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2014年8月

2014年8月29日 (金)

提案書作成の社内研修

昨日開かれた「RG技術研修」の発表会に参加しました。

今回は「提案書作成」がテーマで、ペット保険の非加入者の実態把握を課題にして、R1田中、野沢、R2山下、橘、R3宇野、中島、S1櫻井、S3中村、小林、の9人が提案書を書き、10分間のプレゼン(中村、橘は欠席)もしました。

適切な調査設計を考えるのも、それを分かりやすく提案書の形に表現するのも、コンペに勝つために人工夫するのも、実際に自分で考えて書いてみないと分からないことが多い思います。

そんなシミュレーションができるという面で、とてもよい研修だと思いました。

また、同じ課題でも9人が9様で、提案書のレベルも様々だなという感想でしたが、それを、参加者同士で評価し合うのも良い試みです。

他の人の提案書を評価の視点で良く見るだけでも、頭の中でケーススタディができるし、良いところ、ちょっと分かりにくいところも分かり、今後、自分が提案書を書く時の気づきになるでしょう。

大西さんも言っていましたが、企画コンペでの勝ち負けは、ほんの小さな差で決まります。

それは提案内容もそうですが、プレゼンの仕方や雰囲気作りも含めて、総合的にみてこの提案でやるのが1番良いだろうな。とお客様に思っていただけた1社のみが100を持って行き、他の会社はすべてゼロで、1円も取れない敗者になる厳しい世界です。

お客様の課題に対して正しい理解をすること、適切な調査設計が考えられること、そして、それが分かりやすく適切に表現されていること。それに加えて、何らかのプラスアルファの工夫もあって、初めて勝負に勝てるのがビジネスの世界です。

曖昧な考えや設計では勝てませんし、間違った調査設計で提案して受注をしたら、「提案が間違ってましたのでやっぱりできません。」とは絶対に言えませんので、提案書作成には真剣勝負で臨んでください。

今回は、山下さん、野沢さんの提案書の評価が高かったですが、それぞれが他者評価、講師の評価も参考にして、提案書作成の技術力を高めてください。学んでください。

服部さんを始めとした、RGマネジャーの皆さん、とてもよい技術研修をありがとうございました。

2014年8月28日 (木)

「なぜ(理由)」の分かるデータベース

「アンケートデータベース(MyEL)」の「オンライン集計サービス」をサービスインして3ヶ月が経ちました。そろそろテストマーケで出てきた課題の追加開発も完成します。

この間で、色々な企業の皆様に「オンライン集計サービス」のデモを見てもらったのですが、お客様からは以下の3点が面白とご評価をいただきました。

1.「理由」のわかるデータが良い

MyELには1テーマの設問が8~10問あり、商品やサービスの購買の事実だけでなく、選択の重視点や、利用シーン、満足度、利用意向等の『理由のデータ』が付いているのが良い。

2.「コト」のデータが豊富で便利

MyELには季節の催事や、ライフスタイル等の『コト』のデータが沢山あるのが便利で、流通への提案に使える。

3.「モノ」と「コト」を組合わせた情報探索

約2,000テーマの調査データは、回答者のモニターIDで紐付けることができます。そのため、「モノ」と「コト」のデータを組合わせると面白い情報探索ができそうで面白い。

どんな属性の方が、どこで、何を、幾らで、いくつ買い、その方はどんなメディアに接しているのか?

そして、何を買っている人は、他にはどんな商品を併売しているのか?

この併売行動とメディア接触の情報は、POSデータやパネル購買データで、しっかり見えるようになっていているので、MyELはお安く見れますよ。というレベルでしかありません。

でも、マーケティングの施策を考える時には、どんな人(デモグラ+価値観や考え方)が、なぜ(選択重視点、期待、利用目的、利用シーン)その商品を選んでくれたのか、もしくは離れてしまったのか、という『理由』をしっかり把握することが重要です。

そんな『生活者のなぜ(理由)が導き出せるアンケートデータベース』として、「オンライン集計サービス」をお勧めして行きたいと思います。

〇MyEL「オンライン集計サービス」

http://myel.myvoice.jp/user_data/option_menu.php

こちらの考え方は、お客様にも伝えたかったので、少し前に社外ブログでも書きました。

〇社外ブログ「インターネット調査の世界」

https://myvoice.lekumo.biz/research/

「MyEL集計サービス」はシステムの追加開発も終わりました。

これも独自性があり、お客様に喜ばれるサービスだと思います。

営業の皆さん、積極提案をお願いします!

2014年8月27日 (水)

新サービス事業の創造

うちはインターネット調査が中心のリサーチ会社で、「クオリティの高い生活者情報と、専門性の高いサービスで、企業のマーケティングを支援し、豊かな消費生活に貢献する。」という経営理念で、社会的にやるべきこと、やれることはまだまだ沢山あると思います。

リサーチインフラと技術対応力の強化を行い、組織的な改善活動をしっかり行なえば、インターネット調査で10%以上の成長はできると思うし、この位は必ず実現しなければなりません。

でもそれだけで会社が継続して成長できるか、収益を確保して行けるかというと、新しい価値を作り、顧客を創造するという企業活動として十分でないでしょう。

そこを補い、新しい価値を加えるものとして、「MyELでの情報サービス」と、「テキストボイス事業」を収益源として育てて行きたいと思います。

新しい事業はすべてが成功するものではありませんし、実際に収益に結び付くまでには投資も必要で、3、4年の時間もかかります。

ここを我慢して必ず成功する。成功させる。という強い気持ちを持って粘り強く取組んでいるうちに、事業の花が開いてくるものなのだと思います。

2つの事業ともお客様の利用意向は高く、当社オリジナルなサービスです。お客様に喜ばれるサービスです。

しっかりとしたマーケティング活動と、営業活動を進めて行けば必ず成功できる魅力的なシーズだと確信しています。

「MyELの情報サービス」で1億円、「テキストボイス事業」で3億円、というのが事業目標です。両方とも高い収益力のある固定収益ビジネスですので、これができれば会社の経営基盤は大きく改善できます。

「インターネット調査」で10%強の成長を作り、「MyELでの情報サービス」と、「テキストボイス事業」で4億円の売上と1億円の営業利益を作る。

この構想が実現できれば、社員の皆さんがハッピーになれる会社の収益の基礎ができますので、何としても必ず成功させたいと思います。

成功するまで諦めないで、粘り強くやって行きましょう!!

