会社と組織 Feed

2021年7月 8日 (木)

技術力向上の必要性

リサーチの仕事で一人前の姿とはどんなものでしょうか。

当社は代理店の下に付くのではなく、事業会社と大学にコンサル型リサーチを提供するのが目標です。

その面では組織の技術力が重要ですが、当社はまだまだ不足しています。

現在はアドホック調査の52%ほどがインターネット調査になっていますし、当社もインターネット調査を中心に提供していますから、まずはこの手法をマスターすることです。

ただし、お客様から指定された内容で実査が出来る、集計ができるでは十分ではありません。

お客様の課題や企画や目的を伺って、それに対してどの様な調査設計(対象者、設問、回収数、分析軸、結果の考察と提案内容)が適切なのかが考えられて、良い形で提案して、お客様とのコミュケーションの中でゴールの共有が出来ることが必要です。

そして、適切な調査設計とゴールさえ明確になっていれば、おのずと適切な調査票とレポートは作れるはずだし、調査結果のデータを組み合わせて考察すればお客様に求められる提案もできます。

少し前に田井さん、石田さん、石井さんと、最近の当社の調査レポートの品質に問題があるのではないか、それをどうやって改善させていくのか、という打ち合わせをしました。

指摘されたレポートをいくつか見ましたが、確かにこれでは不足だし、お客様に対してこれが当社の調査レポートです。とは言えないレベルのものがありました。

そして、お客様の課題と目的を確認する仕組みを考えることと、リサーチャーの皆さんで良いレポートはどんな内容なのか、過去の事例も使った勉強会を開くことを確認しました。

営業もリサーチャーも「コンサル型リサーチ」が提供できる技術力と、提案力を身に付けるために主体的に学習を進めて、実務経験を積みながら成長する努力を続けて下さい。

2021年7月 7日 (水)

下期体制の強化

今期の経営計画はリサーチ売上を111%で伸ばし、TextVoiceとMyELを加えた売上を115%にして経常利益で50Mを確保することです。

こちらは4月に説明しましたが、進捗状況は適宜共有しますから皆さんも頭に入れておいて下さい。

リサーチ売上の11%の引上げは、4月からのインターネット調査の8%の値上げで5%分を作り、残りの6%は案件の拡大で賄うことを想定しています。

それなので下期に向けて体制強化の取組みを進めています。

4月から2カ月半ある求人媒体で「営業」と「社内SE」を募集して約90人もの応募がありましたが、非常事態宣言下ということもあってあまり良い方の応募がなく、1人も応募書類を通すことができませんでした。

今のコロナの環境での転職はかなり困っている人に限られているようで、40代、50代、60代の方や、長く離職している方、若い方でも既に3社、4社、5社と転職している方がほとんどでした。

90人もの応募がありながら1人も面接できないのはいつもの採用とは明らかに異なります。

しかし、そろそろ採用に目途を立てないと下期の業務に支障が出るため、6月中旬からまた別な媒体に求人を掲載して採用活動を進めてます。

今回は営業と社内SEに加えてリサーチャーの募集も出していて、少しづつ面接したい方も出て来ました。

何とか9~10月を目途にこの3職種での体制補強を進めて、繁忙期でも無理のない状態で業務遂行ができる様に体制の準備を進めます。

当社の関係者がハッピーになるには、適切な利益を生みながら会社を成長させることが必要です。

横這いは衰退の始まりですから、何とか工夫と協力をして、組織力も強化をして年に15%の成長が続けられる様に取り組んで行きましょう。

コロナ禍で採用環境は厳しいですが、良い人材で、良い専門サービスを提供することが当社の基本なので、採用に関しては妥協せずに進めたいと思います。

2021年7月 2日 (金)

6月の残業時間と遅刻

明石さんから、6月の残業時間と遅刻回数の報告があったので共有します。

6月は「新アンケートシステム」のリリースや大規模なCLTがあり、例年より残業時間が多くなりました。

昨年度の平均19.7時間に対して、今期は37.5時間で、17.8時間の増加です。

特に70時間以上の残業の方が3人いますから、それらの方には業務が落ち着きましたら有休取得で調整していただければと思います。

そして、遅刻は「0回」で誰もいませんでした。

これは時間と約束を守る組織として良いことだと思います。

6月の残業・遅刻・有休について報告します。
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<1>6月の残業結果(添付:2021残業実施年間データ.xlsx)
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・平均残業時間: 37.5時間(一人当たり)
        昨年同月19.7時間より17.8時間増
・最長残業時間: 79.9時間1名(管理職除く)

