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2010年5月11日 (火)

コラボレーション

JAICコンファレンスの件でもう1つ紹介します。

今年の基調テーマは「消費者行動研究のコラボレーション」でした。コラボレーションは先生方同士が協力し合うコラボもあれば、産学でのコラボということもあります。

消費者行動ですから、実際の市場で消費者がどの様な行動を取っているのか、それを検証するリアルなデータがあって初めて独自性のある研究が出来て市場で役に立つ理論が生まれるという関係にあると思うのですが、そのアプローチ方法について先生方の考えが大分異なるのが興味深かったです。

「コラボレーションが創る消費者行動研究の未来」のパネルディスカッションは、慶應大学の清水先生が司会で、パネラーは関西学院大学の和田先生、学習院大学の上田先生、慶應大学の井上先生、関西大学の川上先生の5人でした。

皆さん、この分野で大変活躍されておられる第一人者の研究者の方々です。

ある先生は企業の力を使わないと大きなこと、新しいことに取組めないので、自分から積極的に提案して行くことが必要と考えていて、ある先生は大学の研究員は自分を磨く自分の研究のブランド化を図るべきで、自分から企業に提案するのはアカデミックとしてやるべきでないという意見でした。

「その様な取り組みは企業の下請けになる」、「ビジネスの成果が求められる協業であれば、大学を出てコンサルティングとして取り組めば良い。もっと研究者としてのプライドを持つべき」という発言に、「自分もプライドも反骨精神もある。学内で自分を磨いて待っていたのでは新しいことは出来ない。時代に遅れてしまう!」と熱くなる場面もあり、ちょっと緊迫した雰囲気が面白く感じました。

アカデミックな理論を作るというゴールは同じでも、そのアプローチや価値観は全く異なり、1人1人が自分の戦略を考え、プロとして1人で孤独に実行しながら自分の価値、社会的意義や貢献を考えなくてはならない存在なのだと改めて実感させられました。

こんなことを感じ、学ぶことができるのも、こういう場に出ることの価値なのでしょう。基調講演で別な先生が、体験→体験知→言語 → 言語→体験知→体験 という発想法を説明していましたが、全ては体験し現場に行ってみないと知識もコミュニケーションの広がりません。

やはり何事も興味を持って、主体的に色々な場に参加してみることが大切です。直ぐに成果が得られないことでも良いので、アクティブに行動することを心がけましょう。

2010年5月10日 (月)

JACSコンファレンス

100508_1000~001 消費者行動研究学会(JACS)の第40回の研究コンファレンスが8日(土)、9日(日)の2日間で開催されました。場所は世田谷区にある駒澤大学で、近くに駒沢公園があり緑の多い大変綺麗な会場でした。

私は8日の朝から夕刻の懇親会まで参加をしましたが、今回はまだGW空けということが影響したのか参加者は250人だけでした。以前は400~500人位はいましたが今年は企業からの出席者がだいぶ減ったようです。

100508_1801~001当社からは私が「勉強になるからできるだけ出席するように」と何度も連絡したこともあり15人の出席があり、企業からでは1番多く、参加者リストでちょっと目立つ人数でした。

学習院大学の上田教授から「マイボイスは沢山参加して凄いねえ」と声をかけられたり、夕刻の懇親会でJACS会長の早稲田大学の守口教授と話している時にも話題になったので「うちはまだ経験の浅い若い社員が多いので勉強のため沢山参加させていただきました」と話をしたら、「結構なことですよ」と仰っていただきました。

こちらの研究コンファレンスは大学の研究者が中心ですが、マーケティングリサーチに携わる私達にとっても、研究発表は大いに役立つはずです。

大学の先生方は私達のお客様でもありますし、こういう場で学び知見を広げることで、社員の皆さんが成長し、お客様とのコミュニケーションが取れ、適切な提案やサービスができる様になります。

こちらの研究会には、マクロミルも、ヤフーVIも、クロスマーケも、楽天リサーチも1人の参加者もいませんでした。日常の業務に直ぐに役立つことではありませんが、新しい調査のアプローチや新しい分析の考え方を学ぶことで、お客様に喜ばれるサービスが提供できることあると思います。

この様な場に積極的に参加して、一人一人の知見を高めることで、よりよい専門サービスをお客様に提供できるようにして行くことが大切です。当社はその方向で進んで行くのが良いと思っています。






2010年4月23日 (金)

吸収合併

インフォプラントとインタースコープの2社が合併して、ヤフーバリューインサイトになったのは2007年8月でした。

今回のマクロミルへの吸収合併が実現すればヤフーバリューインサイト社は3年で世の中から消えることになります。

インフォプラントやインタースコープは一緒にネットリサーチ市場を作ってきた仲間でもありました。また、ちょうど2週間前にインタースコープの創業社長であった平石さんと2人で飲みに行って、色々と詳しく売却時の話しを聞いたりしていたので、今回の吸収合併にはちょっと複雑な思いもあります。

インフォプラントやインタースコープの社員だった人や、ヤフーバリューインサイトに入社した人は、これまでマクロミルと戦ってきて、自分でマクロミルの入社を選択はしていませんので、戸惑っている人も多いのではないでしょうか。