2014年8月26日 (火)

インターネット調査市場

7月に日本マーケティングリサーチ協会から出された「経営業務実態調査」によると、マーケティングリサーチの市場規模は1,835億円と推定され、そのうちアドホック調査は58%の1,156億円となっています。

そして、そのうちインターネット調査は573億円で、アドホック調査の約半分となっています。

アドホック調査  2013年  2012年  2011年  2010年 2009年  2008年

売上高       1,156 億円   1,149 億円   1,084 億円   1,063 億円   1,041 億円   1,124 億円

対前年比(%)  100.6%   106.0%   102.0%  102.1%   92.6%   100.4%

うちインターネット調査

売上高       573 億円  523 億円  459 億円  430 億円  394 億円  404 億円

対前年比(%)  109.6%   113.9%   106.7%   109.1%  97.6%  112.2%

この数字を見る限り、マーケティングリサーチ市場がかなり成熟していることが分かります。

リーマンショックや大震災が起きたこともありますが、この5年間で2.8%しか市場は増えていません。金額にすると32億円ですから、1年間でたった6億円しか新しい市場が生れていないことになります。

しかし、その中でインターネット調査は昨年も9.6%は増えていて、この5年間で42%も増えています。金額で169億円、1年間で33億円の市場が生れていることになります。

正しくは新市場が生まれているというのではなく、既存調査の代替ですが、まだこの数年は7、8%の市場成長は続くとみられます。そのため、当社もまずはリサーチインフラの強化と、技術力の強化を行うことで、少なくともインターネット調査で10%以上の成長を作ることを目指したいと思います。

これは「中期経営ビジョン」で示した数字でもありますし、インフラ整備も少しづつ進んでいて、皆さんの技術力も徐々に上がってきているので、全員で協力して取組めば必ずできることだと思っています。

まずは当社のコアビジネスのインターネット調査で10%以上の売上増を図ること。

そのことを意識して頑張っていきましょう。

2014年8月25日 (月)

法政大学

Photo先日、櫻井さんと法政大学経営学部の西川教授を訪問しました。

西川先生は先日のマーケティング学会で「ユーザーイノベーション研究会」を主宰されていた方で、司会をやっておられたので帰りがけにご挨拶して名刺をいただいた方です。

講演されていた神戸大学の小川先生ともコンタクトが取れるようになったので、こちらの西川先生にも当社を知っていただこうとアポをいただいて、営業訪問をしてきた次第です。

西川先生は民間企業で働いてから大学のマーケティングの先生になった方なので、伊藤忠さんのXXさんは知ってますか。電通におられたXXさんはどうですか。という話から始まり、両方の方ともたまたま私の知り合いで、やはりこの世界は狭いのだなあと感じました。

西川先生も消費者行動研究学会や日本マーケティング学会に入っておられて、ユーザーイノベーションが専門の研究者ですので、キキミミやハイボイスのことをかなり突っ込んで質問されました。

何がどうなの、どうしてそうなの。具体的に何ができるの。という質問が矢継ぎ早に続くので、自分も答えられなくて困ったくらいでした。

特にマーケティングの専門家を訪問すると、自分達の商品知識をしっかり持っていないと営業対応が難しいです。営業の皆さん頑張って勉強してください。

忙しい先生でしたが話が弾んで1時間半も研究室にお邪魔していました。「キキミミでこんなことできるの?」というやりとりまで進んだので、何か具体的なお引き合いに繋げたいと思います。

市ヶ谷の法政大学もかなりの高層ビルで、冬になるとこの方向に富士山が見えるんだよ。とお話しいただきました。

土曜日のセミナーに行くことで、2人の良い先生と知り合うことができて良かったです。

ビジネスはまず外向きに動くことだと思います。

2014年8月22日 (金)

あるものを見ること

「マネジメントとは、限られたヒト・モノ・カネ・そしてタイムをやりくりし、それぞれの最大活用を図ることで高い業績を上げること」だと江副さんが仰っていたことを紹介しましたが、確かにそうなんだなあと思うことが最近ありました。

夏休みの直前に、TOTOの張本会長と今期になって2度目の会食をさせていただきました。

昔のCRC総研時代のお客様で、その後も長いお付き合いをいただき、当社を起業する時にも親身にアドバイスをいただいた恩人です。この春に社長退任になったのを待って「お疲れ様でした・・」とメールをしたら、6月に食事を誘っていただいて、5年ぶりにお付合いが復活しました。

その時に、20年前に一緒に仕事をしたSさんと、Aさんの話になり、お2人とも久しぶりに飲みたいですよね。と話したのをちゃんと覚えていてくれて、2回目の会食をセットしてくれたのでした。

Sさんは北九州の本社で経営企画本部長になり、Aさんも広報宣伝部長になっていました。そして、Sさんの東京出張に合わせてで会食をセットしてくれたのでした。

小さな約束もちゃんと覚えていて実行してくれる。そんなところも張本会長の人間的な魅力です。

そこで、Sさん、Aさんと20年前の調査のことを懐かしく話しながら美味しいお酒を飲みました。

その中でSさんから「張本会長はいつもあるもの、良いもの良いところを見て周りを元気付けるのがうまいんですよ。」という話を聞きました。

張本さんが社長になった時はリーマンショックの直後で、TOTOさんも大赤字で大変な時でした。

でも昔からいつも「今はXXだけど、〇〇がいいから大丈夫だよ」、「あいつはXXだけど、〇〇がいいから凄いよな」と言いながら周りを元気にして行くのだそうです。そんな「あるもの」を見て明るくポジティブに考えて動くというのが、結果的に会社の業績を大幅に改善したようです。

