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2010年7月27日 (火)

おかしなデータ

永森さんと博報堂のSさんを半年振りに訪ねました。Sさんは博報堂さんの中でも1番リサーチに詳しい方で、マーケティングリサーチの本も出しています。

今回は新しいサービスメニューとMyELの使い方の紹介と、MyELのテーマや項目の体系化についてユーザーの立場から意見をもらうのが目的でした。

MyELについては半年前にも一般的な紹介はしたのですが、今回は、1)過去回答者のサンプリングによるブランドスィッチ調査と、2)2テーマの結合データを使った隙間ニーズ調査を提案したところ、「それは面白いねえ。今度使ってみようかな。」と仰って頂けました。

博報堂さんは4年前まではずいぶんとお取引がありましたが、ここのところ他社に取られてしまって全くお取引がありません。MyELの新しい使い方などで何とかもう1度接点が作れればと思っています。

この時の打合せで少し気になることを聞きました。

「最近ネットリサーチの質が下がっていて問題になっている。それをどうすべきか社内で検討しているんだ。」ということでした。

当社はお取引がないので、他社サービスの話ですが、ある案件で回答の20%くらいがどう見てもおかしなデータが入っていてクライアントとの間で問題になったのだそうです。

「マイボイスはパネルとデータ管理どうやっているの?」と聞かれたので、一生懸命に当社のパネル管理とデータクリーニングの優位性を説明してきました。

ネットリサーチ業界全体が謝礼をどんどん下げてしまったことや、多頻度回答、短時間回答を容認してしまったこともあり、しっかりした品質のデータをお届けしようと思っても自社の取組だけでは限界があります。

でも自社で出来ることはできるだけ頑張って対応して、お客様に「どう見てもおかしなデータ」などと言われないようにしなければなりません。

そういう意味でもネットリサーチ業界は岐路に立っているのかもしれませんね。

短期的な競争では厳しくて苦しくても、データと専門サービスの両方の質にこだわり、できるだけ高付加価値なサービスを提供していくという基本的な姿勢は変えないで頑張って行きましょう!

それがマイボイスらしさだと思います。

2010年7月21日 (水)

本日の経済教室

本日の日経新聞の「経済教室」で慶應大学の田中辰雄先生が、「IT潮流、日本勢に追い風」という論文を載せています。

田中先生はもう6、7年前からずっとお世話になっていて、こちらの経済教室に載せている調査結果も当社がお手伝いしたものでした。

こんな学術調査の分野でも当社のネットリサーチがお役に立てて嬉しく思います。

日経新聞は会議室の前においてありあますので読んでみてください。

2010年7月 7日 (水)

事業会社開拓

この半年ほどはMyELで沢山の事業会社に訪問できるようになりました。MyELの登録者は市場データに興味を持ち、マーケティングに関わっている方が多くおられます。

これらの登録者にしっかり当社のサービスをお伝えし、CRMシステムを活用した継続的なコミュニケーションの中でお仕事を頂ける関係にしていくことが今期の重要なテーマです。

事業会社の方々は常にリサーチを必要としているのではなく、年に1、2度、何かの課題が発生した時に、ちゃんとお客の声を聞いてみよう、ということでリサーチ会社に声をかけるお客様です。

そういう方は、何をやりたいかは分かっていても、どうやるかはは分かりません。またそんなにリサーチに時間をかけられないので、ちゃんと任せられる専門会社に頼みたい、というのが彼らのウォンツになります。

当社はこういう一般事業会社のお客様にしっかり認知され、頼りにされる会社にして行きたいと思っています。

もちろんプロのお客様にしっかりしたデータを、できるだけリーズナブルな予算でご提供するのも当社の大切な役割です。この様なお仕事が会社の収益基盤を支えているのも事実です。

そこにもう1本の柱である、一般事業会社の分野を強めることで、当社の活躍の場をもっと広げてたいと思います。

最近、S1若手の高橋さんがMyELの登録者を沢山訪問し、R1のリサーチャーとも協力して成果をあげています。

金森さんとダイショーさんを、石橋さんとでコナミさんや一正蒲鉾さんを、本さんとでニッサン石鹸さんをというように、今期に入って5、6社の新規開拓ができたのを心強く感じています。

これはMyEL展開とS1×R1の提案営業の成果であり、高橋さんの頑張りでもありますが、こういう流れで事業会社のお取引先を開拓して行くことが大切なんだと思います。

「MyEL訪問」 × 「SG×RGの提案営業」 の成功パターン を積極的に進めて行きましょう! 