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<2>6月の遅刻状況(添付:2021遅刻早退.xlsx)
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・遅刻: 0

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2021年7月 1日 (木)

固定収益事業の取組み

TextVoiceとMyELのデジタルマーケティングで固定収益を作り、その上で専門性で評価される「コンサル型リサーチ」の提供できるリサーチ会社にする。

これが当社が6年前から進めてきている事業戦略です。

TextVoiceは、5年間で1億円近い赤字を出しながらも何とか改善を続けて、昨年の12月から月次黒字になり、今期30Mの売上計画が達成できれば13Mの黒字が見込めることは前にも伝えた通りです。

そして、もう1つのMyELも今期で黒字に戻して、固定収益事業に持って行きたいと思います。

現在MyELを担当している永森さんに加えて、石井さん、鈴木さん、日置さんも入って、MyELの収益改善を検討しています。

こちらも1つの課題として対応して行きます。

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6.アンケートデータベース(MyEL)での固定収益の構築

「アンケートデータベース(MyEL)」には約3,500件の1万人調査データがあり、日本で最大のアンケートデータの蓄積となっています。会員も約6万人まで増えて、メディアへの調査結果の掲載も多く、当社の認知向上や、営業における顧客接点を生み出す役割も果たしています。しかし、大規模調査を毎月実施する費用は大きく、2017年度までは富士通へのデータ提供もあり黒字を維持しておりましたが、その後は若干の赤字が続いています。

そのため、2019年から日本能率協会のMDB(マーケティングデータバンク)、2021年2月から日本経済新聞社の日経テレコンとのデータ協業の取組みを開始しました。今後もこの様なデータ協業先を開拓するとともに、自社でのマーケティング施策も改善することで、収益向上を図り、固定収益としても寄与できる様に対応してまいります。

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7.テキストマイニング(TextVoice)での固定収益の構築

「テキストマイニング(TextVoice)」は2014年にシステムの開発を行い、2015年からASPサービスの販売を開始しました。TextVoiceは分析用辞書を自動で作成し、最大6つの類義語の組合せまで自動分類できる等の独自の分析機能があり、一部の顧客からは高い評価をいただきながらも契約数は伸びず、毎年多額の赤字を出しておりました。

しかし、1年半前、ワードクラウドとネットワーク図のシンプルな分析機能を追加し、ユーザーインターフェースも改良したところ顧客の反応は良くなり、複数の大手企業の競合ツールである「見える化エンジン」からの切り替えが進みました。ASPサービスの当期年間契約数は14社と前期の5社から大幅に増え、来期以降の黒字化と安定収益が見込めるようになりました。TextVoiceで一定の固定収益が作り、その収益基盤の上にコンサル型リサーチの強化に取り組むことで良い収益循環が作れると考えておりますので、今後もTextVoiceの販売に努めてまいります。

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追伸:今日はマイボイスコムの23回目の設立記念日です。

   いつもの通りお弁当だけのお祝いですが、召し上がってください。

2021年6月30日 (水)

新型コロナの影響

新型コロナウィルスによる売上減少がリサーチ会社の1番大きな課題として指摘されています。

当社は大学案件の拡大や、伊藤忠さんのDX事業に関する案件の取込みで、昨年度の売上は前期比125%と増収になりましたが、企業活動が低下すれば広告やリサーチの経費を削減する動きはあります。

会社としては大学の学術調査や、伊藤忠さんのDX事業に関する調査を重点的に攻めること、

そして、それらに専門性の高い「コンサル型リサーチ」を提供することで市場停滞を乗り越えて、前期比111%のリサーチ事業の拡大を実現させたいと思います。

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2.新型コロナウィルスの影響

事業会社は景気が悪くなるとリサーチ予算を削減する傾向が強く、日本マーケティング・リサーチ協会の調査によると、リーマンショック後の2009年度のアドホック調査は前年度比92%に減少しました。2020年度のGDPは新型コロナの影響で▲4.6%とリーマンショック(▲3.6%)を上回る下落でしたので、2021年度はリサーチ市場が10%近く減少する可能性も考えられます。

この様な環境の中でリサーチの売上を確保するには、既存顧客への営業フォローをしっかり行い、価格要素に左右されない良質なサービスの提供に努めることだと考えます。また、大学の学術調査は景気の影響が少ないので、大学への営業も強化することで売上拡大を目指します。

