皆さん、明けましておめでとうございます。お正月休みはゆっくりできましたでしょうか。さて、11回目の新年を迎えるにあたって、一言ご挨拶をさせていただきます。
(事業環境)
ネットリサーチはこの10年強でマーケティングリサーチ市場の3割を占めるまでに成長しました。また、マーケティングリサーチだけでなく、官公庁の社会調査や、大学等の学術調査においても数多く使われるようになりました。
しかし、これまで新しく効率的な調査手法として成長を続けてきたネットリサーチですが、リーマンショック後の大変に厳しい不況の中で、企業のマーケティング予算も大幅に削減されて厳しい市場環境が続いています。
そして、今年度は始めて市場が縮小になり、おそらく2桁の減少になると見ています。また、従来型調査会社との垣根も低くなり、市場競争が益々厳しくなってくるでしょう。
ネットリサーチは中長期的にはまだ成長する市場と言えますが、既に新市場として急成長するステージではなく、短期的には不況による市場縮小と過当競争に対応せざるを得ない状況にあります。
(当社の現状と課題)
今期は3Qまでで約15%の売上減少と約4千万円の経常赤字と大変に厳しい状況にあります。過去10年間の蓄積があるため財務的には問題はありませんが、現状の厳しい経営環境を認識した上で、事業の効率化を促進して早く収益を回復させなければなりません。
この厳しい経営状況に対応するため8月から継続的に戦略会議を開き、今後の方向性についてマネジャー間で議論を行いました。そして、当社の強みと方向性、具体的なアクションについて取り決めましたので、その方針に基づいてしっかり対応して行きたいと思います。
この会議での分析で分かった1番の課題は、「既存客のリピート率が大幅に低下していたこと」です。以前はリピート率が9割近くありましたが、この2~3年で5割まで低下していることが分かりました。
市場競争が厳しくなったことや、営業組織の大幅変更の影響があったと思われますが、「自分達のサービスが本当にお客様に評価され満足していただいているのか?」という視点で、サービスそのものについても、しっかり見つめ直して行く必要があるのではないかと考えています。
(当社の方針と対応)
当社は「生活者と企業のコミュニケーションメディア」のコンセプトの下、モニターを大切にして質の高い情報を提供することと、専門リサーチャーによるトータルなサービスに注力してやってきました。この2つは当社の基本的価値であり今後も変わることはありません。
ただ、この2つは抽象的で明確な差別化を図ることはできません。そのためもっと判りやすいメッセージとして、1)リサーチデータをリサーチ会社で1番多く持っていることと、2)独自のリサーチメニューを数多く揃えること、3)比較的リーズナブルな価格であること、を訴求して行くことにしました。
さらに、1)SGとRGの連携を強めた提案営業を強化することと、2)セールスフォースのCRM機能を使って組織的な顧客訪問と情報提供を推進することにしました。
この様な活動を着実に進めることで、お取引頂いたクライアントから「マイボイスなら安心して重要な仕事が任せられる」と思っていただける会社にして、リピート率の向上に努めたいと思います。
(皆さんへのお願い)
当社の様な専門サービス会社の収益は、私達がお客様にどれだけ満足いただけるサービスを提供できるかにかかっています。また、社員の皆さんがどれだけプロ意識と責任感を持って仕事に取り組み、生産性の高いサービスを実現するかが重要となります。
今年も当面は厳しい市場環境が予想され、効率性と収益性を重視した経営を行って行かなければなりません。そのため、各組織と個々人のパフォーマンスをしっかり把握した上で、皆さんの成果を公平に評価し、成果に見合った役割と処遇にして行きます。会社全体の最適化を図り生産性を向上させるには、この様な組織対応が不可欠だと考えています。
お客様に評価されご満足いただける専門性の高いサービスを提供することと、生産性の高いサービスを実現するため、皆さん自身の専門性向上と生産性向上への取組みをお願いします。また、業務改善を積極的に進めることで筋肉質で効率性と収益性の高い会社にして行きましょう。
(最後に)
厳しい環境の中で考え努力したことが実を結ぶ日が必ず来ます。設立11年目に厳しい環境にあり、皆で知恵を絞り、改善の工夫をしていることはある意味で有意義であり幸運なことなのかもしれません。
SGとRG連携の提案営業も成果が出始めていますし、「MyEL」も新規開拓の流れを生み出しつつあります。既存顧客のCRM対応も準備が整い1月から具体的なアクションが始まります。ビジネスサイトのリニューアルもPJチームで進めてSEOの成果も現れてきました。「Mind-Voice」や「目利き、死神分析」といった新しいメニューや、インテージとの資本提携もこれから効果が期待できるでしょう。
戦略会議の議論の中で、今後の方向性、具体的なアクション計画を取り決めました。まずはその内容をしっかりと遂行して、収益の基礎を固める良い1年にしたいと思います。2010年が実りある年になるよう全員で力を合わせて頑張りましょう!
以上、簡単ですが新年の挨拶とさせていただきます。
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