2010年6月25日 (金)

MyEL収益化

MyELユーザー調査の1番の目的は、MyELの収益化です。

何をやればMyELによって安定的な固定収益が確保できるのか、その道筋を見つけるためにお客様の声を聞いてみたいと考えて実施したものです。

これも良いヒントが得られました。

まずは、現在販売している、MyELのデータや、集計結果、レポートなどの価格受容性について、これまでの価格帯とお客様の買いたいと思える価格に若干のずれがありました。また、購入方法やデリバリー方法にも課題があることも分かりました。

これらを修正することで、データ販売の売上は今の2倍くらいには増やせると思います。

それから、現在、無料で閲覧できる調査結果の有料化と、クロスやFAが比較的自由に利用できる会員プランの受容性が思ったより大きいことが分かりました。

MyELには年間で約3千万円の経費を投資しています。MyELチーム(高井、永森、長谷川)としてはこの経費分くらいは売上を作り、会社の安定収益に貢献したいと考えています。

MyELで3千万円の売上ができればそれは全額、粗利に反映できますので、会社の収益率に大きく貢献することができます。

これから収益化に向けたアクションを早急に進めます。

新しい固定収益の創出に期待していて下さい!

2010年6月24日 (木)

MyEL会員調査

MyELの収益改善を図るため、MyELの会員を対象にユーザー調査を行いました。

対象者は2300人ほどで、回収率は約6%、回収数が143件という調査でしたが、色々な課題と今後の対応の方向性がみえてきました。

最初に感じた課題はMyELのリピート利用率が1/3に止まっていることと、MyELがマイボイスコムで実施していることの認知度が5割しかないということでした。

マイボイスコムがネットリサーチを行っているという認知度は8割を超えています。でも社名も名前も連絡先まで入力しているのに、「MyEL → マイボイスコム → ネットリサーチ」 という想起がされていません。

まずはこのリピート率の向上と、MyEL=マイボイスコムという連想率を高めることに注力することにしました。

リポート率の向上に関しては、ビジネスメールの拡充や、リサーチコンテンツの拡充などに取組みます。

また社名想起については、サイトや返信メール、ビジネスメール等のプル型の改善とともに、営業からのメールとコールによるプッシュ型のアプローチで対応して行くことにしました。

また、サイトの不満点等も色々とコメントを頂きましたので、それらもできるだけ修正してサイトの使い勝手も高めて行きたいと思います。

まずは、これらの改善を早急に進めます!

2010年6月21日 (月)

学習院大学

100602_1735~001 100602_1733~001 田井さんと学習院のマネジメントスクールに営業に行って来ました。

マネジメントスクールは学習院大学の経済学部長で、マーケティングの教授である上田先生が校長をしています。

上田先生は消費者行動学会などで面識をいただき、研究室にも2、3度お邪魔をさせていただいて、色々とお仕事もいただいています。

先日の学会のパネルディスカッションで、上田先生は企業とのコラボが重要と訴えて、他の大学の先生から「それでは企業の下請けになってしまう。アカデミックはもっとプライドを持つべきだ。」という発言があり、それに対して「実践的なマーケティングの研究のためには企業と取まないとできない。」と強く反論していたのが印象的でした。

上田先生は、とても活動的で実践的な先生だと感じています。それから、マネジメントスクールの校長を引き受けて、男は辛いよの「たこ社長」の心境が良く分かるんです。と仰っていたのに親近感を感じています。

これからも色々とご一緒させていただきたい先生のお一人です。

学習院大学は目白駅の直ぐ前が校門という便利な立地ですが、  緑が多く落ち着いた雰囲気です。

学校の沿革を見たら、「1847年、京都御所日御門前に学習院開講する。」とありました。もう163年も前に出来た大学だったのですね。

流石、岡島さんを輩出した学校だけありますね・・

2010年6月17日 (木)