張本会長の言動と、江副さんの贈る言葉がしっくり結び付いた出来事でした。

そして、次の日にお礼のメールを送ると、「高井さん、強い想いを持ってやっていけば会社は必ず良くなるよ。何かあったり疲れた時にはいつでも遠慮なく連絡してくださいね。」というメールもいただいて、益々ファンになりました。

この様なお付き合いができることは、本当にありがたいことです。

2014年8月21日 (木)

どんどん書いて提案しよう

提案書を書く、というと何か凄い難しい仕事に取り組むように思う人がいるかもしれせん。

もうかなり前のことですが、ある方がじっと机に向かって考え事をしているので、「何をしているの?」と聞くと、「お客様に提案するので提案書を書いています。」という返事でした。

ああそうか提案書を書いているのかと思ったのですが、その方はその日もその翌日もずっと机に向かってそれを書いていました。

慣れていなくてその頃は社内研修もなかったたためでしょうが、一般的な調査の提案書に2日間もかけていてはビジネスになりません。

提案書は業務の確認書であって、芸術作品でも小説でもありません。

こんなテーマであればこんな調査仕様が適切で、それを分かりやすく記述したのが提案書です。一般的なネットリサーチであれば、定型フォームを使えば3時間位で書き上げることができると思います。

もちろん複雑なテーマで、数百万円という大型の案件をコンペで取りに行く時には1日、2日かけてじっくり作り、どこで差別化を図り、何をお客様に訴求することで競合に勝つのか、というシナリオも考えてプレゼンに臨むことが必要です。

でも数十万円~100万円程度の案件であれば、適切な調査設計を考えて、3、4時間で提案書を作り、遅くても1週間(5営業日)以内にはお客様に提案する。という迅速対応が求められます。

熟考して凝った提案書を作成しても、話を伺って2週間も経ってから提出したら、それだけで印象が悪く、対応の遅い会社というレッテルが張られて、お客様の相談相手として選んでいただくことができません。

まずは直ぐに急いで書くこと、可能性があるようであれば「提案だけでもさせて下さい。」と言って、翌週に7、8ページの簡単な提案書にまとめて持参すること。そして、その内容に意見を伺って、ご要望に沿って修正してまた提案すること。そんな攻める企画営業を進めて行くことです。

特に事業会社への営業は、この様な企画提案の流れが不可欠なのだと思います。

業務紹介をして「何かあれば言ってください。」と言って待っていてもお客様は開拓できません。どんどんこちらから提案をして、お客様に「この会社は違うな。この営業の人は良くわかっていて、積極的で、頼りになるな。」そんなご評価をいただけるような企画営業を目指しましょう。

S1、S2、R1の皆さん、どんどん提案書を書いて、お客様に提案をしてください。

急がば回れで、そんな企画提案の活動が新しいお客様を作る出発点になるでしょう。

企画提案を頑張りましょう。

2014年8月20日 (水)

提案書作成は

月曜日の朝会でも説明しましたが、夏休みの方も沢山おられたので、再度ご案内します。

今期の4つの戦略方針を覚えていますか。この3番目に以下の方針があります。

3)MyELでの新規開拓、CRMでの既存対応、SG×RGの提案営業で、顧客基盤を広げる。

ここの「SG×RGの提案営業」で、どちらが提案書作成を行うべきなのか、基本ルールを決めた方が良いという指摘が小池さんからあり、前回の戦略会議で協議を行いました。

その結果、以下の基準で対応することになりました。

 1)一般的なネットリサーチの提案書は、過去の事例を参考にして、SGの営業担当者が作成する。

 2)複雑な仕様の調査や、技術対応が必要な調査、企画コンペで差別化が必要な調査は、RGが作成する。

 3)SGが営業外出が多く、RGが作業に余裕がある時には、SGからRGに提案作成の協力を依頼する。

お客様の課題に対して適切な調査設計を考えること。

そして、それを定型フォームや過去の事例を参考にして提案書にまとめることは、リサーチ会社では2、3年以内に身に付けておくべき基礎的な技術です。

今年のRG技術研修で、9人の若手社員が「企画提案書作成」の演習に取組んでいますが、これらは基礎的な考え方を学ぶには良い機会になるでしょう。

これらの研修も活用しながら、一般的なネットリサーチの調査仕様であれば、SG、RGの全員が適切な調査設計ができて、それを提案書に書いて、説明できるようにしてください。

調査設計の基本的な考え方や、一般的な提案書作成の業務は、そんなに難しい仕事ではありません。

SGとRGの共通技術として、しっかり身に付けておいてください。

2014年8月19日 (火)

限られた資源の活用

「マネジャーに贈る20章」で自分が1番響いたのは以下の17章、18章です。

<第17章>

業績と成長は不可分であって、高い業績なくしてマネージャーの成長はありえない。
マネージャー自身の高いモチベーションが業績を生み、成長を実現するのである。

<第18章>

もっと期限が先ならば"、"もっと人がいれば"、"もっと予算がおおければ・・・いい仕事ができるのに"と嘆くマネージャーもいる。マネジメントとは、限られたヒト・モノ・カネ・そしてタイムをやりくりし、それぞれの最大活用を図ることである。経営の成果は常に、それに投入された経営資源(ヒト・モノ・カネ・タイムなど)の量との関係で計らねばならない。

