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2008年12月

2008年12月29日 (月)

2008年

今日で2008年の営業日が終わります。皆さん、1年間ご苦労様でした。

今期の決算まではあと3ヶ月ありますが、年末も一つの区切りであり節目の時です。お正月にゆっくり休んで、この1年の仕事やプライベートの生活を振り返り、新しい年の希望や抱負をじっくり考えることは大切なことだと思います。

世の中不況で苦しんでいる経営者は沢山いますが、私にとっても今年は厳しい年になりました。会社を経営する立場にいると、会社の関係者全員が無事元気で、組織がイキイキと成長していて、業績も計画通り拡大しているというのが理想です。

その様な状態でないと、何をすべきか、どうやれば良いか、ああだこうだと、家に帰っても、寝ていても、休日でも、ずっと会社の事を考え続けなくてはなりません。どうやらそれが社長という仕事の職責であり、宿命のようです。

2008年は山口さんがお店で倒れた事から始まりました。そして、春の営業組織の混乱や競争拡大による業績低迷で、設立10年目にして初めて半期の赤字を経験しました。これまでの様な成長して当たり前の時代は終わり、私達の事業環境は大きく曲がり角に差し掛かったようにも感じています。

でも順調でなかったからこそ、色々な施策やインフラ整備に取組めた年でもありました。

ビジネスページや会社案内、サービスメニューの改良、イーズの新バージョンや自動集計ツールの開発、目利きや死神の研究、幾つかの会社との協業や定期データベースの検討や、官公庁案件の開拓にも取組みました。

お陰で下期からは営業もずいぶん良い形で動けるようになりました。またSGとRGが協力し合て提案営業をする形態も定着しつつあります。これもとても良いことだと思っています。

そして、これらの効果が現れて11月頃からやっと業績も上向いて来ました。長い目で見ると、インフラ整備が進んだ良い年だったのかもしれません。

私達の「生活者の意見を企業や社会に正しく分析してお伝えする」というミッションは今後益々重要になることは間違いありません。

そして、お客様に喜ばれ社会的にも価値のあるサービスを提供するため、お客様のご要望に誠実に対応して、一生懸命に働き、前向きに明るく積極的にやっていけば、会社は必ず良くなると考えています。

来年も当面は不況が続くでしょう。でも当社は内部で改善できるところがまだまだ沢山あります。まずは足元の業務の「カイゼン」をしっかりやって、4Qの業績を向上させるとともに、2009年度を良くするための取り組みを続けたいと思います。

来年も明るく前向きに頑張りましょう!

それでは皆さん、良い新年をお迎え下さい。

2008年12月26日 (金)

11月モニター

11月のモニターの加入状況をお知らせします。

  登録者   約8,500人

  退会者   約5,000人(期限切れ退会含む)

  純増数   約3,500人

純増5,000人を目標に活動してきましたが届きませんでした。

アフリエイト広告等をかなり増やしたため、登録数はこれまでの約3,000人から大幅に増えています。ただ、退会者もこれまでの3,000人から5,000人に増えたため純増の伸びが足りませんでした。

退会者が増えたのはモニター数に対して案件数が少ないことが影響しています。

あまりアンケートの依頼が少ないと不活性化してしまい、未ログインが続いて期限切れ退会になるという流れです。早くもっと案件を増やして退会者を減らさなければなりません。

ただ、明るい結果もありました。10代の登録が増えていて、11月の純増の中で10代が約650人と全体の26%も占めていました。

こちらは10代に限定したアフリエイトやアドワードの広告を増やしたり、10代向けの登録ページや懸賞にした効果が出てきたようです。

10代が提案や生産のボトルネックになること多かったので、対応策が効いてきたのは喜ばしいことです。

引き続きモニター増強を進めますので、ご協力をお願いします!