千葉商科大学

100603_0944~001千葉商科大学の須永先生と安藤先生を外山さんと訪ねました。こちらも消費者行動学会の懇親会で名刺交換をした方で、マーケティングを専門としている先生です。

こちらの大学も始めて行きましたが、こんな感じで緑の多いこじんまりとした大学でした。市川駅からバスで10分ほどの場所なので、都心からはちょっと時間がかかります。

でも流石に消費者行動を研究されておられる先生方なので、業務の説明や、他の先生との取組などの話をさせていただくと、「では、こんなことはできるのですか?」と色々と具体的な質問をいただき、参考見積もお出しさせて頂くことができました。

やっぱり営業は、行って、会って、話してなんぼなんですね。

お客様は事務所で待っていても作れませんし、会った時に仕事上のコミュニケーションが取れないとお引き合いには繋がりません。

逆に言うと、積極的にお客様を訪問して、お客様と仕事上のコミュニケーションが図れれば、色々と仕事は作れるものです。

1)外に出る行動力と、2)お客様のニーズに的確に答えられる専門知識と、3)論理的に話しの出来るコミュニケーション力、が提案営業には大切なのだと思います。

営業の帰りに外山さんと近くに流れている江戸川の土手を10分ほど散歩をしました。天気が良いのでなかなか気持ちが良かったのと、川の向こうに初めてスカイツリーを見ることができて、少し嬉しく思いました。

これも千葉まで営業の足を伸ばしたご褒美かもしれませんね。

100603_1107~001



2010年6月16日 (水)

お客様本位

TOTOさんの話で思い出したのですが、CRC総研がシンクタンク部門から撤退する時に私は大変辛い思いをしました。

1番辛かったのはTOTOさんもそうですが、15年も自分なりに一生懸命に仕事をして、自分を信頼して色々と相談をいただけるようになったお客様に、「もう当社ではお取引できなくなりました」と言わなくてはいけないことでした。

お客様は会社のお取引先ですが、1社会人として長い年月と沢山の汗を掻いて作った個人の財産でもあるわけで、その方々の信頼に応えられないのはとても辛いことでした。

そして、色々なことがあって2年のブランクを経てマイボイスを始めた訳ですが、会社をやるやらないで悩んでいた時に相談をした1人が今のTOTO社長の張本さんでした。

当時、張本さんはまだ部長さんでしたが、「そのサービスがうちで使えるかどうか分からないけど、高井さんがやるなら僕は応援するよ。」というような主旨の長い暖かいメールをいただきました。そのプリントは今でも宝物として大切に持っています。

そして、実際に事業を始めたら、定期アンケートの枠を隔月で2年間も使っていただきました。会社の立上げ時に隔月で50万円が入ることは本当にありがたかったです。

そんな裏話があるので、定期アンケートの1998年、1999年あたりのテーマを見ると、妙にトイレや住宅設備のテーマが多いんです。

あるフォーラムで、「マイボイスと言う会社はトイレのことばかり調べています。おそらくここの社長はかなりのお尻フェチなのでしょう。」と書かれているのを見つけて、大笑いしたのを覚えています。

でも、こういうお客様との関係は、お客様本位で長く頑張っているうちに生まれることで、10年や15年経って、ああ、あれがああなって、こうなったんだあ。と後から繋がってくるもののようです。

大切なのは「お客様本位で一生懸命に働く!」ということと、時には退屈になりがちなお仕事を、商い(あきない)でやり続けることだと思います。

どんな仕事もつまらないといえばつまらなく、面白いと思えば面白いものですからね・・・

2010年6月15日 (火)

14年ぶり

MyELの登録に見覚えのあるお名前を見つけました。TOTOの販売本部の方でした。

昔の名刺を確認したら、確かに14年前に一緒にお仕事をさせて頂いた方でした。それで、すぐに「ご無沙汰してます。高井です・・」というメールを送ってアポを取り、秋山さんとご挨拶に伺いました。

その方は当時は30歳ほどの方でしたが、今回お会いするとすっかり40代の貫禄が付いていました。むこうも私を見てずいぶん変わったと思ったに違いありません。なんせ14年ぶりですからね・・・