これがない、あれがない、だから出来ない、実績が上がらない、計画が達成できないと言うのは簡単ですが、それでは何も生み出しません。

そして、実績の上がらない理由を自分以外に見出すことで、気持ちは楽になるかもしれませんが、それでは何も改善しないし、ずっと不満が続くことになると思います。

当社には色々な足りないこと、不足することも沢山あります。

でも意外にあるもの、持っているもの、恵まれているものもあるのだと思います。

会社の生存率は10年で6%、20年では0.3%であることは前にも紹介しました。当社が16期であるということは、もう1~2%の生存競争を生き抜いてきたということです。

それは、当社には、ヒト・モノ・カネで一定の資源があり、これまでは知恵と工夫と熱意で、お客様に価値が提供できてきたからです。何の資源も知恵も熱意もなければ、もうとっくに会社は無くなっています。

自分も無いものを見て嘆くのではなく、あるものを良く見て、それを最大限に活用することで業績を上げることに注力したいと思います。

もっと顧客接点を増やして引き合いを10%増やし、知恵を絞って受注率を10%引上げて、値引や外注費もできるだけ削減する。

そして、安定的な案件の取り込みで稼働率を10%引き上げて、システム化で10%、技術力の向上で10%の生産性向上を図る。

こんな改善の積み重ねで売上は増えて、お尻の利益もぐっと良くなり、個人と組織が成長できるハッピーな環境が作れるのだと思います。

まずは、各自の日常の仕事であるものを最大限に活用し、それぞれ10%の業務改善を図ることに注力しましょうよ。

2014年8月18日 (月)

マネジャーに贈る20章

夏休みの間にフェイスブックを見ていたら、リクルート創業者の江副浩正さんが晩年に遺した「マネージャーに贈る20章」がビジネスパーソンの間で話題になっていると知りました。

私も5、6回、繰り返して読んでみましたが、とても考えさせられる言葉が多いので皆さんにも紹介します。

働く人がどんな気持ちで業務に取組んでいるかは、その組織にとってとても重要なことで、業績にも直結することです。

江副さんが遺した20章は、ビジネスの実践の中で考えたエッセンスなのだと思います。

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▼晩年に遺した「マネージャーに贈る20章」

<第1章>
マネジメントの才能は、幸いにも音楽や絵画とは違って、生まれながらのものではない。経営の才は、後天的に習得するものである。それも99%意欲と努力の産物である。その証拠に、10代の優れた音楽家はいても、20代の優れた経営者はいない。

<第2章>
マネージャーに要求される仕事には、際限がない。より高い効果を上げるマネージャーは、要求されている様々な仕事のうち、一番大事なことから手がける。仕事を受付順に勧めるような人は、優れたマネージャーとは言えない。
目の前にある仕事の中で、一番大切なものは何かをいつも考えていなければならない。

<第3章>
社内にしか人間関係を持たないマネージャーがいる。こういう人が会社を動かそうとするようでは、会社はいずれ滅んでゆく。
会社もまた、社会の一組織体であるから、社外の人々と良い関係を保つことが不可欠である。

<第4章>
"上の方で決まったこと"をそのままメンバーに事務的に伝えるマネージャーは、メンバーからの信頼と支持は得られない。経営の方針や義務のルールは、マネージャー自身がまず自らのものとしなければならない。そのためには、疑問などがあれば十分解決しておくこと。
その上で、自らの方針、考え方を交えて、メンバーに向かうことが大切である。

<第5章>
メンバーをよく理解しようとすることもマネージャーにとって大切なことである。それよりもっと大切なことは、マネージャー自身の方針、考え方、人格までもメンバーに理解させることである。マネージャーとメンバーとのよい人間関係は、深い相互理解から生まれる。

<第6章>
優れたマネージャーは、人に協力を求める時、"彼との個人的な親しさ"によってではなく、"仕事を良いものにするためには誰に頼むのがベストであるか"という観点からこれを行う。
誰とでも一緒に仕事ができるようにならなければならない。

<第7章>
マネジメントに携わる人は、2つ以上のことを同時に進められる人でなければならない。ひとつの仕事に熱中している時は、他の仕事に手がつかない、といったタイプの人はスペシャリスト向きで、マネージャーには向かない。

<第8章>
「1,000人分のパーティの招待者宛名を書き上げ、発送するのに、ひとりでやれば10日は必要。10人でやれば何日かかるか?」算数では答えは1日だが、経営の現場では10人でやっても10日かかることもある。
人が増える時には、手順を変えるなり、仕事のしくみを変えてゆく必要がある。

<第9章>
会議の目的がわからなくて、会議の能率を下げる人がいる。この会議を何のために開いているのか、自分の役割は何か、どのように勧めれば会議が効率的になるか、マネージャーはこれらのことをよく把握する必要がある。
会議の効率を上げる人と、下げる人では、マネジメントにおいて大きな開きがある。

<第10章>
マネージャーの任務は高い業績を上げることにある。そのために、メンバーを動かす権限が与えられている。仕事を離れたところでマネージャーが権限を行使することは許されない。

<第11章>
経営者が数字に弱ければ、会社は潰れる。仕事への熱意は十分あっても、数字に弱い人は
優れたマネージャーとは言えない。

<第12章>
マネージャーには、コンピュータという有能な部下を使いこなす能力が必要である。コンピュータを駆使して仕事を効率的にすすめるためには、コンピュータに関する知識・技能を自らのものとし、同時に日常的に自分自身の手で動かしていなければならない。
コンピュータを使えない人は、いずれマネジメントの一員にとどまれなくなる。

<第13章>
与えられた時間は、誰にとっても同じだ。人が大きな成果をあげるか否かは、その人がいかに時間を有効に使うかにかかっている。
経営者は、効果的な時間の遣い方を知っていなければならない。

<第14章>
「政治家には嘘が許されるが、経営者には嘘は許されない」とは水野重雄氏の言葉である。経済活動はお互いの信頼関係が基盤となっている。1度不渡りを出した経営者が再起することはまれである。
言葉や数字に真実味が感じられないマネージャーは、周囲から信頼を得られない。