内閣府案件

内閣府の案件で「政府広報に関する調査」を受注しました。金額は620万円ほどと比較的大きくて、年度末納品のお仕事になります。

官公庁案件の開拓は7月からの取り組みですが、これで4件目の受注になります。最近は10連敗くらい負けが続いていて、内門さんも自信をなくしかけていましたが、これで元気を取り戻しそうです。

連敗した案件はどの調査会社でもできる郵送調査や、どこのネット調査会社でもできる回収のお仕事でした。こいう案件では本当に信じられないような金額で応札する会社があります。製造原価を大幅に下回る受注金額にいつもため息をついていました。

今回の案件は、調査票作成からレポート作成まで担当するものですし、調査手法も1)インターネット調査、2)郵送調査、3)グループインタビュー、の3手法を組み合わせて行う総合的な調査です。

こういう案件になると、「調査票作成やレポート作成は苦手だなあ」とか、「ネットはできるけど郵送やGIには対応できないな」という企業が落ちていきますが、当社は業務範囲的にも、調査手法的にも十分に対応出来ます。

仕様書は10社以上の調査会社が取りに来たみたいですが、実際に応札したのは3社だけでした。こんな感じの調査であれば当社の優位性が十分発揮できそうなので、これからも積極的にトライしてみます。

本件を担当する金森さん、恒吉さん、鮎澤さん、よろしくお願いします。郵送調査などで分からないことがあれば私や服部さんに何でも聞いて下さい。

2008年12月25日 (木)

汐留

081224_1751001 汐留めにある電通さんに年末の挨拶に伺いました。

電通さんは新橋東口の汐留めにありますが、このあたりは年末のイルミネーションがとても綺麗でした。

イルミネーションは綺麗なのですが、やはりこの不況の影響で広告の出稿量はかなり減っているようで、今期、来期は厳しそうだという話を聞きました。

年末の挨拶で色々な業種のお客様と話をしましたが、これから1年位はかなり厳しい市場環境が続くとみた方が良さそうですね。

新年になって早く景気の流れが変わるといいのですが・・・

2008年12月24日 (水)

ツリー

081212_1301001 今日はクリスマスイブですね。

皆さんはどんな予定がありますか。年末で業務が忙しくてクリスマスどこではないという方が多いかもしれませんが、正月休みまでもう少しですから頑張って下さい。

ところで会社の入り口にこんな素敵なもみの木のツリーが飾ってあること気付いたでしょうか。

これは鍛治さんの作品です。

鍛治さんは数年前からフラワーアレンジメントを習っていて、こちらのツリーを作ってくれました。

12月は業務も忙しくてイライラしがちですが、こんなツリーがあるだけでちょっと心がほっとしますよね。

鍛治さん素敵なデコレーションありがとうございました。

またよろしく・・

2008年12月23日 (火)

ポイント基準

週末に当社から来た「生活に関するアンケート」に答えました。

14問で謝礼が「10ポイント」という依頼メールを見て、ちょっと気になったので確認まで答えてみることにしました。答えてみると確かに設問数は14問あり、謝礼は10ポイントでした。こちらの条件で8万件の回収をしています。

これは大規模な予備調査ですが、当社の予備調査と謝礼ポイントの基準と異なります。

予備調査は8問までで設計し、その場合の謝礼は「10ポイント」が当社の基準です。14問は予備調査の範疇ではなく、個別調査になるので謝礼は「30ポイント」です。

案件によってはお客様に価格条件を出さなくてはなりません。でも当社にはお仕事をいただける「お客様」と、答えていただける「お客様(モニター)の2つのお客様がいて、この2番目のお客様(モニター)を大切にしないと当社の事業は成り立ちません。

今期は案件が減って十分なポイントが配布できていません。そのため、未ログインが1年以上で退会になるモニターが急増し、退会数は月に5千人を超えるようになりました。昨年は約3千人でしたので大幅な増加です。

今回の様な低い条件で調査をお願いすると、「こんなに答えても10ポイントなの。これじゃ見合わないしポイント交換できないな」という不満や失望が広がり、未回答者が増える原因になりますので注意が必要です。

予備調査の基準(8問までで10ポイント)と、謝礼ポイントの基準(設問数×3ポイント)は全員が認識して守って下さい。

こちらは昨日の朝会とマネジャー会、営業会議でも説明をして、要点をまとめた文章を回覧し、イントラにも掲示しました。重要なことなので必ず再度確認して下さい!