マクロミルも4年前に海外調査のAIP社を買収しましたが、その3年後には同社をベンチャーキャピタルの「投資ファンド」に売却しています。企業を買ってまた売るというのも経営の1つの選択です。

でも企業の買収や吸収合併というのは1+1が2になる単純な世界ではありません。合併後の合理化で人員が大幅に削減されて職を失ったり、職務や組織での役割が大きく変わってたりする話は良く聞くことです。

マイボイスコムは色々な方々のご理解とご好意で設立してやって参りました。私はこの会社と社員、ゼロから創ってきたネットリサーチという事業に愛着と拘りがあります。また会社は法人として人格のある存在だとも感じています。

この2年ほど会社は厳しい状況が続いていますが、私は当社自身の考え方や主体的な取組の中で業績を改善させて、当社の社員、お客様、お取き先、株主のステークホルダーが、ハッピーになるために頑張るのが1番良いのではないかと考えています。

昨日の取締役会で今期の経営計画が決まりました。詳細は別途説明しますが、まずはこの経営計画を100%やりきることに全力を挙げて取組んで行きましょう!

皆さん、よろしくお願いします。

2010年4月22日 (木)

2社合併

新年度早々にマクロミルとヤフーバリューインサイトの経営統合のニュースが飛び込んで来ました。

両社の経営統合(実質的にはマクロミルによるヤフーバリューインサイトの吸収)によって、従業員が600人もの巨大なネットリサーチ会社が出現することになります。

600人という大組織がリサーチ会社という業態にとって適切かどうかは分かりませんが、この市場に巨大なガリバー企業ができるという事実はよく認識しなければなりません。

リサーチ事業は組織が大きいほど良いサービスが提供できる訳ではありません。逆に間接経費が増えて人的サービスのリサーチの収益では賄えなくなるということもあります。

もしかすると、東急AGCと共同で進めている購買データの販売や、クイッククロスをCRMシステムとして販売するといった、システム販売やデータ販売に動くのがマクロミルの狙いなのかもしれません。

こちらのニュースは丁度インテージさんの役員と打ち合せをしていた時に、ヤフーの担当役員からその役員の携帯に連絡が入って知りました。インテージさんにとっても寝耳に水の話しだったようで、予想外の動きに皆さん絶句しておられました。

2社の合併によって彼らがどの様な方向に進むのか、インテージさんからも情報を頂きながらウォッチして行きたいと思います。

2010年4月20日 (火)

コンファレンス

昨日の朝会でも紹介しましたが、当社も会員になっている日本消費者行動研究学会の「第40回 消費者行動研究コンファレンス」の日程が決まりました。

開催概要と今回のプログラムは下記の通りです。

【開催概要】
開催日:2010年5月8日(土)~9日(日)
会場: 駒澤大学 深沢キャンパス (東京都世田谷区)
 http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/campus/c_fukazawa/
研究会会場 / アカデミーホール 他
懇親会会場 / 大ホール

(プログラム)http://www.jacs.gr.jp/conference/40.html


日本消費者行動研究学会は流研の仕事でお世話になっている早稲田大学の守口教授が会長で、慶應義塾大学の清水教授が副会長、学習院大学の上田教授も理事をされています。

東京でのコンファレンスは年に1度の開催で「消費者行動研究」の最新の取り組みを勉強できる場です。参加費用は会社で負担しますのでできるだけ参加してください。

私達のお仕事でお客様に喜ばれるサービスを提供して成長するには、主体的に学びインプットすることがマストの条件です。自分から学び知識を増やす努力をしなければ、この世界で通用する人材にはなれません。

皆さんには、そういう自覚を持って主体的に学習してほしいと思います。

私も先生方やお客様に挨拶し、ビジネスに繋がる情報を収集するため懇親会も含めて毎年参加をしています。

皆さんも是非、参加をしてして新しい知識を学んで下さい!

2010年4月 6日 (火)

マーシュさん

先日、同業者のマーシュさんの町田社長とランチをご一緒しました。

町田さんとももう6,7年前から面識があり年に1度くらいのペースで情報交換を続けています。

マーシュさんも「ネットリサーチ会社」ですが、グルインやCLTのリクルーティングや、HUTを調査会社に提供する事業が中心で、売上の7~8割はリクルーティング関係になっているそうです。

当初は通常のネットリサーチをしていましたが、それだと競争が厳しいので、意識的にリクルーティングやHUTといった分野にターゲットを移して行ったのだそうです。

お昼休みに同社のオフィスを訪ねましたが、若い社員が何人も電話かけをして会場の連絡をしているところでした。同じリサーチ会社とは思えないほど賑やかで、コールセンターの様な雰囲気にちょっと驚きました。

「私達は弱小なので、他社がやりたがらないところで勝負するしかないんです」というのが町田さんの口癖です。

でもこんなに厳しい市場環境の中で、今期も10%ほどの増収を確保したというのですからりっぱです。

彼らは皆がやりたがらない大変な分野の仕事に真剣に取組むことで、しっかりとした業績を築いています。

そんな会社の姿勢は当社も見習わなければなりません。

2010年3月11日 (木)