<第15章>
自分のメンバーを管理するにはさして苦労はしないが、上長にはどのように対処すればよいのか、と苦労する管理者が多い。しかし、この問題は自ら積極的に働きかけることで解決して欲しい。相互理解を深めること。
そして上長の強みはそれを活かし、弱みはカバーしてゆくことによって仕事はなめらかにすすんでゆく。

<第16章>
"忙しすぎて考えるための時間がない"、"マネージャーはもっと思索に時間を割くべきである"と主張する人がいる。しかし、仕事と思索を分けて考えることは、あまり意味がない。
なぜなら、仕事を前に進めるアイディアや活力の源泉は仕事そのものの中にあるからである。

<第17章>
業績と成長は不可分であって、高い業績なくしてマネージャーの成長はありえない。
マネージャー自身の高いモチベーションが業績を生み、成長を実現するのである。

<第18章>
"もっと期限が先ならば"、"もっと人がいれば"、"もっと予算がおおければ・・・いい仕事ができるのに"と嘆くマネージャーもいる。マネジメントとは、限られたヒト・モノ・カネ・そしてタイムをやりくりし、それぞれの最大活用を図ることである。
経営の成果は常に、それに投入された経営資源(ヒト・モノ・カネ・タイムなど)の量との関係で計らねばならない。

<第19章>
我社は永遠の発展を願っているが、それは後継者たちの力のいかんにかかっている。後継者の育成も、マネージャーの大切な仕事である。自分が脅威を感じるほどの部下を持つマネージャーは幸せである。

<第20章>
仕事の上では、"したいこと"、"できること"、"なすべきこと"の3つのうち、どれを優先させて行動すべきであろうか。"できること"から手をつけるのは堅実なやり方ではあるが、それのみでは大きな発展ははかれない。
"したいこと"ばかりでも問題だ。将来のため、メンバーに今何をすべきかを見出させ、それが例え苦手なこと、難しいことであっても挑戦的に取り組んでゆく風土をつくることがマネージャーには求められている。

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どうですか、仕事に取組む参考になりましたか。

私達もこういう意識でマネジメントに取組んで、もっと組織力のある、強い会社にして行きましょう。

2014年8月15日 (金)

全員がハッピーになれる会社を目指す

同じ本部で一緒に働いていた人達がどんどんいなくなり、自分も新設のITコンサルティング事業室に異動しました。室長は2年前まで商社で鉄鋼原料の輸入をしていた50代の方で、ITのあの字も知りませんでした。

新設の部署には特に仕事は無く、室長はただただ「皆でITを勉強しよう!」というだけでした。

その当時はなんてひどいマネジャーだと思っていましたが、50代でまるで未経験分野のマネジメントをするように言われて、それは辛くて大変なことだったのだろうと、彼と同じ年になった今は理解できる気がします。

マネジメント不在から生じた不幸な出来事だったと今でも思います。

当社はこの数年は厳しい業績が続き、昨年度は創業以来で最悪の赤字を出してしまいました。

15期の決算で、黒字が11回、赤字は4回の「11勝4敗」ですので、経営危機には陥っていません。過去の11年間の貯金(余剰金)で、賞与を出して、事業改善に向けてかなりの金額の事業投資も行っています。

しかし、今の様な赤字からは一刻も早く脱出しないと、新たな事業投資も、賞与支給も、待遇改善もできないアンハッピーな会社になってしまいます。

そのため、赤字がとても怖いことであることを全員が強く認識し、経営計画を達するために、全員がベストを尽くして、仕事に取組んでいただきたいと思います。計画未達の方にはより一層の努力と頑張りを求めます。

特にマネジャーは、チーム計画達成の使命があります。各チームの計画遂行を前提として経営計画は成り立っているので、そこは使命感を持って予算に取組んでください。

私も当社の責任者として先頭に立って真剣に業績改善に取組みます。嫌なことでも辛いことでも会社を良くするためであれば何でも実行する覚悟でこれからの経営に臨みます。

そして、皆さんの成果と実績をしっかり評価し、結果でメリハリのある人事処遇を行い、役割変更や配置転換ももっと積極的にやって行くつもりです。

ビジネスはビジネスですので、全員が自分の役割遂行にベストを尽くし、経営計画を達成して、早く健全な経営に戻す努力をいたしましょう。

2014年8月14日 (木)

自分の職場体験

AIPやマクロミルの会社売却で、17、8年前の自分の辛かった体験を思い出しました。

私が働いていたCRC総研のリサーチ部門はもともと50人ほどで、やっと小さな利益を出しているような事業部でした。

それを親会社から来た社長と本部長の方針で、3年ほどで120人まで増員し、40代、50代の出向者や顧問もどんどん増えて、組織のメンバーや雰囲気も一変しました。

ビジネス経験があれば異なる分野の仕事でもできる。大人のビジネスマンは仕事を自分で作れるものなので、2、3年もすれば売上は上がり、良い業績になるという話を本部長から聞きました。

しかし、仕事は思うように増えず、本部は毎年、数億円という巨額な赤字を出すようになりました。

でも現場で働いていた社員は、これは自分達が決めたことではない。リサーチ事業を何も分かっていない経営者が無理にやったことで、自分達には関係の無いことだ、自分達には責任が無いという雰囲気が蔓延していました。

事業の赤字はとても怖い事で、何とか皆で協力して、少しでも早く黒字にしなければという危機感も全くありませんでした。会社は大企業で潰れる事はなく、赤字でも自分達の仕事がなくなるなんてありえない、という考えの人が多かったように思います。