「モニターを大切にする」ことは当社の基本ポリシーです。当社のサービス品質を保つためにも社内基準の遵守をお願いします。

2008年12月22日 (月)

湯島天神

081116_1043001_3 081116_1046001 長男が高校受験だというので、1人で湯島天神にお参りに行きました。湯島天神の近くは何度も通っていましたが、参拝は初めてです。

湯島天神はあまり大きくはありませんが威厳のある神社でした。そして、この絵馬の多さを見てもう受験の時期なのだなと思いました。神社には絵馬をかける場所が沢山ありますが、すべてこんな風に山のようになっていました。

いくつかの絵馬を見たら、みんな「XX大学絶対合格!」、「XX高校に受かりますように!」という真剣なメッセージが書いてあります。ここには沢山の若者の思いや願望、希望が濃縮されている場所なんだなと改めて実感しました。

受験かあ。もう自分の時はどうだったかは忘れましたが、地元の神社で真剣にお参りしたのを思い出しました。

何か人生の大事に望む時、神様の御加護をお願いする気持ちは今も昔も変わらないようです。

2008年12月20日 (土)

忘年会

081218_2130001昨日は会社の忘年会でした。

先月の後半頃から急に案件が増えてきたため、RGの皆さんが半分位しか参加できなくなったのは残念でしたが、参加者は楽しく盛り上がることができました。

準備を進めててくれた内門幹事長、石田さん、田中りさん、外山さんご苦労様でした。

081218_2221001_2忘年会も終わり、2008年ももう残りわずかになりました。

今年もあと数日ですが頑張って行きましょう!

2008年12月19日 (金)

委員会

昨日「委員会」でお世話になった先生と10年ぶりにお会いしたことを紹介しました。

「委員会」って皆さん経験ないでしょうからちょっと説明します。

委員会も色々ありますが、私が経験したのは学識経験者(大学の先生)や、関連団体、業界関係者が7~10人が月に1~2回くらい集まり、調査の内容を検討しながら、また関係者で協議したという中立性や、権威付けをするため進めるものです。

だいたい官庁や業界団体などの下に設置されますが、シンクタンクが裏方を務めたりすることも多いと思います。

こう書いてしまうとすごく難しそうですが、段取りさえちゃんとできれば、社内の会議とあまり変わりません。やる気になれば皆さんでも十分に出来るはずです。

私もこの電源地域景観対策調査の他に、建材産業ビジョン策定、繊維板市場予測、アスベスト排出規制、コンピュータウイルス対策、パッケージソフトウェア流通、情報サービスアウトソーシング、東京都展示会などの委員会(の裏方)を経験しました。

私はどの分野の専門家でもないし、誰もやり方を教えてくれた訳でもありませんが、見よう見真似でやったら何とかなりました。

私達は調査のプロとして参加しているので、あとは委員の方々とのコミュニケーション(仲良くなる)と、段取りをうまくやること(飲み会の幹事と同じ)さえできれば大丈夫です。やっぱり必要なのは「リサーチ力段取り力コミュニケーション力」ですね。

これからこういう委員会運営も含んだ案件にもオファーしてみます。もし取れたら「やったことないから出来ない」ではなく、ちょっとだけ背伸びをしてやってみて下さい

大変でも逃げないで、挑戦する気持ちがあれば大体の仕事は何とかなるものです。

2008年12月18日 (木)

東大教授

上野駅で夜の11時頃に電車を待っていたらどこかでお会いしたような方が通りかかりました。よく見ると昔、委員会でお世話になっていた元東大教授の菅原先生でした。

私が独立して会社を始める時も挨拶状を送ったら、「貴方のような若い人が新しいビジネスを始めることは、日本社会にとっても良いことです。私も応援していますので頑張って下さい」的なメールをいただいて、ありがたいなあと思ったのを覚えています。

現在は東大を退官されて東京理科大の教授をなさっています。防災の専門家で震災の時などによくNHKに出てこられるので、「ああ先生お元気そうだな」と思って見ていました。

もう10年もお会いしていないので覚えていないかなと思いましたが、「菅原先生お元気ですか。高井です。覚えてますか」と声をかけたら、「ああ高井君じゃないの。本当にしばらくぶりですね。元気でやっていますか。」と仰っていただきました。

私がまだ30代前半で、通産省関連の「電源地域景観対策調査」という案件を日本建材産業協会の委託で3年間やっていました。その時の調査委員会の委員長が菅原先生で、私が事務局の裏方で実質、調査の進行やレポート作成をやってました。