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2021年6月28日 (月)

会社の課題

定時株主総会には、株主に対して事業報告書というものを提出して説明します。

そこにはこの1年間はどんな方針でどんな企業活動を行い、その結果としてどんな事業成果が出たのかを説明する内容が中心になります。

そして、それに加えて将来予想される課題や問題点も項目ごとに提示して、それに対する対応も記載することになっています。

これらは経営者としての株主への約束であり、会社の方針を示して株主の同意を取る内容です。

会社の将来に予想される課題や問題点も7項目ほど提示しています。

それらはいつも皆さんに話していることですが、念のため共有します。

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5.優秀な人材の確保と育成

付加価値の高いコンサル型リサーチを提供するには、優秀な人材の確保と育成が不可欠です。

そして、技術力の高い人材を育成することが、当社の付加価値を高めることだと考えています。

昨年度の日本マーケティング・リサーチ協会の会員調査で、経営上の問題点を20項目での回答を求めたところ、1位は新型コロナにおける影響(73%)で、2位 売上不振(53%)、3位 中堅リサーチャー不足(51%)、4位 残業問題・働き方改革(43%)、5位 調査の価格安(33%)、6位コンサルティング力不足(32%)、7位 社員の調査スキル不足(28%)という結果でした。

リサーチ業界において1番大きな課題は、この新型コロナの影響と調査価格の低下による売上不振ですが、その次は中堅リサーチャー不足や、コンサルティング力不足、社員の調査スキル不足、といった人材に関する問題点が指摘されています。

今後も優秀な人材の確保と、人材の教育と育成に注力するとともに、個人の技術に頼らないデジタルマーケティング分野の収益創出にも努めてまいります。

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2021年6月25日 (金)

定時株主総会

昨日「第22回の定時株主総会」が終わり昨年度の決算が承認されました。

これで会社として22期目の事業年度の業務がすべて終わったことになります。

会社は商法などの色々な法律や社内規定によって運営されるものです。

前期の事業は2021年3月で終わりましたが、その後で年度決算作業があり、それを取締役会で承認をしてから監査法人による会計監査と監査役による業務監査が行われて、そこでの修正も踏まえて株主総会で承認決議を取る流れがあります。

その株主総会も無事に終わって少しほっとしました。

昨年度の決算は売上が25%も増えて、当期純利益で45.6Mを出すことができて計画を上回る結果が出せたのですべてがスムーズに進むことができました。

皆さんへの下期賞与も標準支給率まで戻すこともできました。

これも社員の皆さんの協力と頑張りがあったからだと思っています。

ただ、今の事業規模や利益では企業として十分ではありませんから、より良い仕事ができて、しっかりとした成長と利益が確保できて、皆さんの処遇も大幅に改善できる会社にしなくてはなりません。

5年先、10年先にもっともっと良い会社にするには、足元の今日を今週をどう動くかであり、その結果としての毎月の決算や毎年の決算の積み重ねなんですよね。

前期は良い結果が出て改善の基盤も少し出来て来たので、今期も引き続き頑張って下さい!

皆さん、まずはこの上期の改善と、当期利益50Mの計画を超える実績が作れるように一歩一歩進めて参りましょう。

2021年6月22日 (火)

健保の職域ワクチン接種

昨日の朝会でも「関東ITソフトウェア健康保険組合」の職域ワクチン接種の説明をしましたが、どんな内容か気になる人もいると思うので以下共有します。

順調に準備が進めば7月1日から予約が出来て、7月中旬から接種できるようです。

必要事項の同意と事前登録は進めています。正式な内容が決まったら明石さんから連絡します。

自治体によって対応のスピード異なるようですので、状況によってはこちらも活用してください。

ちなみに当社の社員でも接種券が来ていて、本日、大手町の大規模接種会場に行く人が出てきました。

遅ればせながら日本もやっと鎮静に向かって動いて来たという感じですが、打てる人からどんどん打って安心を取り戻しましょう。

ちなみにマネジャー会で話しましたが、就業時間中の接種もOKです。

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新型コロナウイルスのワクチン接種に係る意向調査について
日頃より、当組合の運営にご協力賜り厚く御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの職域でのワクチン接種について、健康保険組合連合会において、企業と連携しながら職場での接種に最大限協力する意向を示したところです。
このため、単独で職域接種を実施することが困難な、中堅・中小の適用事業所を後押しし、自治体のワクチン接種を補完する観点から、7月中旬以降を目途として、山王・市ヶ谷健保会館の会議室を利用した集団接種を実施いたします。
つきましては、下記の事業主との協働にご理解いただき、ご賛同いただけましたら必要事項についてWEBからの登録をお願いいたします。


