顧客情報 Feed

2021年9月21日 (火)

売上予測の大クレーム

お客様にとってどんな事業計画で、どんな売上が見込めるかの検討は真剣そのものです。

それは、その結果をもとに何億円、何十億円という投資をして、その後の事業に責任を持つ立場になることが多いからです。

そのために色々と調査も行って、色々なリスクも検討しながらシビアな検討を進めています。

そこにだいたいこの位かな、という様な現実から離れた金額を出すと大変なことになります。

新しい事業コンセプトがあり、そのターゲット層の消費者にアンケートをしたら、利用意向が何%で、購入単価が〇円で、購入頻度が年何回だから、それを掛け算したら〇〇億円になりました。

こんな安易な試算では事業化の検討に使える売上は推定できません。

それでは現実的にありえない様な数字が出てしまうし、これはどうなの、この市場の売上と比較して矛盾はないの、こんなケースはないのか、みたいにお客様から聞かれても答えられず、

「こんな売上予測を出してきて、ふざけるんじゃないよ。お前らは素人か!」と叱られてしまうでしょう。

私がCRC総研で経験したことを参考までお伝えします。

私の隣のチームで起きたことですが、伊藤忠さんがあるショッピングセンターの建設を考えていて、その施設の売上予測を依頼して来ました。

しかし、担当したリサーチャーはアンケートの結果などからだいたいこんな感じ、という数字を出したようで、それはその地域の実態から見てもあまりに現実とかけ離れたものでした。

その時に「ふざけるんじゃないよ。お前らは素人か!、事業投資を何だと思ってるのか!」的な大クレームになり、最後は社長が謝罪に伺うとこまで発展しました。

その担当者もふざけていた訳ではないですが、事前に手法の検討もしないで、自分流の感覚的な試算をしていたようで専門性が欠如していた仕事でした。

商業施設での売上予測には「ハフモデル」というアプローチが常識なのに、その担当者はそのことも知らないで、手法の調査もしないで自己流で対応したのが原因でした。

需要予測や売上予測はこれで良いというものはないのですが、幾つかの定石はあるし、確かにそうだよな。というロジックを組み立てることが求められます。

こんなケースではどんな分析手法があり、どんな手法が最適なのかの検討から始めるのは常識です。

皆さんも安易な売上予測は提案せず、プロとしてどんな専門サービスが提供できるかを良く学んでから取り組むようにして下さい。

お客様は真剣です。

そのシビアな要求に応えられることが専門会社としての役割です。

〇ハフモデル(商業施設の売上予測手法)

https://business-map.esrij.com/glossary/2021/

2021年9月17日 (金)

事業化(F/S)調査

リサーチャーの技術として、というよりリサーチ会社の機能として、新しい商品やサービス、事業の売上を推定することが求められることもあります。

これは一般的なリサーチ会社では少ないと思うし、本来はコンサル会社やシンクタンクが行う業務かもしれませんが、当社が伊藤忠グループに戻ったことで増えるように思われます。

それは、伊藤忠商事さんやそのグループ会社は、常に新しい事業を創出することを進めているからです。

こんな事業アイディアがあるのだけど、どの位の売上が見込めるのか、その値を推定し、イニシャルとオペレーションのコストも算定して事業計画を数ケースで作って、10年ほどの税引後利益でDCF分析を行って内部収益率(IRR)を求めて投資判断を行う。

これが事業化(F/S)調査になります。

F/S調査ではマーケティング戦略も作成するから、もちろん4PやSTPの整理も行いますが、投資で1番重要なのは事業収益が作れて、何パーセントで投資金額が回るかです。

そして、その1番のキーファクターがその事業でどれだけの売上が作れるかなんです。

お客様が新規事業のニーズを知りたいというのは、その商品やサービスの関心や利用意向がどの程度あるのか?

というだけではなく、その調査結果からどの位の市場規模が推定されて、どの位の売上が見込めて、それでどんな事業計画と収益計画が作れるのか、

というところまで考えることが必要なんです。

昔はDCF分析でIRRを計算するのも大型コンピュータを回すことが必要だったりしたのですが、今はエクセルでその計算はできるから、私達が求められるのは売上予測をどれだけロジカルに組み立てられるかまでだと思います。