私が作成した調査の計画や、アンケートやヒアリングの結果や、レポートと提案内容を委員会で審議しながら調査を進めるというものです。

菅原先生とは電車が同じだったのでしばらく昔話をしながら帰宅しました。一緒に敦賀市の原発を見に行ったのが懐かしい思い出です。

建築と防災の専門ですから当社の仕事で接点があるかどうか分かりませんが、今度研究室に遊びに行ってみようと思います。こういう先生と知り合いになれたのも色々な調査案件に取組んだからだと思います。

委員会の運営には、「リサーチ力+段取り力+コミュニケーション力」が必要です。でもこういう運営力を身に付けることで、1段上のリサーチに取組めるようになりますので、是非、皆にも色々な仕事にトライヤルしてもらいたいですね。

2008年12月17日 (水)

経済産業省

朝会でも紹介しましたが、経済産業省の「現代のスポーツ健康産業の新たな課題とその対応策に関する調査」の企画コンペに参加しました。

金額も1つの評価項目ですが提案内容を10人位の関係者で採点して、最も高い点数の会社に発注する「企画コンペ」です。

私自身はCRC総研で沢山経験しましたが、当社になってからは官公庁の企画コンペの参加は初めてです。

今回の調査手法は、1)文献調査、2)委員会運営、3)インターネット調査、4)ヒアリング調査、5)現地アンケート調査、の5つの手法を組み合わせて4ヶ月ほどで実施するものです。費用も800万円くらいと大きいですが、インターネット調査だけと比べると手離れは大変悪いです。

「今回は取れなくてもいいから、練習だと思って企画書作ってみてよ。」と、私が10年以上も前に書いた企画書をいつくか渡して野尻さんと内門さんに作ってもらいました。

正直、できとしては50点くらいの内容でしたので、「まあ取れる確率は10%くらいだな」と話していました。

でも結果を空けてみたら「技術評価点」は4社の参加企業中 2位の得点でした。

最初の練習としてはなかなかの成績です。善戦だと思います!

経済産業省のややこしい調査研究でも、インターネット調査が主な調査手法であれば結構良い戦いができそうです。あとは当社に会ったテーマを見つけて提案を続ければ取るほうは何とかなるという感触を持ちました。

野尻さんと内門さん、チャレンジご苦労さんでした。

2008年12月16日 (火)

不況対応

昨日の朝会でも紹介しましたが、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(ITV)の安達社長と情報交換をしました。ITVさんは当社の株主で色々と経営的なアドバイスをいただいています。

安達社長によると今年に入って事業環境が急速に悪化し、ITVさんが出資しているベンチャー会社のほとんどが業績悪化に苦しんでいるそうです。当社も今年度は厳しい状況ですが、何社かはリストラをせざるを得ないほど悪くなっているという話も伺いました。

米国ではビックスリーの経営破たんが危惧されるほど不況が深刻化しています。そんな中で米国の著名なベンチャーキャピタリストが、ベンチャーの経営者に対して以下の3つを心がけるように提示したそうです。

1)今後2~3年の増資は出来ると思ってはならない。

2)1年間売上ゼロでも成り立つ財務を確保しておく。

3)小さな経費も削減してキャッシュセーブに徹した経営を行う。

当社は増資の計画はありませんし、これまで堅実にやってきたお陰で、今のところ2)の財務状況は確保できています。(※現在の当社の固定費は22百万円/月、損益分岐点は32百万円/月です。)

3)の無駄な経費もあまりないと思いますが、これは常に全員が意識して取組む必要があります。無駄な作業は削減する。業務時間の生産効率をできるだけ上げて残業を減らす。無駄なコピーはしない。できるだけカラー印刷はせず白黒印刷にする。等も大切です。この点は皆さんの協力をお願いします。

不況は心理的要因も大きいので半年先には状況が変わっているかもしれません。でも今回は不況が長引く可能性が高いので、当面は我慢の経営を続ける覚悟で頑張るしかありません。

でも私は今の状況をあまり悲観的には見ていません。不況の時や業績が悪くなった時に冷静に改善対応をして、次の成長に備えるのは会社として当たり前のことですし、当社にとっても私にとっても良い経験だと感じています。

「SONY」や「TOYOTA」だって不況や円高に耐えて頑張っています。うちも前を向いて頑張りましょう!

