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2007年4月23日 (月)

ビジネスプランコンテスト

日経新聞で社団法人ニュービジネス協議会の「ビジネスプランコンテスト」の募集案内を見つけました。とても小さな記事でしたが何故か気になって切り抜いていました。

この頃はまだインターネットもあまり普及してなくて、ネット人口は300万人位だったのではないでしょうか。ただ、米国ではインターネットがマーケティングに使われ始めたと聞いていて、「ネットゲイン」という本を読みました。そこにはネット上のコミュニティが将来価値を生むだろうと書いてあり、VoteLinkというサイトでネット上で世論投票しているというので投票したらその場で投票結果が表示されました。何かネットって面白いな、これって何か新しいサービスが作れるのではないか、そんなことを感じていました。

このアイディアで事業プランを作り、試しに「ビジネスプランコンテスト」に応募してみようかな。どうせ5時に仕事が終わって帰れるありがたい身分ですから、3週間の提出期限でも何とかなるだろう。そう思って毎日自宅に帰ってから漠然と考えていたイメージをもとに事業計画を作りました。「ネットフォーカスグループの組織化による情報サービス事業 ~生活者と組織のコワークを促進するネットワークの形成を目指して~」、そんなタイトルの事業企画書を作成して提出期限ぎりぎりに郵送しました。

書類審査が通り、審査員7人の前でプレゼンをしました。そして運よく100人の応募者から選ばれて「優秀賞」を取りました。企画書作成やプレゼンは仕事で慣れていたので少しはまともに見えたのかもしれません。その後、東京国際フォーラムでの表彰式がありトロフィーと20万円の賞金をいただきました。この表彰式にはプランコンテストの受賞者の他に、10人位の起業家も表彰を受けてました。アントレプレナー大賞の受賞者がCSKの大川社長(故人)から賞状をもらい、誇らしげにスピーチをしていました。へえこの人達って会社を作ったんだ、起業家ってアントレプレナーって言うんだ・・・、ちょっと別な世界を覗いている感じでした。

その後のパーティはとても楽しかったです。今は亡くなってしまったマクドナルドの藤田田(でん)社長、ユニチャームの高原社長、ドトールの鳥羽社長などいつも雑誌で見ていた経営者と直接話ができました。皆さん普通のオジサンなのに何かかっこよく、そして皆さん偉ぶらずに私の拙い話も聞いてくれました。特に印象的だったのは藤田社長、「ユダヤの商法」等の著書は何冊か読んでいたので、是非話したいと思い、すごい迫力に圧倒されてびくびくしながら話しかけました。

学生部門で受賞した野村さんという慶應の大学院生と3人で話をしていたら、「君は慶應か、俺は東大法学部に行ったのは失敗だったよ。同級生はバカな官僚ばかりでつまらない。本当に優秀なやつはビジネスをやるべきだ。僕が慶應に行っていたらもっと違った人生になったかもしれないなあ。」そんなことを仰ったと思います。「でも藤田社長にとってもっと面白い人生の選択ってありましたか?」と聞くと、「うーん、やっぱり同じことをやっていただろうなあ」といって豪快に笑っていました。今でも藤田社長の名刺は大切に持っています。ただの1枚の名刺ですが思い出のつまった大切なものになりました。

後悔してない人生って素晴らしいですよね。そして凄く偉いのに偉ぶらない人、そんな大きな人間性を持つ企業家にお会いできて幸せな時間でした。たまたま見つけたプランコンテストでの受賞と、大企業家とのほんの短い会話が乾いていた自分の心の刺激になりました。世の中にはすごい人達がいるなあ。会社を作るという人生もあるんだ。そして、このビジネスプランもプロが賞をくれたのだから、もしかすると目があるのではないか、そんなことを考え始めました。97年11月のことです。

この時のビジネスプランは会社に置いてあります。久しぶりに読み返してみたら、今のマイボイスコムの経営理念とほぼ同じことが書いてあり、今やっているサービスと同じ内容が書いてありました。やっぱり事業計画書って大切なのかもしれません。その時のビジネスプランが見たい方はいつでもお見せしますので来て下さい。

コメント

ニュービジネス協議会に出した事業計画も、CRCに出した事業計画もありますから何時でもお見せしますよ。

高井さんが当時、練りにねった事業計画、是非一度拝見させて下さい!!

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