事業計画をまとめて収益判断を行うのはお客様の方ですが、私達はどんな方法で需要予測と、売上予測を組み立てられるかの知識は必要になります。

あまり適当な書籍やセミナーもありませんでしたので、関連しそうな書籍を購入して回覧しました。

この様な事業計画作成の流れや、事業の投資判断の基準や考え方も自分なりに勉強してください。

より付加価値の高いプロを目指すということは、お客様が求める専門サービスの知見を自己の学習と業務を通じて蓄積して行くということです。

参考になりそうなファイナンスの書籍も購入して回覧しました。

皆さん自身の仕事を面白くすることでもありますから、是非、主体的な学びを進めて下さい。

2021年8月30日 (月)

メディア事業会社の設立

ご担当者から「先ほどプレスリリースを発行し、本日の午後記者発表をしますのでお知らせします。」という連絡をいただいた時に皆さんにも共有しましたが、伊藤忠商事さんとファミリーマートさんが10月に新会社を設立されます。

デジタルサイネージへのコンテンツ配信を行うメディア事業の会社です。

資本金が990百万円ですので大きな投資です。

この事業は昨年度から第8カンパニーさんで検討を進めておられて、当社もその事業性を評価するための調査をお手伝いして来ました。

それらの調査結果も踏まえて、事業化できるという判断をされて、10億円近くの投資で新しい会社ができるということです。

新しい会社が出来るということは、それだけの投資額がどうなるかもありますが、新事業がファミリーマートさんの収益構造をどう変えるかでもあり、そこに携わる人たちの将来がどうなるか、ということまでも影響します。

そんな大切な経営判断に、私達が係った調査結果が活用されているんです。

それだけリサーチという仕事は影響力があり、それだけ重要で責任のある仕事だということを自覚して1つ1つの案件に取り組んで下さい。

新会社が出来るのは10月ですが、うまく良い事業に、良い会社に育つといいですね。

当社としても事業が始まって終わりではなく、メディアのクリエイティブ評価や、広告効果の検証などで関われる様に積極的に提案をして行きたいと思います。

プレスリリース
◆伊藤忠商事 https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/index.html
◆ファミリーマート https://www.family.co.jp/company/news_releases/2021.html

2021年8月25日 (水)

TextVoiceのお客様評価

事業はやってみないと分かりませんが、だいたいこの位にしたいという強い想いを持って、粘り強く工夫と挑戦を続けて行くものなので、この位を現実的な目標としてイメージしながら進めます。

ただ、それが出来ると感じている根拠はお客様の反応と評価があります。

アサヒビール様や、アサヒ飲料様、キッコーマン様、ADK様、日経リサーチ様といった、マーケティングやデータ分析に強い会社が、これまでの「見える化エンジン」からTextVoiceに切り替えてくれたという事実は、それだけ役に立つツールだと認めてもらえた結果です。

これらのプロが良いツールだと認めてもらい、契約をしていただけたなら、あとはこのツールのAIDMAをどう進めるかを考えて実行すれば良いことです。

アサヒビール様で採用を決めてくれた室長は、私の15年来の親しい知人で、何回かプライベートで飲みに行ったりもしている方です。

とはいっても私との付き合いで導入を決めた訳ではなく、3ヶ月のお試し利用を通じて「TextVoiceについては、使用者の評判も良かったので導入することにしました。」との連絡をもらいました。

彼の部署はデータ分析のプロの集まりです。

彼らが評価してくれたのはとても嬉しいことですし、励みになります。

同社のリサーチやデータ分析のプロが良いと思ってくれたなら、今の17社を50社にする位であれば粘って頑張ればきっとできるな。

というのが私の今の感覚です。

この様な良いイメージを持ちながら事業を展開させて、3年後の50社、4,000万円の固定収益を実現させたいと思います。

2021年8月24日 (火)

TextVoiceの進捗状況

当社の中期戦略は「New Researchと言われる分野で新たな固定収益を作り、その上でConsultancy & Storytellerというコンサル型リサーチを実現する」ことです。

アドホック調査以外の収益源を作ることは、マイボイスコムの将来を考えると不可欠なことだと考えています。

そのため、当社は6年前からTextVoiceの開発投資を背伸びをしながら進めて来ました。

TextVoiceは、キッコーマン様、アサヒ飲料様、アサヒビール様、フジッコ様、クラシエフーズ様、ローソン様、アクサ生命様、AUじぶん銀行様、ぐるなび様、アマナ様、日経リサーチ様、ADK様、日本能率協会様といった著名な大企業への導入が進んでいます。

