そごう・西武の売却
そごう・西武が米国の投資ファンドに売却されました。
売却額は2,200億円ですが負債額が2,000億円もあるため実質はたった8,500万円だと報じられています。
セブンHDの売却に抗議して従業員がストをした気持ちも分かりますが、売上が減少して毎年大きな赤字を生み2,000億円もの負債を抱えた企業を持ち続けることが出来なかったのも分かります。
労働組合は雇用の維持を求めていても、売り場は縮小されるし、固定費を大幅に下げる必要もあるから米国ファンドは厳しい対応を取るでしょう。
投資ファンドとはそういうビジネスです。
しかし、こんな不幸を生んだのは、市場の変化に対応できなかった経営と、今までのやり方を変えられなかった従業員にも問題があったのでしょう。
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私が就職する頃の西武はクールなイメージで輝いていました。
それは西武だけでなく百貨店全体がブランド力という価値と誇りを持った業態でした。
その頃にはずっと格下であったスーパーの傘下に入り、更に米国ファンドに売却されて本店の多くが家電量販店になるなど思いもよらなかったと思います。
でも10年、20年という期間の中で生活者の価値観も、市場も、技術も、社会も変化をしていて、企業はその変化に順応して利益を出せる続ける仕組みを作らないと生き残れない存在です。
そして、事業の破綻は真面目に一生懸命働いてきた従業員の職場や、生活の糧や、その誇りまでも奪う不幸が襲います。
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企業の赤字は非常に怖いことであり、悪であります。
当社には絶対にそんな不幸を招くことはないように私も経営者として、変えるところは変える、変革するという気持ちで取り組みます。
毎年の経営計画は、当社が必要な成長と収益を実現可能な範囲で作成しています。
これを実現し続ければそんな不幸は訪れませんから、市場や技術の変化に対応しながら、毎年の計画の達成に向けて真剣に取り組んで行きましょう。
この上期は計画未達で、売上も前期割れになり、上期は赤字が見込まれています。
まずは△20Mの赤字を9月、10月で解消させて、3Qまでに計画に戻して、年度計画の100Mの経常利益は必ず実現させたく思います。
皆さんも、その様な気持ちで事業に取り組んで下さい。

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