                                                        記
1.事業所担当者の連絡先その他必要事項の同意と事前登録をお願いいたします。事前登録がない場合、当該事業所記号に紐づく個人のワクチン接種予約は行えません。
2.ワクチン接種には、自治体発行の「ワクチン接種券」が必要ですが、この接種券が未着であっても接種できます。このため接種券なしでワクチン接種を行った場合、後日、事業所で回収し当組合への提出をお願いいたします。(回収ない場合実費を請求します。)
3.ワクチン接種に必要なすべての資材、医療従事者や事務スタッフ、会場は当組合で準備します。このため、国の補助金を超える費用の一部として、接種1回当たり750円(税込み)を、事業所にご負担いただきます。
4.ワクチン接種予約は7月1日(木)以後にWEBから行うことを予定していますが、会場の日程確保及びⅤ-SYS(ワクチン接種円滑化システム)から、確実にワクチン(武田/モデルナ社製ワクチン)が、当組合に到着する日時の確認をもって、実施方法、期日等の詳細を、本調査に同意していただいた事業所に、あらためてご案内いたします。

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2021年6月21日 (月)

オフライン調査の取り込み

当社が「コンサル型リサーチ」を提供出来るようになるには、社員の皆さんの技術力や提案力を高めることが前提になります。

お客様から課題や目的を聞いた時に、「それならこんな調査設計が良いと思いますがどうでしょう。」と提案できることが営業にもリサーチャーにも求められる技術です。

「調査の仕様はお客様が考えて下さい。そうしたら私が見積をします。」というのでは駄目なんです。

お客様はその課題に対する知見はありますが、調査手法はリサーチ会社である私達の方が経験も知見があり、そのノウハウを提供することでお客様の役に立つことが求められます。

広告代理店に付いて実査をするリサーチ会社なら調査仕様は先方が考えるものですが、私達がターゲットとするお客様は事業会社と大学ですから、やはりこちらから調査設計や調査仕様を提案することが必要であり、知見や提案で選ばれる会社になることが当社の目標であります。

それをまずはインターネット調査で出来るようにして、そこにグループインタビューや、デプスインタビュー、会場テスト、ホームユーステスト、街頭調査、等のオフライン調査も組み合わせて対応できるようにして行くことです。

私は上記のオフライン調査は全て自分でやった経験があります。

それも誰が教えてくれるわけではなく、本で勉強して自分で計画を作ってやってみましたが、グルイン以外(グルインのモデレーターは専門研修が必要)は私達でも十分にできます。

特にディプスインタビュー(個別ヒアリング)は見えないものを深掘りするものでなければ、誰でもできる調査なので是非やってみて下さい。

イメージできることは大体できるものなので、皆さん自身の提案の引き出しを増やすためにも、色々なオフライン調査も経験してみることです。

皆さん自身と会社全体での引き出しを増やすことに、取り組んで行きましょう。

そうすれば、データの回収と集計を早く安く、装置的に対応するネットリサーチ会社とは全く別な存在になれると思うし、それが当社らしい将来の姿だと考えています。

全員が専門性を持った付加価値の高いリサーチ会社が目標です。

2021年6月17日 (木)

TextVoiceの中期的役割

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TextVoice事業では6年間で約1億円もの損失を出しました。

