TextVoiceの変遷
当社が「テキストマイニング(TextVoice)」の開発に着手したのは2015年からです。
その当時も自社独自のサービスが必要、固定収益が作れるアービスが必要、という議論が進み、定性分析にマーケティング関係者の関心が進んでいることもあり開発を決めました。
本格的な取組みは2016年からで、優秀な社員2人を専任にして準備を進めました。
開発の当初は1年間で30Mの投資で完成するという予定でしたが、1年経っても、2年経ってもなかなか良いツールにならず、完成するのに3年間と約1億円の費用がかかり、会社の財務状況も急速に悪くなりました。
それでも差別化できる固定収益事業が当社にはどうしても必要という認識で、胃が痛い思いもしながら諦めないで続けていた3年間でした。
そして、4年後の2019年の売上が12Mになり、2020年が13Mで収益はトントンになり、2021年の31M、2022年の43Mと売上が増えて、2022年度の経常利益+92Mにも貢献できる事業になったんです。
しかし、その後の2023年は36Mと▲4M減少して、昨年度は更に▲4M下がった32Mという風に減少傾向が続いています。
その主な要因は生成AIの出現によって、ある目的のお客様はもうテキストマイニングでなく、生成AIで出来てしまうことが影響しているようです。
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新しい技術が出来ると市場の構造が変わってしまいます。
3年の時間と1億円の資金を投じてやっと完成させたという強い想いはありますが、このトレンドは時代の変化だと認めざるを得ないのかもしれません。
当社の収益基盤を強化して、安定した成長軌道に乗せるには、やはり受注生産のリサーチ事業だけだと難しい面があるし、リサーチ事業も生成AIで侵食される可能性があります。
そのため、当社としては新たな技術を活用した「AI分析ツール(CotoEL)」を次の差別化できる固定収益事業として育成することが必要と考えています。
新しい事業を作るということは試行錯誤が必要な大変なことなんです。
私はインターネット調査、アンケートデータベース(MyEL)、テキストマイニング(TextVoice)の3つの事業を立ち上げた経験があります。
今後の当社の成長と発展のために、その可能性を信じて粘って粘って成功させます。
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