2008年12月15日 (月)

池と鴨

081130_1518002 母親が1人暮らしをしているので、ここ数年は月に1回は宇都宮の実家で週末を過ごしています。

田舎といっても浦和の自宅から1時間ちょっとで着く、中途半端な距離にある田舎です。

宇都宮で週末を過ごしていると、田舎の方が豊かな暮らしをしているなと思うことがよくあります。住宅事情もそうですが、レジャー施設や自然との触れ合いという面では、だんぜん田舎の方が恵まれています。

ここは実家から車で20分ほどの場所にある公園です。大きな池があって鴨などの渡り鳥が沢山いる静かな場所です。周りの林は紅葉で色づき、沢山の野鳥や、時々はリスも見ることができます。

実家にいても暇なので、よくこの場所に行って鴨にポップコーンをあげながらコーヒーを飲んでいます。日光や那須も1時間半ほどで行けるのですがが、ここは近くて人も少なくて、そこそこ自然を楽しめるのが気に入っています。

以前、シカゴに1人で1週間ほど出張したことがあります。シカゴは大都市ですが街に大きな湖や自然豊かな公園もあり、それでいて大きなビジネス街もあって、職場と自然環境がバランスよく調和しているのを羨ましく感じました。

自然が身近にあるだけでずいぶんストレスも解消できますが、狭い日本ではなかなか難しいことですね。私はこんな身近な田舎の自然に接することで、ストレスのバランスを取るように心がけています。

2008年12月12日 (金)

08PJ報告会

08プロジェクトの最終報告会を実施しました。

各プロジェクトとも主体的に活動を続けることで一定の成果を上げてくれました。それぞれ具体的な提案や作業を出してくれたので、実務の改善に役立つと思います。

また、このプロジェクトのもう1つの成果は、部署を超えた横断的なメンバーが協力して作業を行ったことです。どうしてもリサーチの仕事は1人でやる業務が多く、よこよこのコミュニケーションが少なくなりがちです。

そのため普段あまり接点のないメンバーが共同で作業を行ったことも意義があったたと思います。みんな色々な意見やアイディア、能力を持っていることがお互いに理解できたのではないでしょうか。

ここから年末、年度末にかけては1番の繁忙期になりますので、08プロジェクトは一旦ここでタスクを終えることにします。ただ全てのプロジェクトは実務に直結したテーマですので、これからも継続的な改善活動に結びつけるようお願いします。

プロジェクトに自主的に参加してくれた皆さん、大変ご苦労様でした。

2008年12月11日 (木)

泣きたい話

長く仕事をしていると泣きたいような話は誰でもいくつか持っているものです。昨日ブログを書いていて「オクラホマ州の副知事」の話を思い出しましたので、私の若い時の「泣きたい話」の1つとしてご紹介します。

私がCRC総研に入った頃に「オクラホマ室」という組織がありました。伊藤忠さんがらみでできた組織で、オクラホマ州に日本企業の直接投資を誘致する仕事をやっていました。伊藤忠商事から来た越後室長という50代後半の方と秘書の2人だけの組織でした。

私が入社して2年目の時に、越後室長から「高井くん悪いけどオクラホマ州の副知事を京都まで連れて行ってくれないかな。朝、帝国ホテルに迎えに行って新幹線に乗せてくれるだけで良いよ。駅で京都府の役人に引き渡すだけで、ただ座っていればいいから。」と頼まれました。

(オクラホマ州と京都府は姉妹都市なのだそうです。)

「えっ何で僕なんですか?、仕事忙しいし、英語だってよく話せないし・・」と言いましたが、「本部長の許可は取っているし、君なら大丈夫だよ。」と言って全然聞いてくれません。

仕方がないので朝早くホテルに迎えに行ったら副知事と開発部長がロビーに降りてきました。「おはようございます。タクシーはこちらです」くらい言って車に乗せて、東京駅で新幹線の席まで案内すると、「コーヒーが飲みたいとか、日本の景気はどうかとか、富士山はいつ見えるのか」とか色々言ってきます。ただ座っていればいいなんて嘘でした。