6年間は長すぎましたが、新しいツールを作って事業化するには、1億円位の投資は必要だったのかもしれません。

大企業が新しい事業を開発する時にはその位の投資は覚悟して、それをもっと組織的に推進することで、3年目で続けるのか撤退するのかの見極めをするのだと思います。

私がCRC総研で働いていた時には、いくつかの新規事業の事業化調査(F/S調査)に携わったことがあります。

リサーチ結果も使って事業計画を作り、IRR(Internal Rate of Return:内部収益率)の試算を行うような仕事です。

その時によく聞いた事業化を判断する基準が、「3年短黒、5年累損一掃」でした。

事業を開始して3年目には黒字にして、5年後には累積した赤字を一掃して、収益に貢献できる事業にするということです。

この基準が満たせないと事業は撤退するでしたから、大企業でしたらTextVoiceは3年前に約7千万円の損失を計上して撤退していたと思います。

でも何とか資金の目途も付いて事業を継続して、7年目の今期からやっとのことで黒字の目途が経ちました。

今期の売上計画は3000万円で、これが出来れば1200万円の事業黒字が出せます。

50社の契約まで延ばして売上を7000万円位に出来れば、4000万円位の固定収益が毎年安定して出せるようになります。

そして、その安定収益を基盤にして、お客様に役立つ「コンサル型リサーチ」を強化して行くことが当社が中期的に目指す姿になります。

そんな姿を目指して今期も頑張って行きましょう。

鈴木さん、営業の皆さん、引き続きTextVoiceの提案をお願いします。

2021年6月16日 (水)

TextVoiceの状況

今期の基本方針は「デジタルマーケティングの固定収益事業の創出で収益の安定を図り、コンサル型リサーチの強化に努める。」で、この固定収益は具体的には、TextVoiceとMyELという当社独自の技術と経営資源での実現を考えています。

7、8年前からインターネット調査市場の成長も鈍化して、ヤフー、楽天、GMO等の大規模なネット企業が参入することで市場環境は厳しくなり、アドホック調査だけで今後も事業を継続、発展させるのは難しいと考えて7年前からTextVoiceの開発に取り組みました。

当社の沿革を見ると分かりますが、TextVoiceのシステムの開発を始めたのは2015年からです。

森さん、栗田さんという2人の優秀な社員を専任にして、ライセンス費用とシステム開発でかなりの費用を投じての挑戦でした。

当初の計画では3年目には黒字になり、その後は当社の収益基盤になる予定でしたが、最初の3年間はほとんど売上もなく年間で27Mもの赤字を出していました。

この多額の事業損失と、リサーチで収益が作れる2人を専任にした機会損失がなければ、当社の決算が赤字になることはなかったかもしれません。

TextVoiceの事業開発は、小さな当社にとっては大きなインパクトのある投資でした。

それでも当社が長期的に発展するには固定収益事業が不可欠だと考えて、苦しくても、辛くても、収益構造を変える生みの苦しみだと思って耐えてきました。

結果的には1億円近い累損を生んで、かなりのリスクを冒した事になりましたが、6年間も事業赤字に苦しみ続けたTextVoiceもやっと花が開きつつあります。

これは増資した資金を投入できて、鈴木さんが顧客視点で機能とUIを改善してくれたのが浮上の要因だったと思います。

昨年度からお客様の反応はだいぶ良くなり、日経リサーチ様、ADK様、キッコーマン様、アサヒ飲料様、アサヒビール様、フジッコ様、ローソン様、アクサ生命様、AUじぶん銀行様、ぐるなび様といった著名な大企業への導入が進んでいます。

昨年度で年間契約は5社から14社まで増えて、12月からは月次で黒字になりました。

そして今期に入っても新しい契約先が増えていて、今期は7年目にして事業黒字を見込んでいます。

ここに新たな事業の可能性を感じています。

2021年6月 7日 (月)

人事評価シートの見直し

当社では半期ごとに人事評価を行っていて、その結果を賞与支給等に反映させています。

昇給/昇格については全員のランク順に並べて、グループ長で能力評価やパフォーマンスを考慮しながら決めています。

その人事評価シートを、今回7、8年ぶり?に見直しました。

私と石井さん、石田さん、田井さん、坂田さんで4回の打合せをして、現状に合った内容にすることと、評価し難い項目を修正しました。

殆どの人がBで、AやCが出にくい評価ではあまり意味がありません。

今回は出来るだけ評価に差が出るような調整をしました。

頑張って成果が出せればSやAが付き、あまり成果が出なかったり問題があった時にはCやDも付くのが公正な評価なのだと考えます。

また、これまで遅刻が多くても、欠勤になってもあまり評価に影響しませんでしたが、時間や約束を守ることはビジネスの基本中の基本ですから、そこも明確に評価に反映させました。

これからは「実質遅刻」を半期に5回以上すると5点減点で、特に特段の理由もなく欠勤になると10点減点になるので注意をして下さい。

職場のコンプライアンスもちゃんと守り、良い成果を出してくれた人が適切に高い評価になり、処遇も良くなるのが公正な評価であり、それが会社を活性化させることだと考えました。

具体的な評価項目や基準については、各グループ長から説明を受けて下さい。

こちらの新しい評価シートは今期の上期から適応します。

2021年6月 1日 (火)

