのコンサル?」何をしたら良いか分かりません。親会社から来た室長に聞きました。鉄鋼一筋30年の彼はもっと分かっていませんでした。「まず皆で勉強しよう!」というので、毎日本を読みました。
自分で主体的に取組める仕事がないことは大変に辛いことです。毎日本を読んで、セミナーに出て、9時~5時で帰れるのですが毎日ぐったり疲れます。そしていつも風邪をひいていました。システムを開発したこともない自分が、ITのコンサルをやっても絶対に1流にはなれないなあ。こんなことをやっていたら人生の無駄になるなあ。そんなことを考え始めました。
こういう時には何かの波動が出るのかもしれません。もうこれはもうだめだと感じた頃に2つの出来事がありました。1つはヘッドハンティング会社から某大手シンクタンクのマーケティング課長のお誘いが来たことで、もう1つは社団法人ニュービジネス協議会が「ビジネスプランコンテスト」をやるという日経の記事を見つけたことです。
シンクタンクの話はとんとん拍子に話が進みました。これまでやってきたマーケティングリサーチや産業調査の仕事ですし、会社の都合で断わったクライアントの仕事も是非取ってほしいといいます。これまでの経験とネットワークが活かせますのでやれる自信はありました。銀行系ということで待遇も良く社会的な知名度や信用もありますし、普通に考えたらすごくタイムリーでラッキーなお誘いだったのかもしれません。
でもこの話は3ヶ月も迷った末に断りました。この仕事は好きですしやれる自信もありましたが、社員のほとんどが親会社の銀行員で、会社の雰囲気も銀行そのものという空気に違和感がありました。そして、ここはりっぱな会社で優秀な社員も沢山いましたが、やっぱり大企業の子会社ですから、プロパーで中途採用の自分がどんなに頑張っても主流にはなれない、また同じような空しさを感じる時が来ると思ったら踏み込めませんでした。
面白い話でこのシンクタンクも今は当社のクライアントです。その時に相談した相手が先方の担当者だったりしています。世の中繋がっていて無駄なことは少ないようです。
もう1つの「ビジネスプランコンテスト」は、マイボイスコムが出来る切っ掛けにもなっているので次の機会にします。ちょっと過去話が長すぎますかね。もったいぶってすみません。
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