鈴木さんがUIの改善と営業で頑張ってくれたお蔭で、昨年度に年間契約は5社から14社まで増えて、昨年の12月から月次で黒字になりました。

その後も契約が進み7月時点では17社まで増えて月250万円の売上が出来ています。

年間にすると3,000万円の売上で、現在の損益分岐点は約1,700万円ですから変動費を見ても約1,000万円の事業黒字が見込まれます。

これまでの6年間で1億円近い累損を出しているので、年1,000万円の利益では十分ではないですが、それでも大きな赤字から黒字になった意義は大きいです。

TextVoiceは1番大きな損出の時には開発投資と人件費、広告・販促費等で年間▲2,700万円もの赤字を出していました。

それが1,000万円の黒字ですから、3,700万円の収支改善になります。

そして、契約数が50社になると売上が7,000万円で、4,000万円の固定収益が作れるので安定した経営になるでしょう。

昨年度の年間契約社が14社で、1年間で9社の増加でした。

このペースで伸ばして行けば、3年後に50社まで持って行ける計算になります。

このあたりを1つの目標にして、TextVoiceの事業を発展させたいと思います。

2021年7月20日 (火)

食品DX事業

昨日の朝会でも話しましたが、伊藤忠商事さんが事業化を進めている「食品関係の情報サービス事業(FOODATA)」の業務が動き始めました。

こちら伊藤忠さんのDX事業の1つで、当社も昨年度の下期から検証調査でお手伝いをしながら提案を続けてきたものです。

昨年度もかなり多くの食品についてデータ取得をさせていただきましたが、今期から本格的にサービスをローンチして営業を始められます。

複数の食品関連のデータを提供するプラットフォームを構築して、それらのデータを多くの食品会社に提供して行く事業モデルです。

当社はそのうち対象となる飲料や食品に対する消費者調査データを取得する役割を担わせていただくことになります。

また、このサービスにはMyELのデータも活用できる可能性がありますし、TextVoiceの分析機能も役に立てるかもしれません。

そんな当社のリサーチと経営資源も活用しながら、この新しい情報サービス事業の立ち上げをサポートして行ければと考えています。

このDX事業が成功すれば当社にも毎年大きな案件が来ることになります。

この様なDX関連の複数の事業に関与して行ければ安定した業務に繋がりますから、1つ1つの仕事に丁寧で誠実に取組むことで、DX関連の事業を拡げて行きましょう。

本件は石田さんと田井さんが中心で、大谷内さんや、宮前さんも入って進めて行く予定です。

皆さんの協力をお願いします。

2021年6月23日 (水)

モニターとの対面

デジタルサイネージ関連で220名ほどの方を対象にした会場調査(CLT)を実施しました。

石橋さん、吉田さん、高見さんが中心に実施してくれて、他のRGの皆さんもオフライン調査を経験するために参加してもらいました。

このプロジェクトはとても重要なので、私もどんな感じで進んでいるのか現場を見ておきたいと思って1クルーの2時間だけ見学させてもらいました。

これまでの経験を踏まえてしっかり準備してくれていたので、参加モニターの欠席率も非常に少なくて、お店での買い物行動を観察してみましたが、皆さんちゃんと真面目に対応してくれていて、大変ありがたいと思いました。

この様なオフライン調査に出てみると、いつもWEBアンケートに答えていただいているモニターの方々が、数百件、数千件のかたまりではなく、1人、1人の生活者の集まりであり、この様な沢山の方の理解と協力で当社のビジネスが成り立っていることを実感させられます。

当社の重要な行動指標の1つに以下があります。

「お客様とモニターの信頼と満足を第一に考えて行動する。」

この意識と行動がモニターの皆様が真面目に回答していただくための条件で、それが良い品質のデータになり、私達のサービスの品質に影響するために設けた指標です。

しかし、リアルな場面でモニター1人、1人と出会うことで、データの品質とかだけでなく、こんな人達がわざわざ貴重な時間を使って回答してくれているなら、答えていただいたデータをしっかり有効に活用しないといけないな。

という想いになるなると思います。

そういう面でも、皆さんにはリアルなオフライン調査も色々と経験して欲しいと思います。

2021年6月 3日 (木)

113,618件

「113,618件」という数字が何か分かりますか。

これは当社の掲示板(フォーラム)にモニターが書き込んだコメントの件数です。

この掲示板はモニターサービスの一環として2000年頃から初めて、私が21年間もずっと管理人をして来たのですが11万件というのはなかなか凄い数字だと思いませんか。

この件数を21年で割ると年5,410件で、1日平均で15件の書き込みがあったことになります。

途中では1部の方に荒らされることもあって、21年間続ける中では色々と大変なこともありましたが、貴重な意見や心温まるやり取りもあって私自身も楽しめましたし、いつもは何千件、何万件という数字でしか見えないモニターの1人1人の人間を感じられる貴重な場所でもありました。