彼はその14年の間に、東京→大阪→福岡→京都→大阪と転勤をして、昨年、久しぶりに東京に戻られたのだそうです。でもその間もずっと当社のビジネスメールは読んでくれていて、時々関連するテーマがあると調査結果を見ていてくれていたと聞きました。

そして、その当時に一緒に仕事をしていた方のことを尋ねたら、1人は名古屋の副支社長で、もう1人は広告宣伝部長をしているといいます。えっ、あのAさん広告宣伝部長なの・・・知らなかった。

ということで早速A 部長のメルアドを聞いて、「大変お久しぶりです。高井です。」というアポメールをお送りして来週お会いする約束をいただきました。

皆さん本当に懐かしい方ばかりです。でも、14年ぶりでも、みんな偉くなっていても、「久しぶりです。」と言って気楽にお会いできるお客様は大変ありがたいです。こういう関係が一生懸命に仕事をした財産なのだと思います。

私にとってはTOTOさんは思い出深いお客様です。秋山さん、金森さん、これからもお客様本意の仕事をして、良い関係を続けてください。

そして、皆さん自身の仕事の財産を作って行って欲しいと思います。

2010年6月 9日 (水)

立正大学

100601_1133~001 先日の消費者行動学会の懇親会で名刺交換した先生方を訪問して、会社の業務紹介を始めました。今回は立正大学の井上先生を外山さんと訪ねました。

立正大学って始めて行きましたが、大崎から10分ほどの場所にこじんまりとした綺麗な校舎が建っていて、便利な都会の大学という印象でした。

井上先生は若いマーケティングの先生ですが、年に1回程度は研究用のデータを取るためにネットリサーチを使っているようです。

これまではGooリサーチさんを使っていましたが、当社の特長(リサーチャーの対応やデータ管理など)や料金を説明したところ、次回からはお引合をいただけることになりました。

若い先生はあまり研究予算がありませんが、新しくデータを取らないと研究論文がかけません。それで、自分の個人のお金もつぎ込んでリサーチをしているのだと伺いました。大学の先生は自営業的な感覚も必要なんですね。

マーケティングの先生方とは良いネットワークを作って行きたいですし、データ管理などで当社のサービスはご評価頂けているので、できるだけ多くの業務説明をしてみます。

外山さん、大学行脚を頑張りましょう!

2010年5月28日 (金)

品質と価格

マネジャー会で金森さんから「いつもお仕事をもらっている京都大学のI教授から何故、マイボイスを使っているのかコメントをもらったので共有します。」という報告がありました。

I先生のご意見は「マイボイスはデータクリーニングもしっかりしていて、データの品質が良い割には価格が安いので使っている。M社はデータクリーニングもしてなく、データの品質が悪いので使えない。」ということでした。

昨年度の戦略会議でも、リサーチ専門のお客様には「高品質で低価格なデータサプライを提供」という方針を出していますが、それを裏付けるコメントをいただくことができました。

広告代理店さんはあまりデータの品質にうるさくありませんが、大学の先生や、シンクタンクの方はデータの中身まで良く見ている方が多いので、当社とは相性がいいのだと思います。

「できるだけ高い回収率を確保する」、「多頻度回答を避ける」、「データクリーニングをしっかり行う」、ということはリサーチ会社として本来は当たり前のことですが、ネットリサーチの世界は早さと安さばかり先行してしまったようにも感じられます。

データの品質という部分は営業的にはPRし難いですが、私達の基本的な価値として、できる限りしっかりやって行きましょう!

良いものをできるだけリーズナブルな価格で提供するのが商売の基本です。リサーチサービスについても基本は同じことだと思います。

2010年5月26日 (水)

清水ゼミ

先日、長谷川さんに慶應大学の清水ゼミに行ってもらって、ゼミ生34人にMyELの使い方について説明をしてもらいました。

慶應大学の清水ゼミと、早稲田大学の守口ゼミ、学習院大学の上田ゼミの演習用に当社のMyELデータを数本提供して、マーケティング分析の教材として使っていただいています。