業績と賞与支給額

賞与を検索すると以下の様な説明が出てきます。

「賞与(ボーナス)」は、一般的には企業が多くの利益を上げたときに、従業員にその利益を還元するために支払われる一時金のことを意味します。

「企業が多くの利益を上げたときに、従業員にその利益を還元するために支払われる一時金」ですので、利益がない時には本来支給できない性格のもので、法律的には賞与の支払い義務はありません。

会社経営では赤字で賞与を出すのは本当に苦しいものです。

当社も2年前までの赤字の時には、賞与支給分だけ赤字額が膨らむことや、賞与を出しすために若干の赤字になることもあり、本当に辛い判断でした。

しかし、2年前から黒字に戻り、昨年度は計画も達成して適正な利益を生み出すことができたので、「企業が多くの利益を上げたときにその利益を還元するための一時金」という本来の賞与支給に戻すことができました。

今週の6月4日(金曜日)に下期の賞与を支給します。

支給対象の方には先週メールでお知らせしましたが、前期は計画達成できたので前年の1.4倍の支給額にすることができて社長としてとても嬉しく思っています。

多くの利益を生み出せば、利益還元としてより多くの賞与を支給することができます。

今期も全員の努力と協力で計画の50Mを超える利益を生んで、もっと多くの賞与を堂々と出せるようにして行きましょう。

皆さんの努力で生み出した利益に見合った賞与を支給し、皆さんの処遇改善に努めることは社長として約束します。

会社の業績は皆さんの処遇改善に直結するものです。

今期は上期から利益計画を達成して、上期賞与から改善できるようにしっかりやって行きましょう。

2021年5月26日 (水)

求人活動の状況

当社が大切にすることは「サービスの専門性と品質」と「お客様の満足」です。

そして、基本方針は「デジタルマーケティングの固定収益事業の創出で収益の安定を図り、コンサル型リサーチの強化に努める。」です。

これらを実現するにはやはり優秀で誠実なスタッフが、意識を合わせて真剣に業務に取り組む組織でなければならないと考えています。

まずは質的な改善を進めるとともに収益性を高めて、足元の経営基盤を安定させてから業務の拡大も実現させなければなりません。

今期も徐々に体制の強化を進めます。

現在はSTの「社内SE」とTextVoice担当の「企画営業」の2職種で募集をしています。

しかし、求人を始めて2ヶ月で応募者は約70人もいますが、面接をしたい方はまだ1人もおりませんでした。

これまでと比べても応募者の人数も、応募者の質もかなり悪い印象で、非常事態宣言の影響が大きいのだと思います。

こんなコロナ禍でも転職活動をしている人は、失業していたり、よほど今の職場で困っている人に限られているのかもしれません。

応募者の多くは年齢が40代、50代や、転職が既に3社、4社、5社、、という方ばかりで、応募しても書類審査に通らないため数多く応募している方が多ようです。

体制は早く強化したいとは思いますが、当社がより良いサービスを提供するには、良い人材で組織を作ることが1番の要因ですから採用は妥協できません。

6月からは秋口の採用を目指して「リサーチャー」の求人も掲載します。

時間がかかってもこの人ならと思える方に会えるまで、採用活動は手を抜かずに続けます。

2021年5月14日 (金)

サービス品質が生命線

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行動指標(Value)

  • 常にベストを尽くし、成長に向かってチャレンジする。
  • お客様とモニターの信頼と満足を第一に考えて行動する。
  • 社員の主体性と専門性で、付加価値の高いサービスを提供する。
  • 独自性の高いソリューションを積極的に創出する。
  • お互いの個性と人間性を尊重して助け合う。

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こちらが今から18年ほど前に設定した当社の行動指標です。

いま特に見て欲しいのは「お客様とモニターの信頼と満足を第一に考えて行動する。」と、「社員の主体性と専門性で、付加価値の高いサービスを提供する。」です。

そして、今期の基本方針は「デジタルマーケティングの固定収益事業の創出で収益の安定を図り、コンサル型リサーチの強化に努める。」です。

これらに共通する価値は「サービスの専門性と品質」と「お客様の満足」になります。

朝会等で何度も話していますが、当社の価値は他社よりもより良い品質の専門サービスを提供することであり、コンサル型リサーチまで機能と付加価値を高めて行くことです。

サービスの品質ではどこにも負けない。

お客様にご満足いただける、専門性と、責任感と、サービス精神で業務に取組むことです。

SG、RG、ST、GRの全員がこの意識を強く持って毎日の業務に取組んで下さい。

1人でもこの価値観に反するサービス対応をしてはいけません。

また、会社としてその様な意識や行動の欠如や、欠陥サービスを決して容認するつもりもありません。

そこが当社の生命線ですから、もう1度、全員の意識合わせをお願いします。

2021年5月12日 (水)