ただ、SNSの普及などの影響もあって、この数年は参加されるモニターも減り、1週間に数人の書き込みしかなくなりました。

また、今回の新アンケートシステムでも検討はしてもらいましたが、開発に150万円もかかるというので一旦は閉鎖することにしました。

当社の1つの行動指標が「お客様とモニターの信頼と満足を第一に考えて行動する。」であります。

モニターの信頼があってはじめて良いデータが回収できて、当社サービスの品質が確保できます。

そのためモニターの皆様を数千件、数万件のデータとしてだけ見るのではなく、そこには数千人、数万人の人がいて、そのご理解とご協力のもとで私達の業務が成り立っている。ということに感謝の気持ちを持って業務に取組んで欲しいと強く思います。

そのため、またあまり費用がかからない方法が見つかれば掲示板を再開させたいと考えています。

あと5日間でこの21年続いた掲示板も廃止になるので、その前に1度覗いてみて下さい。

そして、いつも調査をお願いしている「マイボイスパネル」には1人、1人の生活者がいることを実感して下さい。

2021年3月12日 (金)

上田教授のFACEBOOK

Content

=====

大阪学院大学の喜田昌樹先生の増補改訂版『ビジネス・データマイニング入門』(白桃書房)。経営とデータマイニングを色濃く結びつけた書籍です。私自身、自分でModelerの操作をすることから離れて久しいですが、この書籍でまた操作してみたいと思うような感じがします。有り難うございました。それにしても私は、書籍の写真を撮るのが下手だなぁ・・・と思います。あっ、テキスト・マイニングは、マイボイスコムのテキストボイスを実際に使っていますよ。

=====

こちらは学習院大学 経済学部の上田隆穂教授のFACEBOOKで書いてくれたコメントです。

上田先生も消費者行動研究で著名な学者で、私はもう15年前からの知り合いでお仕事もいただいています。

3年前に「テキストマイニング(TextVoice)」を紹介に行ったら気に入ってくれて、残った研究費用で、先生が定年退職するまでご利用できるという特別条件で導入いただきました。

先生のFACEBOOKにはマーケティングや消費者行動研究の学者が沢山友達になっているので、こんな風に情報発信していただけるのはありがたいことです。

こんな気配りをしてくれるのも上田先生の魅力的なとこなんですよね。

最近は学会のカンファレンスもないのでお会いする機会がないですが、感謝したいと思います。

2021年1月26日 (火)

大規模な行動付随調査

伊藤忠さんのお仕事で、2月に大規模な「行動付随調査」を行います。

2月の中旬と、2月の下旬の2回、それぞれ1,500人の合計3,000人を特定の店舗に送客をして、買い物行動をしていただいた後で、あるテーマのWEBアンケートに答えていただくものです。

これだけ大規模な行動付随調査は久しぶりですが、とても重要な調査になりますので、慎重に準備を進めたいと思います。

こちらは営業は吉田さん、リサーチは石橋さんが担当し、私もお客様との調整役として参加しています。

伊藤忠さんがリテール事業を強化するという方針で動いていますから、モニターにお店を訪問してもらい、買物行動もしてもらってから、その訪問と買物のエビデンスを入力してからWEBアンケートに回答するという「行動付随調査」は有効だと思います。

どれだけの方が参加登録してくれるのかや、登録してくれたモニターがどの程度の歩留まりで実施してくれるのかや、どんなエビデンスをお願いするのが良いかなど、「行動付随調査」ならではのノウハウもあるので、このあたりは石橋さん等の経験者から情報共有するようにして下さい。

「行動付随調査」はリアルとネットを融合した調査手法です。

最初は私が食品会社に営業訪問していた時に、ご担当者から「ネットの画像では味や触感などが伝わらないから商品評価は無理だよ」と言われて、「それなら近くのお店で買ってもらうのはどうでしょう?」という遣り取りで作ったメニューです。

この調査手法のノウハウも営業の皆さんも、リサーチャーの皆さんも共有して、積極的に提案して行きましょう。

まずはこの2月の3,000人を動かす調査をしっかり成功させたいと思います。

関係の皆さんの協力をお願いします。

2021年1月19日 (火)