そして、その本部の累積赤字は大変な金額になってしまい、数年後に2代後の社長が事業部の廃止と事業撤退をきめました。

沢山の社員はこれまでとは全く異なる部署に配置転換になり、人事評価の悪かった社員はかなりの人数が解雇をされて会社を去っていきました。

事業の失敗で結果的に1番苦労をしたのは、現場の社員だったと思います。

この様なことは世の中の企業では良くある話で、何の法律違反もしていないことです。

この経験から子会社で働くことの辛さや空しさを実感しましたし、主体的に事業に取組める環境の大切さや、赤字が続くことの怖さを痛感しました。

私が主体的な経営で、自分達の力で収益を上げて成長し、頑張った社員がハッピーになれる会社にしたい。という想いは、この頃の自分の職場体験から来ています。

2014年8月13日 (水)

AIPの売却

海外調査のAIPが、楽天リサーチの100%子会社になることが決まりました。

http://research.rakuten.co.jp/press/news_201407.html

AIPは慶應SFCから生まれた大学ベンチャーでし たが、マクロミルが買収をして始めて子会社になり、マクロミルが2年前に投資ファンドのみずほキャピタルに売却しました。そして、今回はみずほキャピタルが楽天リサーチに売却して楽天リサーチの子会社になりました。

AIPさんとは、1年ほど前に渡辺社長がご来社されて、何か一緒にできないかということで、S2の秋山さん、遠藤さんと何度か訪問して協業の話をしていましたが、これで接点はなくなりました。

でもこんな風に数年スパンで会社が次々に売買されるというのは、そこで働く社員にとってはどうなのでしょう。

そして、AIP社を投資ファンドに売却したマクロミル自身も、米国投資ファンドに100%売却されている状態です。おそらくこの2、3年で、投資ファンドが1番高く売れる先に売却されるでしょう。

会社は経営理念やビジョンが大切と言われますが、会社が売却されて、どこかの企業の子会社になるということは、親会社の価値観や方針に合わせて働くということです。

そして、親会社から経営者やマネジャーが来て、その方針に従ってプロパー社員は働くことになります。

このあたりが企業の売買と、そこで働く個人の人生の関係で難しいところです。

当社は当社の経営理念と方針で収益を上げて成長し、社会の役に立ち、社員がハッピーになれる会社になるのが理想で、是非そうしたいと考えています。

そのためにも、今期は必ず計画を達成して、健全な決算に戻さなければなりません。

インフラ整備も徐々に進み、皆さんの技術力も少しずつ上がり、新しい独自のサービスもできてきました。全員がベストを尽くせば業績は必ず良くなります。

当社が自分たちが主体的に働ける会社であり続けるためにも、業績改善に向けて力を合わせて頑張って行きましょう!

2014年8月12日 (火)

次女

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私には高校1年生の娘がいますが、もう1人娘の様な愛犬がおります。

名前はゆずという2歳のチワワで、リビングにはいつもゆずがいて、朝起きても夜中に帰ってもゆずがいて、ゆずに挨拶して可愛がるのが家族の習慣になっています。

息子の高校合格のお祝いで買った始めての飼い犬なのですが、この2年間ですっかり家族になじみ、家族の1員になりました。

人生には色々なことがあり、仕事をしていればストレスや悩みの連続です。

でも愛犬と散歩をしたり遊んだりするだけでも、少しはストレスが緩和されていくようです。

人間は昔から犬と良い関係を続けてきたのには、それなりの理由があるのかもしれませんね。

つまらない話題で失礼しました・・・

さて、私は今日から4日間の夏休みをいただいて自宅でこれを書いています。

いつもは色々と対応すべきことがあって3日の休みを取るのがやっとでしたが、今年は皆さんのお陰様で少し長めの休みが取れました。

ゆっくりと読みたかった本を読みながら、今期の経営計画を達成するためにはあと何が必要なのか、今後の当社の経営をどうするのが良いか、じっくり考えたいと思います。

お休みの間に何かあれば、岡島さん、鎌田さんに相談してください。

また、緊急であれば、以下まで連絡してもらって結構です。

携帯 070-6611-5405 、自宅 048-881-4614

それでは、長く不在にしてすみませんが、よろしくお願いします。

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2014年8月11日 (月)

外注費と利益の関係

1Q決算説明会で、外注費が大幅(275%)に増えたため売上 が増加したものの収益の改善ができなかった。との説明をし て、できるだけ外注費の削減を図って欲しいと伝えました。

この点について、外注のあった案件と、外注のなかった案件で実際に 採算が異なるのかという質問が遠藤さんからありましたので、矢澤さんにお願いし て1Qの売上案件で検証をしてもらいました。

業務タイプ別の粗利率は以下の通りです。                

  外注なし案件 ・・・・・  45%

  外注発生案件・・・・・  33%

 

    GMO利用・・・・・  31%

    定性調査 ・・・・・  19%

    テキストV ・・・・・ 28%

外注なしの案件では平均で45%の粗利率が出ていますが、何らかの外注があった案件では33%で、利益率が12%下がっています。

GMOパネルの利用案件は31%の粗利率で、外注なしの案件より14%ほど利益率が下がり、今期の計画粗利の42%よりも11%下回る数字になりました。

GMOリサーチさんとは2年前から交渉を行って、昨年度2Qからシステムも完成して弊社のアンケートシステムで回収ができるようになりました。

これ自体はリサーチインフラの改善であり、これまでできなかった案件にも対応できるようになることで、失注を減らし、受注と売上を拡大する業務改善だと考えています。

また、外注パネルを使うことで大型案件が取れれば、これは粗利率が下がっても大きな「粗利額」が確保できるので、この様な大型案件は、是非、積極的に取ってほしいと思います。

採算にマイナスなのは、少額の案件で値引きもして、外注パネルも活用するようなケースです。この様な案件は売上も粗利も積み上がらず業務だけが詰まってしまうので、受注の際に注意が必要です。

このあたりは私の方でも見積もり段階でよく採算を見て、個別に判断していきたいと思います。

ただ、一般的に外注を使うとその分の利益が減り、決算に大きく響いてしまうものです。外注は必要最低限で活用し、相見積なども行って、できるだけ仕入れを安くする様に対応してください。

