ミャンマーでの調査
ロシアによる理不尽なウクライナ侵攻の悲惨なニュースを毎朝見て憂鬱な気分です。
でもこんな理不尽な国の暴力はウクライナだけではありません。
アジアのミャンマーでももう1年以上前から軍による蛮行が続いています。
私は32歳の頃に国連工業開発機構(UNIDO)の仕事で、ミャンマーに3回訪問して合わせて1ヶ月ほど現地に滞在しました。
伊藤忠さんがUNIDOに研究資金を供託して、国連調査としてまだ戒厳令であったミャンマーの工業開発計画を提案をする仕事です。
当時のCRC総研の社長だった高原友生さんがミャンマーで終戦を迎えた方で、恩義のあるミャンマーの力になりたいという想いから実現したプロジェクトでした。
開発経済の大学教授やアジア経済研究所からなる5人の専門家に、ミャンマーで色々な工場や市場などの現地調査をしていただいて、それぞれの専門の立場から提案を書いてもらい、最後は高原社長から先方の大臣にレポートを献上しました。
私は開発経済の知見もないので、伊藤忠の現地スタッフと協力しながら会議や車や食事の手配などの雑用係でしたがとても貴重な経験でした。
そして、最後にレポートを献上する儀式にはエイベルという大臣が出席してくれて、「日本の昔の兵隊であった方がこの様な貢献をしてくれたことは大変嬉しい」と感謝の言葉をいただいて、末席に座っていた私の方を見て「彼の様な若い日本人もミャンマーの為に働いてくれたのも嬉しく思います」と仰ってくれたのは忘れられません。
ミャンマーの方との触れ合いも沢山あり、仏教国で穏やかで親日的な国民性に好感を持ちました。
でもそんなミャンマーで軍のクーデターにより民主化を求める人達が沢山殺されるニュースを見て、とても辛く思っていました。
そこにロシアによるウクライナ侵攻で世界の厳しい現実が突き付けられた想いです。
こんなことは絶対にあってはならないことだと憤りを感じながらも、個人では若干の寄付をする位しかできないのをもどかしく感じています。
世界の平和があってこその私達の生活であり仕事です。
ウクライナもミャンマーも早く平和になって欲しいと強く強く願います。

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