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2020年5月21日 (木)

Consultancy & Storytellerの経験

「Consultancy & Storyteller」というと考える仕事のイメージが強いですが、お客様の課題に対してコンサルやシナリオ提案するというのは、行動力とコミュニケーション力が求められる仕事です。

リサーチ業務は、もともともっと動き回る仕事でした。

市場のデータを集めるというのは大変な労力を要するもので、訪問調査で1件の調査票を集める苦労をした経験からは、今の様に数万人のデーターも2、3日もあれば集められるというのは想像もつかないことでした。

そして、「Consultancy & Storyteller」のサービスを提供するには、今の業務とは質的に異なる行動も必要になると思います。

私がある大手住設メーカーの流通戦略調査のお引合いを頂いた時は、時間は3ヵ月で、東京と大阪で400件の工務店や水工店を直接訪問して、面談調査で集めたデーターを分析して、市場の実態から提案するものでした。

皆さんは400件の工務店のアポを取って訪問ヒアリングをして、3ヵ月以内に提案してくれと言われたらその仕事を受けますか?

自分もできる自信はなかったし、かなり無理があるスケジュールだと思いました。

しかしその会社には数年前から毎月の様にお仕事をいただいていたお得意先で、担当の販促課長からは信頼もいただいていて、どうしても必要な調査で、貴方なら出来ると思ったのでと相談されれば断る選択はなく、何とか走りながら考えようと思って受けました。

自分の下に4人のスタッフを付けて、その会社からも5人の社員がも参加し、10名の専属プロジェクトで取組んだのですが、アポは取れないし、訪問してもいないし、時には自分の酒を飲んだら答えてやるみたいな変な社長もいて、それこそ地獄の様に大変な仕事になりました。

それでも工夫をしながら走って、何とか約束の3ヵ月で400票のデータを回収し、入力し、集計し、分析して、最後は3日間会社に泊まり込んでレポートを書いて納品して、その2週間後に東証1部の大企業の経営会議での説明会もやらせてもらいました。

調査結果は非常に喜んでもらえて、その発経営会議の後で責任者の専務さんが会議室から抜けて来て「高井さん、本当に良くやってくれました。これで社内の方針がまとまりますよ。」と言って頂けたときは涙が出るくらい嬉しかったのを覚えています。

その時の販促課長はその後この会社の社長になり今は会長で、一緒にヒアリングに回っていた私より3歳年下だった担当者は副社長になっています。

プロジェクト後も年に1、2度は食事をして、マイボイスコムになってからも応援してくれていたので、いつでもお会いできる関係性はできています。

とても大変なお仕事でしたが、こんな人のご縁が作れるのも「Consultancy & Storyteller」なんだと思います。

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