売る方は大幅な値引きしているのに、仕入れは言い値で買う、では商売になりません。

外注を少しでも安く仕入れて外注費を減らす工夫もお願いします。

2014年8月 8日 (金)

クレーム対応

朝会でも紹介したことですが、ミス対応やクレーム対応の基本は以下の4点だと思います。

1)迅速に誠意をもって対応する。

2)電話やメールで済ませずに、直接訪問して報告とお詫びと対応策の協議を行う。

3)言い訳は決してしないこと。最後まで頭を下げてお詫びをすること。

4)上司にもすぐに相談して、組織的に対応すること。上司も連れてお詫びに伺うこと。

もう10年近く前になりますが、当社の大得意のお客様のGIのお仕事で、当社が作業ミスを行いました。

ちゃんと確認すればなかったケアレスミスでした。

その時に、そのお客様からも7、8人お越しになっていたのですが、その時の担当リサーチャーが、ミスのお詫びをしないで、「XXXですけれども問題ないです・・・・」という様な言い訳ばかりしてしまったようです。

すると先方の部長が激怒して「ふざけるな。こちらを素人だと思っているのか!」となってしまった様でした。

驚いた担当者から夜中に私の自宅に電話があり、「こちらのミスで先方の部長が激怒しているのでどうしたらよいでしょうか?」ということでしたので、事情は分からないけど朝一で私がお詫びに行く、となって営業のU君と2人で朝の9時にお客様のオフィスを訪ねました。

でもその部長さんは明らかにまだ怒っていて「何しに来たんだよ」と言って会議室にも通してくれません。「弊社のミスで大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」と申し上げると、「ああ、本当に申し訳ないことをしたよ。この落とし前をどう付けてくれるんだ。そもそもミスをしておきながら、詫びもせずにこれで大丈夫とは、いったい君のところはどんな社員教育をしているのか!」とマジで怒鳴られました。

でも話を聞いていると完全にこちらの作業ミスと、対応ミスです。お客様がお怒りになるのも当然で、何も言えることはなく謝るしかありません。土下座して謝れと言えば土下座してでも許しをお願いする気持ちでおりました。

そして、「当社でできることは何でもしますので、どうぞ仰って下さい。」と言って出してもらった条件が、契約金額は全額なしにして、出席していた7、8人に1人、1人に社長がお詫びに行ってちゃんと非礼を謝ってこい。ということでしたのでその通りにさせていただき、最後にまたその部長のところに再び行って報告をしてやっと許してもらいました。

お蔭で今でも大きなお取引をいただいていますが、あの時にすぐに謝りに行かなければ、当社は出入り禁止になっていたかもしれません。

そんな経験もいくつかしているため、作業ミスの対応、クレーム対応の重要性を痛いほど感じています。

ビジネスをやっている人であれば必ずこの様な痛い経験はしているはずです。ですので、作業ミスの対応、クレーム対応についてはすごく重要なことという認識をもって、組織的に対応してもらいたいと思います。

お客様の信用を作りお取引をいただきのは本当に大変です。

でも、信用をなくしてお取引停止になるのは本当に簡単なこと、小さなことが原因になります。

そんなビジネスの怖さも考えて、緊張感を持って仕事にあたってください!

2014年8月 7日 (木)

作業ミスの初期対応

ある案件で作業ミスがあり、担当リサーチャーと営業の方と一緒にお詫びと清算の打ち合わせに行きました。

経過報告と今後の改善対応について文書で説明をして、結果としてはご迷惑をかけたペナルティとして「50万円の値引き」という形での清算で落ち着いたのですが、1番怖いのがこの様な作業ミスで信頼をなくし、次回の引き合いをいただけなくなることです。

お客様にお詫びと説明に対して一応の理解は示していただきましたが、今後の影響はまだ分かりません。

作業ミスは怖いことで、できるだけそれを減らすように組織的な取組をすることが重要です。

それでも人間ですから、100%ミスを犯さないという保証はありません。ある面でミスはどれだけ防いでも起きてしまうことなのだと思います。

でもその時に大切なのは、ミスが起きた時の初動の対応です。

まずはすぐに連絡し、すぐにその当日でも翌日の朝一にでもお客様を訪問し、まずはミスを起こしてしまったことを誠意をもってお詫びし、ミスの内容を正確に伝え、対処方法についてお客様と相談することです。

これを迅速に、誠意をもってやるかどうかでその後の影響は大きく異なってしまいます。

今回の場合は、作業ミスを電話で伝え、電話とメールで対処方法のやり取りをして、面談したのは3週間後で、その時にお客様は作業ミスの内容を間違って理解し、より大きなミスだったと勘違いしておられました。

これでは、マイナスの影響が大きくなり、お客様の不満も拡大してしまします。

ミスはミスで、起きてしまったらすぐに面会して対処することです。そして、お詫びをするなら、私でも良いので上の人間を連れて菓子折りでももってすぐにお客様にお詫びに行くことです。そして、言い訳をしないで誠意をもってお詫びをすることです。

これはビジネスでとても大切な基本動作ですので、全員がりっかり理解して、組織的に対応してください。

2014年8月 6日 (水)

1.5倍の労働生産性

従業員1人当たりの売上を少なくとも今の1.5倍に引き上げる努力をしなくてはいけない。

それが、リサーチ会社全体の水準なので、苦しくても目線を上げて取組む必要がある。

そんな気づきを昨日紹介しました。

「そんな1.5倍なんて無理じゃないですか?」という意見もあると思いますが、他社にできてうちにできないことなんてないはずです。

月に90時間もの残業を強いる経営には共感できないので、マクロミル並みの2.3倍とは言いません。でもインテージだって通常勤務で1.7倍もやっていますし、今の1.5倍であればできない数字ではないでしょう。