計画達成の戦術確認

今期のリサーチの売上計画は111%です。

ただし、これは案件を11%増やすというものではありません。

今期は4年ぶりにインターネット調査料金を8%値上げしたことが大きな変化です。

オフライン調査も継続で値上げが難しい案件もありますが、今回の値上げでリサーチの単価を5%引き上げられれば、案件数を6%増やせば11%の売上増になり、30Mの利益改善が作れます。

次に大きいのがTextVoiceの売上増です。

前期で12.5Mの売上を今期は30Mまで伸ばす計画です。

昨年度に機能改善を行うことで契約社が9社増えたので、今期は20Mまで見えてます。

それを鈴木さんにもうひと踏ん張り頑張ってもらい、30Mまで伸ばす計画にしています。

これが達成できると15Mの利益改善になります。

そして、MyELの売上も昨年度の15Mから20Mまで伸ばします。

日経テレコムでの販売開始で3Mは増えると思うので、単価の変更や販促であと2M改善すれば達成できる目標です。

これはそのまま5Mの利益改善になる計算です。

これらを足し上げると50M(30M+15M+5M)の利益改善になり、経常利益50Mの計画達成に必要な45Mの利益改善がクリアできます。

リサーチも、TextVoiceも、MyELも計画達成するにはかなりの工夫と頑張りが必要です。

しかし、どれも改善対策は打っているから50Mの経常利益は「実現可能な計画」だと考えています。

今期計画の実行シナリオはこんな感じです。

あとは毎日の実行のみですから1日、1日、頑張って行きましょう。

2021年5月11日 (火)

実質的な改善目標

今期の経営計画は売上を115%で伸ばして、50Mの経常利益を生むことです。

今の当社の人員で50Mの利益が作れれば、それなりに高い収益の会社といえるようになります。

昨年度で約40Mの経常利益があったので、50Mの計画であれば10M伸ばすだけだから難しくないように思うでしょう。

でも50Mまで持って行くにはかなりの努力が必要です。

その実情も経営会議と決算説明会で説明しましたが、改めてお話させていただきます。

昨年度の40Mの経常利益は4Qで特殊要因が発生したためで実力は26Mほどでした。

そして、新アンケートシステム構築で70Mの投資をしていて、これが6月から稼働するため5年間は毎年14Mの原価償却費と2Mの保守費用が生じます。

この新アンケートシステムの導入でMO利用料が3M減少するのと、今期は10か月分だから11Mの経費増になります。

そして、皆さんの昇給や人員増で10Mの人件費増も見込んでいます。

これらを計算すると45M(50M+11M+10Mー26M)の利益改善が必要になります。

月にすると3.8Mの利益改善でそんなに簡単なことではないですが、石井さんがアクションプランを説明してくれましたが、その通り進められれば出来る数字です。

だから簡単とは思わずに、でも無理と思うことなく「着実にやれば出来る計画」だと思ってしっかり取り組んで行きましょう。

まずは1Qの改善、上期で10M以上の改善が最低目標ラインです。

この数字も頭において頑張りましょう!!

2021年5月10日 (月)

4月の残業と遅刻

明石さんから4月の残業時間と遅刻の報告がありましたので共有します。

4月の平均残業時間は30時間でした。

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<1>4月の残業結果(添付:2021残業実施年間データ.xlsx)
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・平均残業時間: 30.1時間(一人当たり)
        昨年同月19.2時間より10.9時間増、前月43.0時間
・最長残業時間: 57.6時間1名(管理職除く)

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<2>4月の遅刻状況(添付:2021遅刻早退.xlsx)
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・遅刻:総 数 6(うち交通遅延4)
    実遅刻 2(2名)→1回2名
【参考】前月の遅刻総数12(うち交通遅延5)、実遅刻7

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36協定を守るため残業時間は45時間未満になるよう極力調整して下さい。

36協定では「月45時間以上の残業は年6回まで」です。

こちらが遵守できるように、会社も皆さんも心がけて参りましょう。

それから遅刻はいつも特定の3、4名に集中しています。

時間を守るのはビジネスの基本ですから遅刻(遅延証明含む)が多い方は注意して下さい。

以上、よろしくお願いします。

2021年5月 7日 (金)