さらに京都駅についたら京都府の副知事と公事室長などの偉い方が沢山ホームに来ていました。これで終わったと思ったら、黒塗りの車の1台に私もオクラホマの開発部長と京都府の公事室長と一緒に乗れと言います。

そして、その公事室長が「この季節は全国から修学旅行の学生が沢山きましてねえ・・」などと話します。へえそうなのと思って聞いていたら、「高井さんその様に彼に説明して下さい。」などと言います。英検2級の僕が通訳かよ、泣きたい気持ちになりました。

その後の京都ロイヤルホテルでの会食は、京都府側が「副知事、公事室長、秘書課長」の3人で、こちらがオクラホマ州の「副知事、開発部長と26歳の若造(私)」の6人で大きな個室での食事でした。幸いプロの通訳が付いたので助かりしましたが、緊張で何を食べているのかも分かりませんでした。

最悪なのはその後でした。オクラホマの副知事が私を呼びます。「何ですかぁ」と聞くと、「ある国会議員と急にアポが入ったので、午後のティセレモニーの予定をキャンセルするように伝えてよ」という話でした。ああお茶を飲むのを止めたいのね・・・

「秘書課長さん、副知事が午後のお茶会をキャンセルしてって言ってます。」と伝えたら、秘書課長の顔色が見る見る変わりました。「高井さん、お茶といっても裏千家の家元ですよ。これをキャンセルしたら私の首が飛びます。裏千家がどんなに権威があるものか貴方が責任を持って説明し、説得して下さい!」とすごい剣幕で叱られました。

「知らないよ、そんなこと。何で僕が裏千家の家元と国会議員の予定を調整しなくちゃいけないんだよ」マジで泣きたい気持ちになりながら、副知事に必死になって頼んだのでした。人間必死になれば何か伝わるんでしょうね。私の泣きそうな顔を見て分かってくれたみたいで、副知事が電話で国会議員の予定をキャンセルしてくれたのでした。

帰りの新幹線ではもう死んだように疲れていました。でも帝国ホテルまで送って行ったら2人が「Good Job!」的なことを言ってくれたのが凄く嬉しく感じました。そして、1人で有楽町のガード下でしこたま酒を飲みました。

翌日越後室長のところに文句を言いに行くと「さっきオクラホマの副知事から電話があって、高井君がとても良くやってくれたと喜んでいたよ。」と先に言われてしまい、何か、まあいいかなという気持ちになったのでした。

もう20年も前のことですが今でもその時の緊張感は忘れていません。これもシンクタンクのリサーチャーの仕事ですからね。今は楽しい思い出ですが無茶苦茶でしょう。

それは僕の仕事ではない、リサーチャーの仕事でないと言い続ければやらなくて済んだ苦労だったかもしれません。でも今は楽しい思い出になっていますし、多少は自分の成長に繋がったかなと思えたりします。

こういう泣きたくなる仕事が入ると刺激になってしばらくは退屈しなくなります。私もこの手の持ちネタは30件くらいありますので適宜紹介します。

皆はこんな嗚咽するほど緊張する仕事も、やってみたいですか?

2008年12月10日 (水)

商い

ビジネスの「商い(あきない)」は、「飽きないで続ける」ことから来ていることは皆さんご存知ですよね。

そうは言っても仕事って「飽きる」ものです。私もこの道に入ってしばらくは何度も飽きてしまって、「もっと刺激のある、もっと自分が伸ばせる分野でやってみたいな」と思ったことがあります。私はB型でとっても飽きっぽい性格なのでなおさらです。

でも25年近くもこの世界でやってこれたのは、ちょっと飽きを感じた時に、初めてで、難しくて、精神的にも厳しい仕事が入って、それが刺激になったように思います。

「レジャーランド調査」で入社2年目に1人で米国出張に行かされたり、香港の空港でキャッチセールスの様なヒアリング調査をしたり、急に「ミャンマー開発計画」の国連調査のメンバーに入れられたり、オクラホマ州の副知事を1人で京都に連れて行ったり・・・