アカデミック調査

当社は1998年の創業当初からリサーチャーによる一貫したサービスと、データの品質管理に注力してきました。

というより私自身が15年ほどリサーチをやってきたので、インターネット調査になっても大切なのは調査設計や分析や提案のできる技術力であり、良いデータを集めることだと思っていたので、それが大切だと言い続けて来ました。

一方ではリサーチ経験のないリクルート出身者がマクロミルを作り、売れるリサーチとして、早さと安さと装置化を進めて、その方が訴求しやすかったため、インターネット調査はそちらの方にかなり傾いた市場になっています。

特に広告代理店ではこの様なリサーチを求めていたので、早さと安さと自動化の戦いが主戦場になり、そこでの優位性が事業拡大に結び付いてきました。

しかし、お客様の課題に対して適切な設計や分析ができること、できるだけ良いデータを集めることは、今でも大切なことですし、その様な品質のサービスを求めているクライアントは沢山おられると私は信じています。

当社は大学の学術調査の売上比率が増えていて、最近ではリサーチ売上の3~4割が大学となっていて、それが当社の1つの特徴にもなっています。

複雑で高い信頼性が求めら れる学術調査にも積極的に対応してきて、これまで約120の大学から1,000件以上の学術調査のご依頼をいただきました。

毎年4回のCS調査をお願いしていますが、大学のお客様の評価は4段階評価の「3.8」をいただいて、多くの先生方から毎年継続して調査のご依頼を受けています。

大学の学術調査は複雑で面倒で、知恵とノウハウが求められる仕事です。

決して効率的な仕事ではありませんが、そんなご要望にしっかり応えて行くことも、当社の役割なのだと思います。

大学の学術調査も通じて社会に貢献できるように、リサーチの技術力向上に努めて参りましょう。

======

〇学術調査(アカデミック調査)の紹介ページ

https://www.myvoice.co.jp/service/solution/academic.html

2020年12月16日 (水)

DX事業のデータ取得調査

伊藤忠商事さんがある商品分野の情報提供サービスを検討しています。

いわゆるDX事業の1つに該当する構想です。

こちらはまだテストマーケティングの段階ですが、こちらの情報サービスで活用するデータ所得のお仕事を受注することができました。

「このDX事業が成り立つかどうか、どんな4Pが有効なのか」を調べたいという事業評価の調査ではなく、そのDX事業で多くのクライアント様に提供するデータそのものを回収して提供する業務です。

この事業が成功して、継続的な事業になれば、当社にも安定的なデータ回収の仕事が入ります。

リサーチ事業は受託産業で、1つ1つの課題に対して受注し、1つ1つの案件の生産活動を行うことが求められる仕事です。

これはこれで大切な仕事なのですが、会社の経営という面では安定し難いという特性となります。

そのためにインテージさんは「パネル事業」という安定した固定収益事業を作って成長しました。

当社もその様な安定収益を作るために、TextVoiceの開発に投資をしてきましたし、MyELの収益化にも注力しているところです。

そして、今回の様なDX事業に定期的にデータを供給するビジネスも、安定収益に結び付くものだと考えています。

こちらは石田さん、田井さんを中心に対応してもらっています。

製品の画像制作では平さんに買出しをお願いして、高見さんに写真撮影のノウハウを提供してもらいました。

ちょっと急ぎの仕事にはなりますが、しっかり対応して良い信頼を築いて行きましょう。

2020年12月 9日 (水)

電通リテールマーケティング様

このところは色々な企業との協業を作ることに注力しています。

ベルシステム24様とはTextVoiceでの協業、WingArk1st様や日本経済新聞社様とはMyELデータでの協業を進めています。

そして、電通リテールマーケティング(DRM)様とも私と石井さん、石田さんの3人で何度か協議の打合せをしています。

彼らは電通グループの会社ですが、1年程前に伊藤忠さんが20%出資をしています。

そして、伊藤忠さんから1名の出向者もいることから、その方を通じて話し合いを始めました。

DRM社は主にID-POSデータをもとに分析と提案を行う会社です。

ここに当社のインターネット調査で定型的で安価なメニューを作ることが出来ないか検討しています。

ID-POSデータでは消費者の購買に関する実態が詳細に分かります。

しかし、それは過去から現在の行動だけですから、その行動がどうして起きているのか、どんなサイコグラフィックな消費者が、どんな気持ちで動いていて、今後どんな風になりそうか。