そのためには、パネルとシステムのリサーチインフラを改善すること。これらのインフラの改善で1~2割の生産性を上げることが1つです。

それからもう1つは、無駄な時間の削減で生産稼働率を引上げるということです。

1Qは平均すると月20百万円しか売上げていません。生産稼働率も50%台に落ち込んでいました。

でも毎年、下期の多忙な時期には40~50百万円の案件をやっています。この1Qの2~2.5倍の生産性です。それを55%から70%の稼働率向上で実行できています。

自分達の仕事は人間が考えて行なうものなので、時間に余裕があればゆっくり行い、仕事が増えて忙しくなると、知恵と工夫で生産性はぐんと良くなるものです。ですので、継続的に案件を取り込むことで無駄な空時間の削減を図れば、生産性を2~3割上げることはできると思います。

あとは現在進めているMyELサービスや、テキストボイスASP等の固定収益ビジネスを推進し、売上の2~3割を積み上げることです。

インフラ整備で1~2割、稼働率向上で2~3割、新しい固定収益ビジネスで2~3割、これらを合わせると5割くらいの生産性向上は図れると考えます。

目標は1人あたり1,500万円の売上です。これを実現すれば会社はぐんと良くなります。

そんな姿を目指し、目線を上げて、会社の生産性の向上に取組んで行きましょう!

2014年8月 5日 (火)

目線を上げて仕事に取組もう

7月28日に行った2Q戦略会議で、7月にJMRAの「第38回経営業務実態調査」(先日回覧しました)が出たので、マネジャーが市場の実態を正しく把握することも大切だと思い、主な指標を全員で確認しました。

そして、「この資料によると従業員1人当たりの売上は24.6百万円にもなっている。当社の従業員1人あたりの売上は業界平均の半分以下なのに驚いている。当社は売上に対して従業員数が多すぎるのではないか?」という指摘が岡島さんからありました。

そして、以下のような意見が出されました。

・既存調査は郵送費や調査員の経費などが嵩むため、一概に比較はできないが参考にするべき指標だと思う。

・インターネット調査が中心のマクロミルなどと比べても1人あたりの売上はかなり少ないはずだ。

・他社(GMORやマクロミルなど)とはビジネスモデルが異なるのでこれも単純な比較はできない。

・今後は人員構成は良く考えて進めるべきで、配置転換なども検討していく必要がある。

私はこの実態調査の資料は毎年目を通しています。そして、調査会社の従業員1人当たりの売上が2千万円を超えていることも認識していました。

しかし、それは従来型調査会社が郵送費や、印刷費、調査員などを沢山使っているからだとばかり思い込んでいましたが、アドホック調査の半分がインターネット調査ですので、これは従来型調査会社のものだ、というのは偏った考えだったのかもしれません。

そして、他社の従業員1人あたりの売上を計算してみたら、マクロミルは2,300万円/人もあり、インテージでも1,700万円/人でした。マクロミルはQPR等もあり、月に90時間もの残業もやってこの数字を作っています。

当社は40人の従業員で400百万円の売上、1人あたり1,000万円の売上が今期の計画です。そして、1Qは計画が未達で、生産稼働率も50%台まで下がっています。

この数字を比較する限りでは、経営計画の目線が低く、人が多過ぎると言われても仕方がありません。

当社はもっと労働生産性を引き上げて、1人当たりの売上を少なくとも今の1.5倍に引き上げる努力を、苦しくてもやらなくては行けないのだと思います。

皆さんも会社の生産性を上げること、生産稼働率を引き上げること、1人当たりの売上を上げることの重要さを認識しておいてください。そして、生産性の向上に協力してください。

これはリサーチ業界全体がやっていることなので、自分達も厳しい気持ちで取組んで行かなければなりません!

2014年8月 4日 (月)

テキストボイスASP

先日、組織活性化研究所の高根先生と、E&D社の木村社長、エンジニアの高柳さん、斉藤さんの4人にご来社いただき、当社のテキストボイスPJのメンバー、高井、森、栗田、鮎沢、田邊も入った9人で、「テキストボイスASP開発」のキックオフミーティングを行ないました。

テキストボイスはもう2年以上前から取組みを行い、去年は独占販売権の契約をいただいてサービスの販売を開始し、今年はさらに踏み込んだ「技術提携契約」をいただいて、技術やノウハウの開示とシステム開発の協力をいただくことになりました。

今までこの技術は高根先生個人の技術で、先生のコンサルのために使う仕組みでしたが、このプログラムを一般の人でも使えるシステムにして、新しい解析サービスとして世の中に普及させることへの挑戦です。

この技術をシステム化するためには、テキストボイスのシステム購入費、システム開発費、ASPの開発運用費、社内の人件費などで、約3,000万円ほどの事業投資が必要になると思われます。

3,000万円の投資資金を作るには、約5,000万円の経常利益が必要です。この金額は現在の経営計画の2年分の利益にあたります。

これだけの事業収益が必要な資金を、赤字に陥っているこの時期に、未知なる事業の可能性に投じるということですから、当社としてはかなり大きな投資になります。

しかし、ネットリサーチも成熟期に入り市場環境も厳しくなっています。

当社が今後も継続して成長し、収益を確保して世の中に役立ち続けるためには、リサーチインフラと皆さんの技術力を強化してリサーチの競争力を強化するだけでなく、新しい収益源を作っていかなくてはなりません。

その1つの有力な武器が「テキストボイス」だと信じて、事業投資をすることに決めました。

このテキストボイスASPの事業を必ず成功させて、新しいマイボイスコムのビジネスモデルを作り、当社を発展させることで、関係者がハッピーになれるようにして行きたいと思います。

順調に進めば12月ごろにはASPサービスの販売が開始できます。

敵は先行している野村総合研究所の「TrueTeller」や、プラスアルファコンサルティングの「見える化エンジン」です。

機能やアウトプットでは勝てるところも沢山あるので、戦いの準備を始めましょう!!