そして、長谷川さんに行ってもらった翌日に、清水先生から以下の様な内容のお礼のメールをいただきました。

「これまでは先生の方で用意したデータを渡して受動的な演習をしていましたが、今回は学生が膨大なMyELのデータから、能動的に好きなテーマを選んで自分達の仮説のもとで分析を行うので、教育効果の非常に高いプログラムを作えうことができました。これからMyELをもっと戦略的に使える方法がないか私も考えてみます。大変ありがとうございました。」

MyELはこんなところにも役立つ情報なんですね。

こんな活動を続けるうちにもっと良い使い方、生かし方が見えて来るのではないかと期待しています。

日本一大きいアンケートデータが格納されているMyELを、戦略ツールとしてもっと有効に使って、会社の発展に結び付けたいと思います。

2010年5月12日 (水)

売りと強み

先日、GW前ですが秋山さんとみずほ総研と電通のお客様をお誘いして会食をしました。

みずほ総研さんも昨年の前半はひどい状況だったそうですが下期からは回復したそうです。電通の方からは4月に入ってリサーチの仕事が増えてきたという話を伺いました。

また、お2人とも競合のM社ともお付き合いもあるようですが、モニターの質が悪い、データクリーニングをしていない、営業もリサーチ担当者も柔軟性がない、とあまり評価をしていませんでした。

ただ、「彼らの自動集計ツールは凄いよ。あまりデータに拘らない人はあのツールの便利さを覚えたらなかなか離れられないかもしれない。」とシステムの素晴らしさを高く評価する意見も聞きました。

目の前に私と秋山さんがいるので、リップサービスもあるでしょうが「サービスの対応と、モニターやデータの質はマイボイスの方が良い」とも仰っていただけました。こういうところは当社の強みとして1人1人が大切にして行きましょう。

お客様に説明している「当社の売り、強み」は、ビジネスページのにも記載している以下の4点です。

 1)専任リサーチャーによる一貫対応

 2)パネル管理とデータクリーニングの徹底

 3)独自のリサーチメニューの提案

   (特にライフスタイル系の分析サービス)

 4)自主調査データ(1200テーマ×1万人超)の活用

   (日本一大きなアンケートデータを使った提案)

1)、2)が当社サービスの基本的価値であり、3)、4)が差別化要因の付加価値、という位置付けになります。

お客様によってどこを中心に説明するかは異なりますが、これから客先訪問が増えるRGの皆さんも自分なりの言葉で私達のサービスと強みを伝えられるようにして下さい。

2010年5月11日 (火)

コラボレーション

JAICコンファレンスの件でもう1つ紹介します。

今年の基調テーマは「消費者行動研究のコラボレーション」でした。コラボレーションは先生方同士が協力し合うコラボもあれば、産学でのコラボということもあります。

消費者行動ですから、実際の市場で消費者がどの様な行動を取っているのか、それを検証するリアルなデータがあって初めて独自性のある研究が出来て市場で役に立つ理論が生まれるという関係にあると思うのですが、そのアプローチ方法について先生方の考えが大分異なるのが興味深かったです。

「コラボレーションが創る消費者行動研究の未来」のパネルディスカッションは、慶應大学の清水先生が司会で、パネラーは関西学院大学の和田先生、学習院大学の上田先生、慶應大学の井上先生、関西大学の川上先生の5人でした。

皆さん、この分野で大変活躍されておられる第一人者の研究者の方々です。

ある先生は企業の力を使わないと大きなこと、新しいことに取組めないので、自分から積極的に提案して行くことが必要と考えていて、ある先生は大学の研究員は自分を磨く自分の研究のブランド化を図るべきで、自分から企業に提案するのはアカデミックとしてやるべきでないという意見でした。

「その様な取り組みは企業の下請けになる」、「ビジネスの成果が求められる協業であれば、大学を出てコンサルティングとして取り組めば良い。もっと研究者としてのプライドを持つべき」という発言に、「自分もプライドも反骨精神もある。学内で自分を磨いて待っていたのでは新しいことは出来ない。時代に遅れてしまう!」と熱くなる場面もあり、ちょっと緊迫した雰囲気が面白く感じました。

アカデミックな理論を作るというゴールは同じでも、そのアプローチや価値観は全く異なり、1人1人が自分の戦略を考え、プロとして1人で孤独に実行しながら自分の価値、社会的意義や貢献を考えなくてはならない存在なのだと改めて実感させられました。