東京と大阪の工務店を300件も訪問する過酷な調査をやったり、ナンバーズの販売戦略調査で3千件訪問面接調査の指揮を取ったり、「建材産業ビジョン」を作るため40社もの委員会の取り仕切りをやったり・・・

今から考えると涙が出るくらい厳しくて、嗚咽するくらい緊張するような案件が突然、天災のようにやって来たんですね。それを何とかしなくてはとチャレンジしていたら、飽きた気持ちや停滞していた思いが消えて、また1年くらいは走れたように思います。

何が言いたいかというと、当社ももう少し業務の対応範囲を広げた方が良いのかなということを考えたりしています。

インターネット調査はとても効率的で便利なので、ほとんど東京の事務所で済んでしまいます。でもこの手法だけだと人によっては何年かすると仕事が単調になって、成長感や達成感が少なくなってしまうようです。

リサーチって本来は定型化されたものではなく、こんなリクエストならどんな手法でこうやろうとか、色々と手探りで考え、走りながら調整していく仕事です。

そのため雲を掴むような不安をかかえながら、「分からないけど米国に行ってみるか!」、「どうやれば良いか分からないけど工務店を300件くらい回って聞いてみるか!」みたいな乱暴なこともやりながら、何とかお客様のご要望にお応えするものだったりします。

もちろんインターネット調査は会社の中心ですが、「初めてのことで分からないけど、何とか工夫しながらやってみる!」という分野も取り入れた方が、皆がもっと遣り甲斐を持って働けるのかもしれないなと思うんです。

貴方は「定型化、効率化を進める⇒ 安定しているが達成感が少なくなりがちな仕事」と、「非定型化で初めての事でも積極的にやってみる⇒ 常に不安と緊張が伴うが達成感はあって飽きのこない仕事」のどちらを望みますか。

どちらも嫌という選択はありません。

マクロミルは「定型化、自動化、効率化を進めて、より収益率を高める」という方向に進んで行くでしょう。上場していると「非定型化で未経験分野の多い不確実な業務」を目指すことはできません。

でも当社であれば将来の良い展望さえ見込めれば、不確実なサービスの方を選択することもできます。

どちらも仕事ですから厳しくて大変なのは一緒です!、皆さんはどちらの方向性にマイボイスが進んでほしいですか?

2008年12月 9日 (火)

公募研究

今年のJMRAのアニュアル・カンファレンスのテーマは「Catch the Wave」でした。

会長の田下さん(インテージ社長)の挨拶は、「世界的な金融不況で、この先不透明な時代だからこそ、リサーチ業界の活躍の場がある。リサーチ業務の社会的な役割をしっかり果たすとともに、その仕事に誇りを持って取組んで下さい」というような内容でした。

こんな時こそ「CHANGEのGをCに替えて、CHANCEにしましょう」とうまいことを言っておられました。

このカンファレンスでは一般公募の研究発表が5つありました。数十件の応募があってそこから選ばれた5件なのだそうです。発表テーマは下記の通りでした。

○BtoBコミュニケーションのポイント 日経BPコンサルティング

○中国インターネットリサーチの現状 インテージ

○世代分析から見た「食」生活環境の展望 R&D

○写真日記式モバイルリサーチ 電通リサーチ

○環境コミュニケーション分類 ノルド社会環境研究所

それぞれ30分のプレゼンでしたが、私の評価は「おもしろい」が2件、「普通」が2件、「?」が1件でした。私がおもしろいと思ったのはインテージさんと電通リサーチさんの発表でした。

そして、参加者で投票をした結果は、優勝が電通リサーチさんの発表で、2位がインテージさんでした。やっぱり業界関係者の見方は似ているようです。

電通リサーチさんの発表はとても良かったですが、中身的にはそんなに凄い検証をやったわけでもなく、凄い調査結果が得られた訳でもありません。モバイルリサーチの仕組みは外注ですし、当社でもすぐにできる内容です。FACT FINDの面ではインテージさんの方が上だったように思います。

では何が良かったというとそれは「プレゼン力」なんですね。ここに集まった人達が何を求めているかをよく理解した上で、何をどう見せるかの工夫がとてもうまかったです。

夕刻のパーティで電通リサーチの面識のある部長とお会いしたので、「彼女のプレゼン良かったですね。」と話したら、「彼女は優秀でね。でも彼女はまだ入社2年目の26歳ですよ。2年目なのによく頑張ったよね。」とのことでした。