そんな、なぜ、なに、どうして、が分からなければ改善の打ち手が分かりません。

そんなところを当社のインターネット調査で補えるメニューを作るため知恵を絞っています。

こんな活動も通じて、リサーチ分野でも新しい流れが追加できればと思います。

TextVoiceとMyELデータで固定収益を作り、リサーチも売上を伸ばし、トップラインを引上げることで事業規模と収益を拡大させる。

社員の皆さんを始めとする当社のステークホルダーがハッピーになるため、この戦略をしっかり実現させます。

2020年11月19日 (木)

IDEATHON

ウィングアーク1st社は独自のBIツールを持ったシステムの会社で、伊藤忠さんも2年ほど前に投資をしている会社です。

先日そこのアライアンス事業と戦略担当の4人の方と、当社は石井さん、石田さん、鈴木さんと私の4人でIDEATHONをやりました。

アイデアソン(IDEATHON)とは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語で、アイデアとマラソンを合わせてアイデアソンと名付けられたものだそうです。

朝の9時から13時までの4時間で、両社でどんな協業が出来るのか、各自の自己紹介→各社の業務紹介→各自が考えた事業アイディア、をやり取りしながら具体的なアクションを考えるものでした。

彼らには下記の様なBIツール等のシステム資源があり、当社にはMyELの多ジャンルのモニターIDで紐づくデータがある。

そんな2つの資源を組合わせて新たな価値を生むサービスと事業が作れないか話し合いました。

最初は4時間も打合せをしてどうするの?

と思っていましたが、割と楽しくアイディアと知見を出し合うことが出来て、ではいつまでに何をどうするまで決めることが出来ました。

こちらも、これから継続的に情報交換をしながら作業を進める予定です。

こんな活動も進めることで、新たな付加価値を生み出して行きます。

〇ウィングアーク1st BIツール

https://www.wingarc.com/product/bi/index.html

2020年11月 6日 (金)

訪問ヒアリング調査

自分があれは頑張ったなと思う案件の実例を紹介します。

お客様はある大手の住宅設備メーカー様でした。

その会社は私が知人からマーケティング部長を紹介してもらい、その方から小さな調査案件をもらって、それを120%でやり切って小さな信用を付けて、それを契機に継続的に調査のお仕事が頂けるようになりました。

そして、そのマーケティング部長が他部署の方にも私を推薦してくれるようになり、色々な部署から調査案件を受注して、毎月、何度も訪問していました。

お取引が始まり2年ほどした頃には、彼らの戦略会議にもオブザーバーとして同席させてもらい、「競合のXXX社に勝つためにXXXをしたらどうか」みたいなところに、社外からは私1人が参加しているようなこともありました。私が30歳の頃だったと思います。

そして、4、5年ほどした時に、販促課長から「大変重要なテーマがあるのだけど、高井さんXXXの調査をこの期間で何とか4ヶ月でできないかな?」という相談がありました。

その会社の流通チャネル政策を見直すかどうかの重要なテーマでした。

東京圏と大阪圏で工務店や販売店を400件訪問面接して、販売現場の実態を明らかにするというものでした。

4ヵ月で400件の訪問営業を行うことなので、やれるかどうか分かりませんが、いつもお世話になっているH課長からの依頼ですので断る訳にもいきません。「Hさんの依頼ですからやれるかどうか分かりませんが、全力でやってみます。」としか答えられませんでした。

そして、私をリーダーに4人の体制を組み、クライアント様からも4人の専任スタッフが組まれて、同社にプロジェクトルームを作って8人専属で作業を開始しましたが、工務店などにテレアポをしてもがんがん断られてアポが取れません。

それでも8人で知恵を絞りながら2人1組で毎日アポを取って訪問して、本当に死にそうな想いをしながらも何とか400件の個票を作り、最後は私が会社に3日間泊まり、徹夜でデータを分析して、レポートを書いて納期に間に合わせました。

さらに、それを同社の社長も出席する役員会議で報告させてもらいました。

まだ34歳の私は緊張でプレゼン前にトイレで吐きそうになりましたが、1時間のプレゼンはかなり落ち着いて説明できました。

調査結果は非常に評判が良くて、責任者であった専務さんが役員会を中座して来てくれて「高井さん、この短い期間で良くやってくれました。これで社内は1つにまとまると思います。本当にありがとうございました。」とねぎらってくれました。

その時はやり切った感もあって、涙が出るほど嬉しく思いました。

私にその難しい仕事を依頼してくれたH課長は、その後、その大会社の社長、会長となり、今年の6月に相談役になりました。

自分がマイボイスコムを起業した時には応援もしてくれて、その会社の社長になってからも何度か食事をさせてもらいました。

こんな素晴らしい方との繋がりが出来たのも、リサーチの仕事に熱意と責任感を持って取り組んだからです。

皆さんもしっかりしたリサーチが企画・遂行できて、その結果を踏まえて提案なりアドバイスできるようになると、色々な広がりを作れる機会もあると思います。

2020年10月30日 (金)