こんなことを感じ、学ぶことができるのも、こういう場に出ることの価値なのでしょう。基調講演で別な先生が、体験→体験知→言語 → 言語→体験知→体験 という発想法を説明していましたが、全ては体験し現場に行ってみないと知識もコミュニケーションの広がりません。

やはり何事も興味を持って、主体的に色々な場に参加してみることが大切です。直ぐに成果が得られないことでも良いので、アクティブに行動することを心がけましょう。

2010年5月10日 (月)

JACSコンファレンス

100508_1000~001 消費者行動研究学会(JACS)の第40回の研究コンファレンスが8日(土)、9日(日)の2日間で開催されました。場所は世田谷区にある駒澤大学で、近くに駒沢公園があり緑の多い大変綺麗な会場でした。

私は8日の朝から夕刻の懇親会まで参加をしましたが、今回はまだGW空けということが影響したのか参加者は250人だけでした。以前は400~500人位はいましたが今年は企業からの出席者がだいぶ減ったようです。

100508_1801~001当社からは私が「勉強になるからできるだけ出席するように」と何度も連絡したこともあり15人の出席があり、企業からでは1番多く、参加者リストでちょっと目立つ人数でした。

学習院大学の上田教授から「マイボイスは沢山参加して凄いねえ」と声をかけられたり、夕刻の懇親会でJACS会長の早稲田大学の守口教授と話している時にも話題になったので「うちはまだ経験の浅い若い社員が多いので勉強のため沢山参加させていただきました」と話をしたら、「結構なことですよ」と仰っていただきました。

こちらの研究コンファレンスは大学の研究者が中心ですが、マーケティングリサーチに携わる私達にとっても、研究発表は大いに役立つはずです。

大学の先生方は私達のお客様でもありますし、こういう場で学び知見を広げることで、社員の皆さんが成長し、お客様とのコミュニケーションが取れ、適切な提案やサービスができる様になります。

こちらの研究会には、マクロミルも、ヤフーVIも、クロスマーケも、楽天リサーチも1人の参加者もいませんでした。日常の業務に直ぐに役立つことではありませんが、新しい調査のアプローチや新しい分析の考え方を学ぶことで、お客様に喜ばれるサービスが提供できることあると思います。

この様な場に積極的に参加して、一人一人の知見を高めることで、よりよい専門サービスをお客様に提供できるようにして行くことが大切です。当社はその方向で進んで行くのが良いと思っています。






2010年4月30日 (金)

多才な人

イプシ・マーケティング研究所の野原社長とも暫くお会いしていなかったので、栗田さんとご挨拶に伺いました。

新しいオフィスは閑静な西麻布にあり、秘書と2人のこじんまりとしたとこでした。

野原社長はとても多才な方で、NECの社外取締役や、NTTドコモの理事、通信関係の国の審議会の委員などで幅広く活躍されています。

また、最近、慶應大学(SFC)の特別研究教授にも就任して、毎週1回は湘南の方に講義に行かれるのだそうです。凄いですよね。どこからこんなに沢山の仕事の話が来るのでしょう。

野原さんと話をすると、情報も話題も豊富ですごいネットワークをお持ちだなと感じます。そんな多才な方ですから色々なところから声がかかるのかもしれません。

ただ、研究活動やコンサルには組織力の必要なリサーチが必要になるので、そういう時に野原さんの活動を当社がサポートできればと思っています。

今回の当社の仕事にも満足してくれたようですから、これから仕事の関係を深めて行きたいと思います。

(野原社長)http://www.ipse-m.com/company/nohara.htm

2010年4月28日 (水)

ランチ

100409_1304~001イプシマーケティング研究所さんからお仕事いただき、ご担当の和田さんがご来社下さったので田中(美)さんと3人でKKRのレストランでビジネスランチをしました。

イプシさんは昨年度に組織を縮小して、野原さんという社長さんと秘書の2人になったので、取締役だった和田さんも独立して自分の会社を経営しながら、案件ベースでプロジェクトを組んでいるのだそうです。