組織力での発展

私が起業の準備をしていた1998年は、これ以上は無理というとこまで働きました。

そして、翌年の1999年に会社を作ってもらいましたが、社員は私と出向で来てくれた岡島さんと、アルバイト採用した五十嵐さんの3人だけで、資本金の3,000万円がなくなったらその時点で会社は解散する契約でしたから全くの自転車操業でした。

そのため会社が出来てからも4、5年は、あまり土日も休めずに遅くまで働く生活が続きました。

しかし、これは特殊なことではなく、起業や独立した人は誰でも同じような経験をしています。

それでも経済産業省のデータによると起業して3年後の生存率は38%で、5年後が26%、10年後には12%しか残らないのが起業の実態です。

なかなか厳しい数字ですよね。

(出所)https://takayuki.shinmoto.info/2018/08/sogyo_survival10/

起業する、独立するということは、自由と自分の時間、家庭との時間を大幅に制限して働いて生活するということです。

自由に自分の思い通りに、自分のペースで働けるということでは決してありません。

それは自分が23年間やってみた実感でもあります。

これは褒められたことではありませんが、私が起業後の23年間で休暇を取ったのは、夏休み、正月休み、忌引きを除くと、手術と、骨折と、肉離れになった時の3回だけだったと記憶しています。

風邪でも腹痛でも病気で休んだことは1日もありません。

もちろん休めれば休めたのですが、その責任の重さからいつも会社のことが頭から離れず、休みを取れる心の余裕がなかったのだと思います。

同期で会社勤めをしている友人と比べても、かなり特殊な働き方でした。

しかし、マイボイスコムも23期目に入り、伊藤忠グループに戻ることでだいぶ組織的な運営ができるようになったので、私の働き方も少し見直すつもりです。

もっと組織を強化して、組織力で成長し、発展できる会社になるように変えて行きたいと思います。

2021年5月 6日 (木)

起業の準備時期

私が社内ベンチャー制度を作ってもらって、社長、副社長にそれが事業として成り立つことを示すために与えられた時間は1年でした。

1998年4月から見ず知らずのインターネット事業部に移り、机1つとPC1台と300万円の資金をいただいて準備に取り掛かりました。

とは言ってもインターネットのイの字も知らなかったので、どこから何に取組んで良いかも全く分かりませんでした。

その頃に伊藤忠インターネットという会社が出来ていて、そこに出向していた岡島さんを居酒屋に呼び出してアドバイスをもらい、インターネット事業部にいた藤井さんと籾木に簡単なWEBとシステムを作ってもらって5月からモニター集めを始めました。

そして、若干のモニターが集まった7月から定期アンケートと営業訪問も始めて、お客様から無理に引き出したテーマに提案書を出して、受注したら調査票を作り、それをWEB画面にしてもらい、依頼メールを送り、データを回収して、集計・考察し、レポートを書いてお客様に報告に伺いました。

それを1人でやっていたから、1998年の4月から12月の9カ月間は土日もほぼ1日も休まずに、毎日22時、23時まで働いていました。

1年以内に何もないところから事業を作り、案件も取って数字を作らないとアウトでしたから、昼間は営業の外回りをして、夕方から提案書や調査票を作って、21時、22時から依頼メールを送ってから帰る生活でした。

仕事しかない無茶な生活でしたが、私も30代後半で気力も体力もあったし、意地でも社長にうんと言わせてやる、と思っていたから出来たのだと思います。

ある時にファミリーマートさんから小さな相談をいただき、これは絶対に取るしかないと思い、自宅で22時頃から提案書を書いて深夜の1時過ぎに送り、翌日の朝一番で「ご説明に伺いたので今日のどこかで30分だけいただけませんか。」と電話をしたら、「貴方は凄い仕事が早いねえ。それなら試しにやってみるよ。」とその場で発注いただいたこともありました。

そして、7~12月の6ヶ月で20社から案件も受注して、これはいいね。というご評価もいただいて、1999年2月の経営会議で全員一致でマイボイスコム設立のご承認を頂きました。

あれから22年が経ちましたが、こんな経験からどんなことでも必死にやれば何とかなる。という気持ちが心のどこかに残っている気がします。

長い職業人生では、これ以上出来ないとこまで仕事に打ち込む日々があっても良いのかもしれません。