電源地域調査

日本建材産業協会の仕事で良く覚えているのが、電源地域関係の調査です。

これはその当時の通産省の予算で3年間やらせていただいた調査なのですが、電源地域という原子力発電が立地する自治体に対して、国がかなりの予算を付けていて、各地域をある分野で技術支援する様なお仕事でした。

こちらも協会内に10人ほどの委員会を作り、委員は通産省の役人、対象自治体の役人、大学教授、設計事務所、ゼネコン、それに協会の会員メーカー等の役員や部長クラスの方々でした。

そんな委員会を年に6、7回開きながら調査をして、提案をするようなお仕事です。

私は対象地域の住民調査を郵送調査と、現地に行って関係者からのヒアリング調査をして、それらの調査結果を委員会で報告しながらレポートをまとめるものでした。

原子力発電は福井の敦賀や、北海道の泊、愛媛の伊方等のあまり普段行けないようなかなりローカルな地域に行けたのは貴重な経験でした。

そこに住設メーカーの部長や役員と2人で出張し、1泊2日で現地ヒアリングをする仕事です。

仕事でこんな地域に行って、そこの役所や電力会社や地域関係者から色々な話が聞けたのも、大学教授やメーカーの役員と色々な話が出来て、仲良くなれたのも良かったです。

またこの仕事を通じて、原発での国からの巨額の補助金がその地域をおかしな感じにしていると思うことも色々とありました。

委員会運営は偉い人達の前で提案したり報告したりする業務なのでかなり神経も使いますし、調整力やコミュニケーション力も必要でした。

地道なリサーチというより、色々な人や組織の考えをデータをもとに調整するコンサルの様な仕事でした。

世の中にはこんな仕事もあるので、少しづつ当社の仕事の幅も広げて行ければと思います。

2020年10月29日 (木)

産業ビジョン作り調査

これはあまりリサーチ会社としてはやらない業務だと思いますが、こんなリサーチ関連の仕事もある、ということで紹介します。

私は(社)日本建材産業協会という業界団体の仕事も沢山やらせていただきました。

もともとはある方から紹介を受けて営業に行き、小さな調査の仕事からやらせて頂くうちに、そこの通産省から天下っていた専務理事に気に入ってもらい、沢山のお仕事をいただけるようになりました。

色々な業界が業界団体を作っています。

そこの業務には業界を発展させるための調査研究という業務があるのですが、20人ほどいた事務局の方は殆どが会員企業からの出向者で、2~3年で入れ替わってしまいます。

そのため業界の調査研究といっても自力ではノウハウもないため、だいたいはシンクタンクやコンサルに企画段階から業務を委託しています。

そんなリサーチの仕事を3、4年していたら専務理事から「業界の産業ビジョンを作るので手伝って欲しい」との相談をいただきました。

1年がかりで本委員会といくつかの小委員会を作り、そこでの議論も踏まえながら10年先にこうなる、というビジョンを作るという仕事でした。

事務局の方とのコワークでしたが、調査系のところと、業界の市場規模予測のシミュレーションは私が担当しました。

本委員会は大手住設メーカーの社長とか専務とかがメンバーで、そこでも専務理事から「何か詳細な質問が来たら高井さん答えてね。」みたいな感じで隣に座り黒子を務めていました。

産業ビジョンもまとまりレポートも完成したら、それを業界紙などに記者会見することになり、その雛壇には協会会長のトステム会長と協会の専務理事が発表したのですが、そこにも「何かあったら頼むね」という感じで座らせられたりしました。

広告代理店はこんな仕事多いみたいですが、リサーチ系でも似たような黒子の仕事もあります。

皆さんもこんな仕事してみたいですか。

2020年10月28日 (水)

