TextVoiceの状況
今期の基本方針は「デジタルマーケティングの固定収益事業の創出で収益の安定を図り、コンサル型リサーチの強化に努める。」で、この固定収益は具体的には、TextVoiceとMyELという当社独自の技術と経営資源での実現を考えています。
7、8年前からインターネット調査市場の成長も鈍化して、ヤフー、楽天、GMO等の大規模なネット企業が参入することで市場環境は厳しくなり、アドホック調査だけで今後も事業を継続、発展させるのは難しいと考えて7年前からTextVoiceの開発に取り組みました。
当社の沿革を見ると分かりますが、TextVoiceのシステムの開発を始めたのは2015年からです。
森さん、栗田さんという2人の優秀な社員を専任にして、ライセンス費用とシステム開発でかなりの費用を投じての挑戦でした。
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当初の計画では3年目には黒字になり、その後は当社の収益基盤になる予定でしたが、最初の3年間はほとんど売上もなく年間で27Mもの赤字を出していました。
この多額の事業損失と、リサーチで収益が作れる2人を専任にした機会損失がなければ、当社の決算が赤字になることはなかったかもしれません。
TextVoiceの事業開発は、小さな当社にとっては大きなインパクトのある投資でした。
それでも当社が長期的に発展するには固定収益事業が不可欠だと考えて、苦しくても、辛くても、収益構造を変える生みの苦しみだと思って耐えてきました。
結果的には1億円近い累損を生んで、かなりのリスクを冒した事になりましたが、6年間も事業赤字に苦しみ続けたTextVoiceもやっと花が開きつつあります。
これは増資した資金を投入できて、鈴木さんが顧客視点で機能とUIを改善してくれたのが浮上の要因だったと思います。
昨年度からお客様の反応はだいぶ良くなり、日経リサーチ様、ADK様、キッコーマン様、アサヒ飲料様、アサヒビール様、フジッコ様、ローソン様、アクサ生命様、AUじぶん銀行様、ぐるなび様といった著名な大企業への導入が進んでいます。
昨年度で年間契約は5社から14社まで増えて、12月からは月次で黒字になりました。
そして今期に入っても新しい契約先が増えていて、今期は7年目にして事業黒字を見込んでいます。
ここに新たな事業の可能性を感じています。
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