2年目のリサーチャーが自主的に一般公募に応募して、自分で工夫をしながら資料を作り、500人の前で堂々とプレゼンをするのですから大したものです。

当社の若い皆さんもこういう企画に挑戦してみては如何でしょうか。当社には沢山のデータはありますし、もし当社のPRに寄与する内容であればモニター謝礼の実費位は会社で負担してもいいですよ。

われこそという方は、いつでもご相談下さい。

2008年12月 8日 (月)

JMRA

081126_1516001_3日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の「2008年度 アニュアル・カンファレンス」に野尻さんと出席してきました。

朝の10時から18時までが研究発表や特別公演で、18時から20時までが懇親パーティという内容の長丁場でした。

リサーチ業界は非常に小さな業界ですが、500名以上もリサーチャーやリサーチ関係者があつまると、そうはいっても色々な会社があり、沢山の人がこの産業に携わっているんだなあと実感します。

私の目的は新しい情報がないかなというのが3割で、7割は懇親会で知人やお客様との交流を図ったり、新しくお客様になりそうな人と知り合うきっかけを作ることです。

そんな下心ありありでパーティに出ているのですが、ここにクロスマーケティング、ネットマイル、マーシュ、ゲインの若い営業が何人も来ていて、「ちょっとお名刺いいですかあ」と売り込みをやっているのが目に付きました。

私も彼らにかなり営業アタックされて、「私は同業で社長も含めてよく知ってますから。」と言いながらも押され気味になってしまいました。

こういうパーティで営業しているのはみんなネットリサーチ会社です。従来型調査会社の方は「ネットリサーチ会社は凄いよなあ」という顔をしています。このあたりも文化の違いが良く現れていますね。

資料は参考までに回覧しますので見てみてください。

2008年12月 5日 (金)

新人紹介

先月から採用活動を進めていた企画営業の新人が決まりました。

お名前は「樋口佳代さん」という女性の方です。

樋口さんは大学院でスポーツマネジメントを専攻して、そこで「スポーツブランドのマーケティング」について勉強されたそうです。

また、大学時代は体育会のチアリーダーとして活躍されたという経歴もお持ちです。

この春に大学院を卒業されたばかりで法人営業は始めてですが、マーケティングに対する関心が強く、とても明るく前向きで、厳しいチアリーダーの世界を乗り越えた頑張り屋ですので、必ず企画営業として活躍してくれると思います。

入社は来週の12月8日(月)になりました。

朝会の後で紹介しますので、皆さんよろしくお願いします!

2008年12月 4日 (木)

14%

もう1回だけこの流れで話をさせてください。

マクロミルの売上構成に「集計・分析 14%」というものがあります。これが調査設計やレポーティングに関わる案件の売上比率です。「カスタマイズリサーチ」という表記は、自動集計のシステムをカスタマイズした「回収業務」のサービスです。

当社は調査設計やレポートに関わる案件が過半数を占めています。それが労働集約になって1人あたりの売上高を小さくしている原因にもなっています。

でも私はこの部分に関しては、「それで良い」と考えています。

調査設計や分析、レポーティング、提案が本来のリサーチワークの「コア」であり、リサーチ会社として力を付けるべき分野だと思いますし、皆さんの技術向上や遣り甲斐に結びつくと考えるからです。

問題はそれがまだ組織として十分なレベルに達していなく、高い金額で売れないところにあります。今の1.3倍、1.5倍という単価で販売するには、当社の技術力と販売力をもっともっと高めることが必要です。

構成比が14%といっても売上はマクロミルの方が大きくなります。ただ、単純化して考えるとマクロミルは86%の社員が「回収・集計」業務を担当していることになりますので、調査設計やレポーティング、提案に携わる機会は、当社の方が4倍大きいともいえます。

当社としてはできるだけ社員の皆の経験と技術力を高めて、付加価値の高いサービスを高い価格で売ることで、収益性を高め、皆の待遇も良くしていければと考えています。

それが遠回りでも当社の進むべき方向だと、マクロミルの資料を見て改めてそんな風に思いました。