アアカデミック調査ページ

当社リサーチの1つの特徴は、大学の先生方の学術調査の比率が高いことがあります。

おそらくリサーチ売上の約3割強が大学の先生方からの調査で、その比率は徐々に増えているように思います。

大学の先生方はインターネット調査に対して、早さと安さを1番には求めておりません。

それよりは、しっかりした調査データをどの様にして聴取するか、複雑な調査設計にもしっかり対応してくれるか、という方を重視されておられます。

そういう面で、リサーチャーがしっかり対応することと、データの品質をできるだけ良いものにして行くことに創業以来で注力してきた当社の方針とも合致しています。

そして、皆さんが責任感と専門性とサービス精神をもって対応してくれていることが、先生方の口コミなどを通じて当社への引合いが増えている要因なのだと思います。

今回、ビジネスページの「アカデミック(学術)調査ページ」のリニューアルをしました。

京都大学の依田教授や、横浜国大の寺本教授、慶応大学の清水教授、それに、2年前からお取引きしている吉田秀雄記念財団の実績を実名で使わせていただいたので、先生方にとっては信頼性の証になっていると思います。

こちらは、吉田さんと川島さんが中心になって進めてくれました。

皆さんも新しくなったこちらのページを確認して下さい。

=============

当社では設立当初から専門リサーチャーによる一貫対応と、パネルと回収データの品質管理に最大限の注力をしてきました。そして、複雑で高い信頼性が求めら れる学術調査にも積極的に対応しており、リサーチ案件の約3割が大学や研究機関のご依頼という特徴もあって、学術調査の経験と実績が豊富です。
研究課題に対してどの様な調査をすれば良いかもお気軽にご相談下さい。皆様の研究調査に誠意と責任を持って対応させていただきます。

<お取引大学数>
120
大学以上
(2020年3月時点)
<累積調査実績>
1,000
プロジェクト以上
(2020年3月時点)
<顧客満足度>
3.8
4段階評価
(2017~2019年度)

〇アカデミック(学術)調査ページ

https://www.myvoice.co.jp/service/solution/academic.html

2020年10月12日 (月)

オンライン医療の日経掲載

10月1日の日本経済新聞に当社の「オンライン医療の1万人調査」が掲載されました。
 
テレビや新聞などの有力なメディアに記事掲載されることは、当社の認知度向上と信頼性強化に役立つことだと考えています。
 
それなので、これからも調査結果の情報発信を続けて行きます。
 
調査を企画してくれた永森さん、メディアへのリリースをしてくれた明石さん、ご苦労様でした。
 
これからもよろしくお願いします。
======

遠隔医療の利用意向、3割に 民間調査

インターネット調査会社のマイボイスコム(東京・千代田)によると、オンライン診療や医療相談など遠隔医療の経験者は6%にとどまった。一方、利用意向のある人は3割にのぼった。新型コロナウイルスの感染拡大で通院を控える人が増えており、オンライン診療の潜在需要が高まっている。

マイボイスコムが9月、10~70代の男女を対象に調査し、1万178人から有効回答を得た。

パソコンやスマートフォンを使って医師や医療機関から診察を受けたり、相談をしたりする遠隔医療について(複数回答)、経験者は6%にとどまった。過去1年の経験の内訳をみると、オンライン診療にあたる「オンラインで医師に診察・薬の処方をしてもらった」(1%)、遠隔健康医療相談にあたる「医師・医療従事者へのオンラインでの相談(診察や処方はしない)」(1%)との回答があった。

「サービスがあることは知っているが、今までに利用したことはない」の回答は62%を占めた。「サービスがあることを知らなかった」は30%だった。・・・・・・

〇日本経済新聞 10月1日

2020年9月14日 (月)

大型CLTの状況

Kimg0377

現在、大型会場調査(CLT)と出口調査の真っ最中です。

先週も火曜日、水曜日と出口調査で、CLTも金曜日に4グループ、土曜日に6グループを実施しています。

こちらは石橋さんと吉田さんが中心になり、外部の方にも1部お願いをしながら遂行しています。

土曜日は6グループものCLTがあるというので、どんな様子か気になったので私も2午後のグループだけ見に行きましたが順調に進んでいて安心しました。

こちらの写真は土曜日に実施した会場の様子です。

24名収容の会場に、コロナ対策で定員の半分の12名分のノートパソコンを設置しています。

そして、来場者には1人1人体調の確認をして、検温と消毒もお願いして、席には飛沫防止のシートもしています。

40グループもの大規模なCLTは当社としても初めてでですが、そこにコロナ対策も加わることで本当に大変な仕事になりましたが、石橋さんや吉田さんの工夫で何とかうまく進んでいます。

今回の大型案件で実績を作れば、伊藤忠さんから大型案件のお引合いも頂けるようになると思います。

まだ先週の土曜日で半数が終わった折り返し点ですが、引き続き頑張って行きましょう。

石橋さん、吉田さん、関係の皆さん、よろしくお願いします。