宿命

先日、以前から良く知っている電通のマーケティング部署の方を訪ねました。そして、翌日は聞き耳ビジネスを検討している読売広告社の部長を訪ねました。お2人ともリサーチの仕事に長年携わっているリサーチのプロです。

電通の方からは「最近かなり複雑な分析が求められることが多くて、昨日も12時過ぎまでデータをいじって会社にいました。」という話を伺いました。

そして、読広の部長も「年度末でリサーチの人手が足りないので、自分も実務に入って昨日は夜中の2時までかかっちゃったよ。もう年だから午前様が続くと体がきついよ。」という話しを聞きました。

両社とも年度末に向かってだいぶ忙しくなっているようです。年度末の繁忙期に夜遅くまでかかるのは、広告代理店さんもリサーチ会社も同じで、リサーチ屋の宿命なのかもしれません。

「そんなに仕事が増えてきたのなら、景気も良くなって来たんですかね?」と聞くと、「広告が減ったので提案を増やすためのにリサーチしているという感じで、まだ景気は良くないですよ。」とのこと・・・

来年度こそは景気が良くなり、マーケティングの予算が増えるのを期待したいですね。

でも、業績を景気のせいにしても何も改善しないので、SGはお客様の間を走リ回って営業情報を集めて提案の機会を増やし、RGはご満足頂けるサービスを効率的に遂行することに徹するしかありません。

今期も残すところあと半月ですので、全員で協力し合って頑張りましょう!

2010年3月 2日 (火)

1から起業

100218_1154~001 マクロミル前社長の辻本さんが、マクロミルを3年で退社をして起業したというので、 ランチをご一緒しながら色々とお話しをしてきました。

辻本さんはリクルートで「タウンページ事業部」の売上を何倍にも拡大した実力者で、人との付き合いを大切にするとても良い方なので、競合会社の社長でもありましたが親しくさせて頂いています。

新しい会社は「ヴァリューズ」という社名で、ITベンチャーの販売支援や戦略支援を行うのだそうです。

こちらがその会社の受付です。1人で3ヶ月前に立ち上げたばかりの会社としては凄く立派なオフィスだと思いませんか。実は、こちらは受付や会議室や応接室を30社くらいでシェアをしている共同オフィスなんです。

リクルートの大きな事業部門の部門長から、マクロミルの社長に転じて、そして、今度は1から1人で事業を立ち上げるというところに彼のエネルギーとバイタリティを感じます。

もう同業会社の社長という関係ではなくなりましたので、今までよりも気楽に付き合えそうです。

2010年2月24日 (水)

intインタラクティブ

インテージさんのネットリサーチ部門であった「インテージ・インタラクティブ」さんが4月1日で解散し、インテージさんに吸収されることになりました。

インタラクティブさんは、インテージ51%、Yahoo!49%の出資比率で、2002年10月に設立した会社ですが、7年半の歴史を閉じることになります。

これでインテージさんとYahoo!との資本提携は解消されますので、協業は今まで通り続けるとのことですが、関係はは変わってくるかもしれません。

関連するニュースリリースを回覧するので目を通しておいて下さい。

(関連リリース) http://pdf.irpocket.com/C4326/dBDn/MmGm.pdf

私もインテージ・インタラクティブ社とは設立当初から色々と接点がありましたし、創業時の社長も、次の社長も、現在の社長も良く知っているので、少し感慨深いところがあります。

一昨日この話しを聞いてから創業時の社長と飲みに行きましたが、立ち上げた会社は子供みたいに可愛いくて愛着があるものなので、少し寂しそうに見えました。

ビジネスはビジネスなんですけどねえ・・・

2010年2月16日 (火)

C-News

MyELを始めるのにあたって、1番の競合と思ったのはヤフーVIの「C-News」でした。

差別化要因はMyELが大規模回収であることで、「1万件超のデータがあるので、再集計や、2テーマ結合による深堀分析、回答者へのサンプリング調査ができます。」ということで対抗していくつもりでした。

そして、MyELがスタートする直前の2009年9月に「C-News」はサービス停止となることが発表されましたが、その後も活動を続けているという情報もありどうなっているのか?、と思っていました。

でも先日ある広告代理店から「C-News」の実情を伺うことができました。「C-News」は全くストップしたわけではなく、これまでの月20テーマから、月2テーマへと大幅な規模の縮小になり、お得意さんだけに無料で結果を公表しているのだそうです。

今のところは過去の情報ストックが使えるのであまり不自由していませんが、代理店さんが提案段階で使える情報は2年前というわけにはいかないので、来期の後半あたりから不自由してくるのではないかという意見も聞かせてもらいました。

このタイミングでMyELを提案できれば、これまでの「C-News」に代替できるのではないかと思います。

この代理店さんにも組織変更が行われる4月以降にMyELの説明会をやらせて頂くことをお願いしました。何とかMyELがマーケティングに携わる多くの方の基本情報としてお役に立てる存在になるよう、粘り強く広めて行きたいと思います。