和田さんをご案内したKKRホテルのレストランは、皇居が一望できる眺望が素晴らしいのと、美味しいケーキが食べ放題なのが好評のようで皆さん喜んで頂けます。

ここから皇居を見ると凄く広くて、豊かな緑に覆われていることが分かります。

こんな見晴らしの良いスペースでお客様と食事をすると、お互いに色々なことが分かり仲良くなれるのが良いですよね。ここのレストランはビジネスランチにお勧めです。

2010年4月 7日 (水)

CCCさん

先日、ある友人の紹介でカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のNo2の役員と、アライアンスの責任者に提案をする機会をいただきました。

彼らの3つのドメインのうちの1つが「マーケティングインフラ」とありましたので、そこに当社の「ネットリサーチ」と、「MyELの情報」を提供する、というイメージの提案書を作って意見交換に臨んでみました。

その提案がすんなりと通った訳ではありませんが、彼らとしてもリサーチ分野で何か新しい事業展開ができないかと考えているところなので、これから継続して情報交換をさせていただくことになりました。

今回、情報交換をして凄い!と思ったのは、「T-カード」の存在です。これまでに3400万人もの会員を獲得していて、それらの会員のアイテムも含めた購買データが膨大に蓄積されています。

これは大変に貴重なマーケティング情報になるので、これらの購買データを使ったデータベースマーケティングを考えておられるようです。

先週、CCCの創業社長の益田さんが、「企画の虎の巻」という本を出されたので、急いで買って訪問の前日に読みましたが、益田さんは「CCCは事業会社ではなく、企画会社である」と定義付けていました。

まだ1度、情報交換しただけですが、こんな会社とご一緒できれば何か面白いことが作れそうなので、しばらくはしつこく提案を続けてみます。

2010年3月24日 (水)

ゼミに寄付

慶應大学の清水教授から「ゼミの学生さんが演習に使えるリアルなデータがない」と聞きましたので、当社のMyELのデータをゼミに無料で提供させて頂くことにしました。

清水先生にはいつも大変お世話になっておりますし、大学でマーケティングを専攻している学生さんが、MyELのデータを使って勉強をすることは、日本の教育に貢献することにもなるし、将来的にはその学生さんたちがうちのお客様になってくれるかもしれません。

そんな気持ちと期待でデータを寄付させて頂くことにしました。

じゃあ、他にもお世話になっているゼミがあるなあと思って、学習院大学の上田教授と、早稲田大学の守口教授にもお声がけをしたら、「それは助かるなあ」ということでしたので、こちらのゼミにも同じ様に寄付をすることにしました。

多額の経費がかかっているデータですから、少しでも費用を回収しなくてはいけませんが、若い学生さんの勉強に役立つのですからこの位は将来の投資でいいですよね。

各校のゼミには30人位のゼミ生がいます。3校合わせて90人の学生さんが、マイボイスのアンケートデータをSPSSで回しながら、しこしこ勉強している光景も悪くないと思いませんか。

2010年3月19日 (金)

死神状況

ちょっと前に森さんから「聞き耳、死神分析」の概要について説明をしてもらいました。

その後も月に3~4回のペースで、慶應大学の清水先生と、読売広告社のご担当者と、色々なデータを検証しながら検討会を開いています。

内容的には森さんと田中(み)さん任せですが、私も時々は顔を出さないと状況が分からなくなるし、どんな風なビジネスにしたら良いかも考えなくてはいけないので、1回おき位で私も参加をしています。

そして、先週の検討会でだいぶアウトプットのイメージが浮かんできました。

ヒット商品を分析すると、確かに「セレクト層」や「聞き耳層」の方が明らかにブランド認知も高いし、AISASの到達度も高くなっています。

この性格を使えば、そのブランドの将来予測の指標として使えるのではないか、と見ています。

これから最後の詰めの作業がありますが、4月にはニュースリリースをして、4月下旬頃からサービス提供が始められるように調整しています。またサービスの概要が固まりましたらもう少し詳細な説明会を行いますのでお待ち下さい。

新しい切り口のライフスタイル分析である「聞き耳、死神分析」が、来期の事業展開に大きく貢献してくれることを期待したいと思います。

森さん、田中(み)さん、栗田さん、事業化に向けて頑張って下さい!